第一印象がよい人は姿勢がよい? 好印象を与える姿勢・損をする姿勢
姿勢の良さは見た目の印象を大きく左右する
頭から足元までが自然にまっすぐ伸び、目線が前を向いて、余計な力みを感じさせないよい姿勢は、健康的で明朗快活、自信に満ちた人だという印象を与えます。さらに笑顔がプラスされると、好感度もグッと上がることでしょう。
一方で、姿勢に問題がある場合はどうでしょうか。首が亀のように前方に傾き、背中が丸まって目線が下方に向いていると、「何だか暗くて、元気がない人」「自信がなさそう」といった悪い第一印象を持たれやすくなります。実際には違っても、第一印象のせいで損をしてしまいますよね。
よい姿勢は、見た目の印象を一気にあげてくれます。まずは自分の普段の姿勢を鏡などでチェック! スマホユーザーに多い悪い姿勢と、簡単にできる直し方のコツをご紹介します。
見た目印象が悪くなる3つの姿勢・直すための簡単テクニック
姿勢を作るのは、普段の生活習慣です。姿勢が崩れると見た目だけではなく、肩こりや腰痛など生活に支障が出る場合も少なくありません。ここでは姿勢に影響する3つのポイントを挙げてみます。1つでも当てはまるものがあれば、日頃の習慣から改善するように心がけてみましょう。
1. 暗い印象を与える「首の前傾」は、スマホを持つ位置で改善!
首が前に傾いて、下を向いていることで起こる「ストレートネック」。首の骨が持つ自然なS字カーブが失われてしまった状態です。下を向いて、スマホの画面を長時間見て過ごしている人に、多く見られます。特に筋力の弱い女性は、首の筋肉では頭の重さを支えきれず、頭が前方に傾きやすいので注意が必要。ひどくなると亀のように首だけを前に突き出した状態になり、あごが出て、首をすくめたような悪い姿勢になり、暗そうな印象を与えてしまいます。
簡単にできる改善法は、スマホを見るときに、スマホを目の高さあたりまで上げる習慣をつけるだけ! 目線が上がって首への負担が軽減するので、首の自然なわん曲が保たれます。これだけで見た目の印象がよくなりますし、肩こりや首こり、筋肉の緊張が原因で起こる頭痛などをやわらげることも期待できます。
2. 自信がなさそうに見える猫背は、1時間に1回の背伸びから改善!
ストレートネックとセットで起こりやすいのが、猫背。スマホやパソコン利用で頭が前方に傾いた状態が長くなると、肩の位置も本来のあるべきところから前方へと移動し、背骨にまで影響を及ぼします。背中が丸くなった猫背になると、目線も下がり、自信のない印象を持たれやすくなります。
スマホ利用のときには1と同じく、スマホを持つ位置を少し変えてみましょう。また、デスクワークでパソコンを長時間使用する人も猫背になりやすいので、1時間に5~10分程度は休憩をとり、胸を広げるようにストレッチをしたり、背伸びをしたりして、かたまった筋肉を動かすのが効果的です。
3. だらしなく見えてしまう垂れたお尻は、座り方で改善!
デスクワークの人に多く見られるのが、骨盤が後ろに倒れ、「お尻が落ちた」状態の姿勢。実際の年齢よりも老け込んで見えてしまうので、若々しさや元気な印象を与えにくくなります。
長時間椅子に座っていることが多い場合、運動不足による血流の低下とセットで、お尻の筋肉が常に圧迫されることによる血流の滞りが起こり、お尻が垂れた状態になってしまいます。さらに足を投げ出すようにして座ったり、椅子の背もたれとお尻との間にすき間がある状態で座ったりする癖がある人は要注意。背中が丸まって骨盤が後ろに傾く「骨盤後傾」の状態になり、立ったときにも「お尻が落ちた」姿勢になってしまいます。
これを改善するには、座り方のちょっとした工夫がポイント。椅子の背もたれとお尻の間にある空間を埋めるようにして、骨盤を立たせるようにして座るだけでいつもの姿勢がぐっと変わります。立ったときにも頭から足元までまっすぐ見え、自然な立ち姿を保つことができるようになるでしょう。
普段のちょっとした習慣を見直すだけで、見た目もあげてくれるよい姿勢をつくることができます。3つの悪い姿勢の中に、自分に当てはまるものがないかチェックして、さっそく今日から改善方法を実践してみてくださいね。