その場合、お留守番の猫に負担がかからないのはどちらでしょうか。猫を預けるときにかかるお金と注意するポイントをまとめます。
お留守番の猫を預けるには1:ペットホテルを利用するときのお金は?
猫を預けるペットホテルの形態は3種類あり「動物病院と併設しているもの」「ペットサロンと併設しているもの」「ペットホテルだけ運営しているもの」があります。それぞれのペットホテルの相場は、以下のとおりです。《ペットホテルの相場》
・動物病院併設:1泊3000~5000円(連泊になると割引になる場合あり)
ペットフードの持ち込みが必要となるケースが多いです。
・全国展開のペットサロン併設:1泊7500円程度(頭数が増えると割引になる)
ペットフード込みの料金ですが、持ち込みも可です。
・ペットホテル:1泊3000~8000円(個室の広さを選べるサービスを設けている場合あり)多頭になると、追加料金が必要。ペットフード込みの料金ですが、持ち込みも可です。
●猫をペットホテルに預ける際の注意点
「犬は人に付き、猫は家に付く」といわれるほど、猫は環境の変化が苦手な動物です。いつもと異なる場所に預ける時点で、ストレスを感じてしまう可能性が大きいことは理解しておきましょう。
もし、高齢猫や病気療養中の猫をペットホテルに預ける場合は、なるべく馴染みのあるところを選んだ方がよいでしょう。行きつけの動物病院がペットホテル併設型というのが理想的ですが、もし、ペットホテルサービスをしていなくても、事情を話せば預かってもらえることもあります。
お留守番の猫を預けるには2:ペットシッターを頼むときのお金は?
自宅に猫を置いたままで、ペットシッターに食事やトイレ清掃などの世話をしてもらうというサービスも増えてきました。環境が変わるのを最も嫌う猫にとっては、自宅にペットシッターが来てくれる方が好都合かもしれません。《ペットシッターの相場》
・初回登録料:約1000円
・1時間あたり約3000円(2頭まで)
・2頭以上になると1頭増えるごとに追加料金500~600円が発生
・1時間を超える場合、30分延長するごとに追加料金1200~2000円が発生
・出張料:実費
・駐車場:コインパーキング代がある場合請求あり
上記よりもさらに手厚い「ペットシッターお泊りサービス」もあります。その際は、飼い主の要望を聞きながらのオーダーメイド料金となります。モデルケースでは2万~3万円ほどが目安のようです。
●猫をペットシッターに預ける際の注意点
もし、猫の世話になればペットシッターを頼んだとしても、飼い主にとっては、以下の点で抵抗を感じる場合があるかもしれません。
・自宅の合鍵を第三者に渡すこと
・もし、盗難や何か別のトラブルが発生したときの不安
・猫が知らない人と過ごしてストレスを感じる
これらのことは、サービスを提供する側のペットシッターさんも、熟知しているはずです。事前ヒアリングなどを十分設け、お互いの信頼関係を作りましょう。ただ、どうしても気が進まないと感じるのであればサービス利用を諦めた方がよいでしょう。
お留守番の猫を他人に預ける場合の注意点
実際、やむを得ない事態で、ペットホテルやペットシッターに猫を預けることになったとしても、猫は事情を理解できません。環境の変化が苦手な猫にとってみれば、ペットホテルもペットシッターも「どうして!」「いつもと違う!」ということで、ストレスを感じてしまうかもしれません。飼い主さんが帰ってきても、安心して寝られなかったり、食欲がなくなったり、粗相をしたりといった問題行動が見られることもあります。
対策としては、出かける前は「事情があり、2~3日家を空ける」、帰ってきてから「お留守番ありがとう」「安心してね」と猫に必ず伝えるようにしましょう。