東京の寺町
東京には寺が密集している地域がいくつかあります。江戸が広がっていくにつれ、寺をある一定の場所に集めることが多かったからです。江戸は大火事が多く、焼けた寺が引っ越して寺町を形成する、ということもしばしばあったようです。散歩をして楽しい東京の寺町をいくつか上げます。
1.谷中
天王寺の夕暮れは谷中で一番美しいと思います |
・谷中散歩は紅葉シーズンがおすすめ
2.南千住・北千住
千住は昔の宿場町で、かつての街道沿いに、謎めいた寺や神社が数々あります。とりわけ、南千住の小塚原には、かつては処刑場もあり、ミステリアスなスポットとしても有名です。
・千住の散歩情報
3.千歳烏山の寺町
京王線の千歳烏山駅から少し歩いたところにあります。こちらは関東大震災後にできた寺町で、壊滅的な被害を受けた下町エリアから引っ越してきた寺が立ち並び、静けさに満ちた別天地となっています。
・千歳烏山の寺町情報
東京の寺で見られる仏像
上野、護国院の仏像は、常時拝観可能です |
お勧めは以下の寺です。
1.護国寺(護国寺)
元禄時代の本堂が残り、仏像も多様です。本尊の如意輪観音などいくつかの仏像以外は、いつ行っても見られます。
・護国寺のホームページ
2.護国院(上野)
上野と谷中の中間くらいにある江戸建築の寺です。こちらのお堂も常に開放されており、大黒天などの優れた仏像をいつでも拝むことができます。
・護国院の詳細情報
3.五百羅漢寺(目黒)
東京では珍しく拝観料がかかりますが、江戸時代の優れた仏像を数々見ることができます。さまざまな表情の羅漢さんたちや、かわいい表情の巨大な釈迦如来像などが見所です。
・五百羅漢寺のホームページ
※目黒地区は東京では有数の仏像地帯で、近くの目黒不動尊のお堂もいつも開放されており、本尊以外の多くの仏像を見られます。また、よい石仏のある寺も数々ありますので、仏像マニアの方は1日ゆっくり歩いてみてください。