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からだの中からキレイになれるツボを紹介 アーユルヴェーダ入門(2ページ目)

インドの古代療法として有名な「Ayurveda=アーユルヴェーダ」体質別の食事のポイントなどからだの中からキレイになるための知恵を紹介。

執筆者:佐藤 健

~ドーシャを増やさない~
味の理論

 

■アーユルヴェーダ流「味の理論」

アーユルヴェーダには、ドーシャを増やさないための、食物に備わっている味の理論というものがあります。表2にありますように味として「甘」「酸」「塩」「辛」「苦」「渋」の6種類を挙げ、それに対して食物は表のような味を持っています。

【バランス良く食べたい 六味 一覧表】(表2)

食物の例
ヴァータ
ピッタ
カパ
小麦、米、牛乳、肉、魚、砂糖、ハチミツ、バター、熟した果実
梅干、酢、ヨーグルト、チーズ、レモンなどの酸っぱい果物
塩、つけもの、しょう油
しょうが、ニンニク、コショウなどの香辛料
ホウレンソウなどの緑黄色野菜、ニガウリ
緑茶、紅茶(ミルクなし)、豆類
は、ドーシャを下げは、ドーシャを上げる働きがあるので
のものを多く摂ると良いとされています。

 

体質の特徴

■ヴァータ体質のあなた

ヴァータとはサンスクリット語で「風」をあらわし運動のエネルギーといれています。ヴァータ体質の方は痩せ型で皮膚は乾燥しやすく、冷え性で早口、頭の回転が早く、創造力が豊かです。

食事に関しては、食欲にはムラがあり甘いもの、酸っぱいもの、塩辛いものが好きです。食事のバランスをとるには主として辛いもの、冷たい食べ物や生ものを控えることが大切です。

■ピッタ体質のあなた

ピッタはサンスクリット語で「火」をあらわし、消化・代謝のエネルギーとされています。ピッタ体質の人は頭脳明晰で、雄弁、リーダー的な存在になる傾向がありますが、ややもすると独断専行型でイライラしやすい面も持ち合わせています。

食事に関しては、辛いものの他、酸っぱいものも控える。体を熱くするものはよくないので、食物としては肉食より菜食がよく、アルコールはあまり摂らない方がよいでしょう。

■カパ体質のあなた

カパはサンスクリット語で「水」をあらわし、結合のエネルギーとされています。この体質の人は肥りやすく、無口、話がゆっくりな傾向がありますが、スタミナと忍耐力があります。

食事に関しては、油もの、乳製品などの消化が悪いものは避け、また甘いものも控え、適度な運動を心がけ、バランスがいい食事をとることが大切です。

 

ピッタ体質の人は、新陳代謝が良いのでその消化能力も優れています。

ヴァータとカパ体質の人は冷たいものを摂らない方が良いでしょう。

これらはあまり極端にならないほうが良く、現在、健康であると自覚している人は、すべての味を満足させることをアーユルヴェーダではすすめています。

 

(表1・2)「アーユルヴェーダの世界」出帆新社アーユルヴェーダ叢書より

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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