そうめんかぼちゃ(金糸瓜 / 糸瓜)の食べ方とは?保存法やレシピ
一見かぼちゃに見えないし、食べ方や調理法もよく分からない「そうめんかぼちゃ」。黄金色の果肉は、麺と言ってもさしつかえないくらい細くほぐれる果肉はとても面白いし、脅威のシャキシャキ感は唯一無二の味わいで、食べ方が分かればリピート必死の野菜です。その名の通り、輪切りにして茹でると素麺のようにパラパラとほどけ、果肉は刺身に添えてある大根のツマのよう! 茹でても脅威的なシャキシャキ感で、青臭さはなく、味わいは淡白。食欲のない夏にぜひ味わってほしい野菜です。
ほかにも「金糸瓜」「そうめんうり」と呼ばれており、欧米では「スパゲッティ・スカッシュ」と呼ばれています。
そうめんかぼちゃの選び方
選び方はかぼちゃと同じ。ふっくらとした楕円形のものを選びましょう。すぐに食べない場合は、新聞紙などにくるんで、部屋の涼しいところにしばらく(1~4週間ほど)寝かせておきましょう。時間が経つと追熟して黄色が濃くなります。
そうめんかぼちゃの調理法・茹で方
そうめんかぼちゃは、茹でていただく野菜です。では早速茹でてみましょう。用意するもの
まな板、大きな鍋、包丁(※鍋にたっぷりのお湯を沸かし始めておきます)
1. 切る そうめんかぼちゃの両端を切り落とす。皮が固く、丸くて滑りやすいので、しっかり押さえて切りましょう。 4~6等分の輪切りにする。
2. タネとワタを取り除く スプーンで真ん中にあるタネとワタを取り除く。皮は剥かなくてもよいです。
3. 茹でる 大鍋で湯を沸かし、沸騰したら輪切りにしたそうめんかぼちゃを投入。入らない場合は半分に切っても大丈夫です。沸騰させたまま中火で10分茹でる。
※小さいそうめんかぼちゃの場合は、もっと早くに茹で上がります。様子を見ながら茹でましょう。 菜箸を刺して、果肉がゆるっとほどけたらいい頃合い。ざるにあげる。
4. 冷ます 冷水にさらして、しっかり冷ます。茹でると果肉の黄色が濃くなる。
5. 果肉を外す 粗熱が取れたら、輪切りをぐっと押して果肉を緩ませる。 緩んだら手でほぐしながら、皮から果肉を取り外す。 皮に対して、これくらいの果肉が取れます。
そうめんかぼちゃのおすすめ速攻レシピ
茹でたところで、さあどうやって食べましょうか?
シンプルにいただくと美味しいので、お気に入りのドレッシングと合わせるとよいと思います。その際、果肉は水気があるので、固めにギュッと絞ってから味をつけましょう。
ほかにも、三杯酢で和えたり、味噌汁の具にしても◎。シャキシャキの食感を活かして食べるとよいです。
さて、ここでひとつそうめんかぼちゃの和え物レシピを紹介します。
「ごま油が香るそうめんかぼちゃの和え物」
【材料】
ゆでたそうめんかぼちゃ(水気絞る)100g
ちくわ(薄い半月切り)1本
●ごま油 大さじ1
●醤油 大さじ1/2
●酢 大さじ1/2
●砂糖 小さじ1
●塩 小さじ1/3
●青のり 小さじ1
●白ごま 小さじ1
●食べるラー油 小さじ1(お好みで)
【作り方】
2. 水気をよく絞ったそうめんかぼちゃと、切ったちくわを加えて和える。
シャキシャキのそうめんかぼちゃに、ごま油の風味・ごまなどの香ばしさ・酢の酸味が合わさって、さっぱりで、シャキシャキなのにこってりというジャンクな味わいに。一度食べたら病みつきになるのでは。おすすめです。
そうめんかぼちゃの保存方法
丸ごと保存する場合:新聞紙などにくるんで、涼しい室内で保存。1か月保存可能です。カットしたら:タネとワタを取り除き、ぴっちりラップして冷蔵庫で保存。3日以内に使うようにしましょう。 茹でて冷蔵保存:茹でたそうめんかぼちゃは、しっかり水気を気って、密閉袋か密閉容器へ。冷蔵庫に入れて2日以内に食べましょう。 茹でて冷凍保存:しっかり水気を切って、密閉袋に小分けにしたら冷凍庫へ。2週間以内に食べましょう。食べるときは自然解凍で。
そうめんかぼちゃの栄養
同じかぼちゃでも、西洋かぼちゃや日本かぼちゃと比べると水分が多く、タンパク質・脂質・糖質が少なく、カロリーも100g当たり24kcalと低いのが特徴です。(西洋かぼちゃは91kcal)またビタミンB1、ビタミンC、葉酸、カリウムも含まれているので、夏のビタミン・ミネラル補給にもおすすめです。
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