エステ・スパ/エステ・スパ関連情報

ホテル・宿のスパ/vol.7 徳島県・鳴門市 モアナコースト(2ページ目)

徳島県にあるメゾネットスタイルのリゾートホテル、モアナコースト。全室スイートクラスのゆったりとした客室の最上階のテラスにはプライベートジャグジーがあり、目の前は海。客室内で受けられるエステが自慢です。

執筆者:大崎 百紀

「Winter plan」ボディ70分とフェイシャル60分を受ける。客室で!



ワゴンを押しながらエステティシャン登場!
1分と経たないうちに、客室のチャイムが鳴り、ワゴンを押したエステティシャンが登場。

こちらのホテルには、徳島市にあるエステ「山野愛子どろんこ美容」のエステティシャンが出張してきます。施設内にはエステルームがないので、それぞれの客室に、エステティシャンがやってきて、そこをエステルームとして使うのです。


自分が寝るベッドでエステが受けられます。そのまま眠りたい!
担当エステティシャンが、「(下と)どちらのフロアをご希望しますか?」と聞いてくれたので、「こちらでお願いします」と今いるこのフロアを希望。すると、すぐにセッティング。1台のベッドにヒートマットを敷き、パラフィンシートを広げ、その上にも数枚のタオルが。
あっという間に、私の部屋がエステルームになりました。

今日受けるのは、冬季限定のスペシャルメニュー「Winter Plan aroma body(70分15,750円)とfacial(60分12,600円)」。
担当してくれるエステティシャンは、笑顔が印象的な白川陽子さん。

このボディのコースは、アロマエッセンシャルオイルを11種類も使い、アロマの力を借りながら、体内に溜まった老廃物を出すのが目的。「山野愛子どろんこ美容」では、脊髄に老廃物が溜まるという考えのもと、山野オリジナルの手技で背中と脚(正確に言えばうつ伏せの時は首から下すべて、仰向け時は脚全体)を重点的にマッサージします。全身のアロママッサージよりも、脚と背中の部位にマッサージが集中されているので、血行や代謝が悪い人に向いているコースと言えそうです。


ゆったりとした客室
コースの最初に、白川エステティシャンが両手をクロスさせて私の足裏にそっと当てました。しばらくの間そのままなので、「今何しているんですか?」と聞くと、「電気を流しているんです」と白川エステティシャン。
「人間は微量に電気が流れていると考えられているので、それを整えているんです。右足には右手、左足には左手を当てるため、私の手をクロスさせているんです」

この時、自律神経が敏感な人(や、乱れている人)は、ぴりぴり、むずむずと感じることが多いらしい。
この調整の後、脚から腰、背中にかけて11種類のアロマエッセンシャルを使いながら、マッサージ。


脚のマッサージの時はペパーミントの香りが漂い(エステが終わり、レストランで食事をして、客室に戻ってきてもまだほのかに室内に香り嬉しかった)、脊髄のマッサージの時は、マージョラムやペパーミント、バジルやタイムのエッセンシャルオイルが使われました。そして足裏の調整の時は、ペパーミント・フランキンセンス・ローズウッド。

アロマエッセンシャルオイルは山野愛子オリジナルのもので、マッサージオイル(ブレンドオイル)は、ゲリーヤング開発によるヤングリヴィング社の「V6マッサージオイル」。このオイルは割りと心に働きかける作用のあるオイルだと、人から聞いたことあり、いつか使用してみたいと思っていただけにとても嬉しかった…。

キッチンにはミニシンクや冷蔵庫、オーブンがついている。
背中のマッサージの時に白川エステティシャンに「すごくはっていますね~。東京の人だからなのかなぁ」と驚かれ、しかも代謝力が悪いと、指摘されてしまいましたが、最後にパラフィンシートに包まれての(15分の)発汗の後には汗がたっぷり出ていたので、「代謝は悪いけれど、(マッサージでリンパの流れの)道を作ってあげればすぐに流れるタイプです。体が敏感なのでしょう」と指摘され、なるほどな。こういうのを頻繁に受けなければと改めて思った私。

ところが、この施術は、1週間に1回とか、そんなに頻繁に受ける必要はない、とのこと。老廃物が溜まった頃に受ける方が良いらしく、2週間に1度とか1ヶ月に1度ぐらいを目安にするのがいいのでは、とのこと。

マッサージ後の発汗の時間で(パラフィンシートに包まれる15分)かなりの汗をかけたのは、勿論アロマや白川エステティシャンのトリートメント技のおかげでもあると思うけれど、最初にジャグジーバスに入ってしばらくの時間をかけて体を温めたせいもあると思いました。かなり汗をかき、体はほぐれて気持ち良くなり、このまま寝たいなぁと夢心地気分でしたが、フェイシャルのコースも予約していたので、次はベッドから起き上がり、簡易型フェイシャルトリートメント用のベッドに移動して、フェイシャルのコースがスタート。

フェイシャルは琥珀のパックを体験


「クレンジング→マッサージ→パック」という工程のものですが、パックは2種類から選べるようになっています。山野愛子オリジナルのどろんこパックか、琥珀のパックか。私はアンチエイジング効果もある「琥珀のパック」を受けることにしました。

石膏のパックで、肌細胞を活性化させる目的のもの。15分のパック中にパックがどんどん熱を帯びてくるのを感じました。目の辺りが熱くなりました。このパックはリフトアップ効果もあるとかで、パック中は、一回り小さくなった自分の顔をイメージ。

フェイシャルのコースは、マッサージ時間にしっかりと、この前に受けたボディのマッサージの時には届かなかった首の筋まで解してもらえたのがとてもよかった。リンパ節を刺激して、顔のむくみにも効きそうです。

今日私が受けたトリートメントは、「山野愛子どろんこ美容」徳島店(TEL088-634-4646)のオリジナル。全国で同じものが受けられるとは限らないそうですが、私は心に働きかけるボディのトリートメントは、かなり気に入った!


エステティシャンの白川陽子さん。笑顔がホントに素敵な方でした。
ボディ70分、フェイシャル60分の両方のトリートメントが終わり、客室の片付けも終わると、白川エステティシャンは退室してゆきました。
「ありがとう、ほんと、気持ち良かったです」
ドアのところで声をかけると、
「その一言だけで十分です」
と白川さん。
旅先で、こんな温かいマッサージを受けられた私って…。
とても幸せです。
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