メーカー希望小売価格が3万7800円と比較的手頃な価格帯のタブレットながら、映像やサウンド性能にしっかりこだわっているので、動画を見たり音楽を聞いたり、あるいはコミックや電子書籍を楽しむデバイスとして良さそうです。以下に詳しくチェックしていきましょう。
厚さ約6.9mmの極薄&軽量、独自加工で持ち運びしやすい
製品を手にしてまず気づくのは、その薄さと軽さです。約6.9mmは、最近ではスマホでもなかなかない薄さ。重さ約440gも、同じくらいの画面サイズの他のタブレットに比べて軽量です。これなら長時間手に持っていても、腕が疲れにくいでしょう。・片手でも持ちやすい薄型軽量デザイン
スリムで軽量ですが、アルミニウム合金の剛性はしっかり感じられ、チープさはありません。背面には指紋がつきにくくさらっとした独自加工の塗装を採用しているほか、一部には砂丘をイメージしたという凹凸のあるテクスチャー加工もされており、これがデザインのアクセントになっています。また手に持ったときにこの凹凸に指がかかるので、片手で持ちやすいのも特徴です。 ディスプレイには約10.3インチのIPS液晶を搭載。解像度は2000×1200ピクセルで、アスペクト比は16:10の2K相当となっています。実際にいろいろなデモ映像を再生してみましたが、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどの高画質再生にも対応。明るく高精細で色鮮やか、かつ立体的で奥行きのある映像が楽しめます。
高精細ディスプレイ&クアッドスピーカーで映像に没入できる
映像だけでなくサウンドも、このスリムさからは想像できないくらい、なかなか迫力があります。4つのスピーカーを搭載していて、ドルビーアトモスにも対応。音に立体的な広がりがあり、奥行きのある映像と立体サウンドが相まって、作品にぐっと没入することができます。筆者は夜、寝室のベッドで映画などを見ることが多いのですが、「OPPO Pad Air」には周囲の明るさに応じてディスプレイの輝度を細かく自動調整する機能があり、眩しすぎないのもうれしいポイント。世界的な認証機関、テュフ ラインランドの認証を受けたアイケア機能が搭載されていて、ブルーライトもしっかり低減できます。ほかにも、電子書籍などを読むときは設定で白黒表示にできるなど、長時間使用しても目が疲れにくい工夫がされています。
7100mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大で約12時間の連続動画視聴が可能など、スリムながらスタミナも十分。チップセットにはQualcomm Snapdragon 680を採用し、内蔵メモリーはRAM4GB、ROM64GB。外部メモリーにも対応しています。このほか、生体認証は顔認証をサポート。背面には約800万画素のアウトカメラ、ディスプレイ上には約500万画素のフロントカメラを搭載し、ビデオ会議などにも活用できます。
マルチタスクで捗る、使い慣れると手放せない「Color OS」
さらにOPPO独自の「Color OS」では、直感的な操作でマルチタスクが可能。画面上から2本指でスワイプすると画面が2分割され、2つのアプリを同時に使用できるほか、4本指でピンチイン操作をすると起動中のアプリをフローティングウィンドウとして、小さい画面で表示することもできます。・子どもも安心して利用可能
家族で一台の端末をシェアする場合は、使う人にあわせてアカウントを切り替え、プライバシーをしっかり守れるマルチユーザー機能が利用可能。また、子どもに安心してタブレットを渡せる、子ども向けの専用ホーム画面「Google キッズスペース」も利用できます。 残念ながら防水仕様にはなっていないので、キッチンやお風呂など水周りでの使用には不向きですが、リビングや寝室、たまに外に持ち出してエンターテインメントコンテンツや読書、時々はビジネスにも使用できる端末としては、手頃な価格で見た目も良く、映像やサウンドの性能、基本スペックも含めてバランスのとれたタブレットといえそうです。
なお、「OPPO Pad Air」は9月26日から予約開始で、9月30日に発売予定。大手家電量販店やECサイトなどの取扱店では、期間限定で2680円相当のスタンドにもなる専用スマートカバーがもらえるキャンペーンも展開されます。気になる人は、早めのチェックをおすすめします。
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