寺・神社/はじめての寺・神社

パワースポット

パワースポットは新しい言葉のようですが、実は、日本古来の神社や寺は、多くがパワースポットなのです。山、樹木、森、湧き水など、神様とみなされるものが住む場所が、伝統的なパワースポットです。

吉田 さらさ

吉田 さらさ

寺・神社 ガイド

お寺、神社、仏像、宿坊に関する単行本と雑誌記事をメインとして執筆と写真撮影をしています。「散歩の達人」、「一個人」、「文藝春秋」。「クレア」など、幅広い読者層の雑誌に執筆経験あり。朝日カルチャーセンター新宿校にて「吉田さらさのふわり寺町めぐり」など、各種講座も開催中。

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パワースポットとは

ここ数年、パワースポットとかスピリチュアルスポットという言葉をよく耳にします。これには風水などによる難しい定義もあるようですが、わたしはその方面の専門家ではないので、詳しいことは正直言ってわかりません。しかし、あちこち旅をした結果、古くからの神社や寺の一部には、確かになんらかの特別な霊気が存在すると思うようになりました。

この記事では、わたしが考えるパワースポットの定義と、自分なりのパワースポットの探し方、古代から聖地とされてきた場所をご紹介します。歴史的な聖地には神社や古い寺があり、現在もパワースポットとして訪れる人が多いようです。

パワースポットは自分の感性で選ぼう

「そこに行くと、何か神聖なものの気配を感じる」
「そこに行けば、不思議と心が穏やかになる、もしくは元気になる」

これがわたしなりの「パワースポット」の定義です。ほかの方にはまた違った定義があるでしょうし、人によって感じるものは異なります。誰かにとってはものすごくパワーを感じる場所が、別の人にとってはそうでもないということも多いでしょう。
鎌倉、佐助稲荷。わたしはここが大好きだが、お稲荷さんは恐いので近づきたくないという人もいる。感性は人それぞれ

たとえば上の写真は、鎌倉の佐助稲荷です。蛭が小島に流されていたころの源頼朝の出世を助けたということで、佐助(幼少期、頼朝は佐殿と呼ばれていた)稲荷と呼ばれるそうです。ここに行くと、わたしも、不思議と嫌な気分を払拭して前向きになれるのですが、中には、「何だか気持ちが悪くて行く気になれない」という人もいます。

つまり、ここには確かになんらかのパワーがあるのだが、人によって、それをプラスに感じたり、マイナスに感じたりする、ということではないかと思います。つまり、100人いれば100のパワースポットがあるので、既存の情報だけを鵜呑みにせず、各自の感性で自分なりのパワースポットを探せばよいのではないでしょうか。

口コミによる全国のパワースポットガイドです。マイ聖地探しの参考に

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