温泉/九州の温泉

九州の温泉(4ページ目)

九州の温泉は日本有数の名湯揃いです。一般的に温泉は「東高西低」と言われ、東北が有数の温泉地帯とされます。しかし、九州の温泉を知れば、決して「西低」とは思えません。今回は九州の温泉を厳選して紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

九州の代表的入浴施設

長崎温泉喜道庵
名湯に浸かりながら海を一望! 長崎温泉喜道庵
九州では一部の高級旅館を除いては、日帰り入浴を受付しているので、有名温泉地では、有名温泉宿での入浴がお勧めです。

それでも外せない入浴施設の筆頭が、別府保養ランド。大自然を感じる谷間のロケーションに、日本でも類を見ない濃厚な泥湯の露天風呂が点在しており、温泉の本当の素晴らしさ、真髄を感じさせてくれる稀有な施設です。

別府温泉では地獄巡りも外せません。以前は見るだけの地獄でしたが、今では足湯が出来ている地獄が多く、珍しい湯に足を浸けることが出来ます。血の池地獄の真っ赤な湯には本当に驚かされます。他には長湯温泉のラムネ温泉館も行っておきたい施設。ここはお湯というよりも、著名な建築家の建築を堪能したい所です。

九州の温泉の層の厚さを感じるのが、有名温泉地以外にある入浴施設の湯も素晴らしいという事実です。その筆頭ともいえるのが、朝倉市健康福祉館 卑弥呼の湯(福岡県)で、素晴らしいアワアワ、すべすべで硫黄臭も香る単純泉に驚愕します。露天風呂が無いので内湯が蒸し暑く、浸かったまま長湯出来ないのが唯一残念ですが、無理に露天を作ると湯量が減って湯が悪くなると思われるので、是非このままでいて欲しい温泉です。

他には、良質な湯と海の景色、そして美味しい無国籍料理が味わえる、長崎温泉喜道庵。南国風情溢れる露天と絶品の湯が楽しめる、まさかり温泉。素晴らしいアワアワ温泉の名湯、山里の湯。そして、きわめて素朴な共同湯でありながら、日本を代表する炭酸泉の名湯、七里田下湯があります。

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