「期間は2週間!! 2週間で必ずあなたをキレイにしてみせます!!」
……と、威勢のいい啖呵を切るのは、マ・ベール化粧品美容部員の高樹礼子さん。講談社『Kiss』で人気のコミック『コスメの魔法』の主人公です。作品を読んだことのあるメイクファンならご存知でしょうが、この『コスメの魔法』、楽しみながらキレイになれる、使えるメイク情報満載のコミックなのです。
舞台となるマ・ベール化粧品は、スキンケアからメイクアップアイテム、さらにはフレグランスまで、幅広く扱うコスメブランド。[品揃えはパッケージやネーミングからして、なんとなくフランス系(!?)]。キレイな女の子を見ていることが趣味で、夢は美女のハーレムを作ること、という高樹礼子さんは、叶恭子ばりの美貌とボディを誇る、マ・ベールきってのカリスマ美容部員です。カウンターを訪れる女の子たちに的確なアイテムとテクニックを紹介し、人生が変わるほどキレイにしてしまう……そう、まさに美の伝道師なのです。
キレイに悩む女の子なら、誰もが抱えるコンプレックスや人間関係、さらには恋愛の問題まで、高樹礼子の手にかかれば2週間でスッキリ解決。ほぼ一話完結でエピソードが重ねられていく点は、コスメ版『美味しんぼ』といったおもむき……。しかし、この作品の魅力は、ストーリーの面白さだけにとどまらないのです。