今回は、All About編集部が実施した「女性のメイク習慣の変化」のアンケート結果を紹介。皮膚科の医師である筆者が解説します。
女性の約4割がメイクしない日が増えた
まずは「コロナ以前に比べ化粧をしない日は増えましたか」のアンケート結果を紹介します。コロナ以前より化粧をしない日は増えましたか?
化粧をしない日が「増えた」理由
・誰とも会わないとか、マスクしていると、化粧しても意味ないと思ってしまう(60代 神奈川県)
・化粧しない方が肌断食にもなる(20代 北海道)
・マスク生活なので、自分のなかでメイクへの関心がより薄れてしまったと思います(20代 長崎県)
化粧をしない日が「減った」「変わらない」理由
・オンライン会話をすることが増え、自分の顔色が悪いことに気づき化粧をするように。我ながら変だなと思っています(40代 福岡県)
・お化粧をすることによって、一日が始まる習慣です(60代 愛知県)
・面倒な時もあるけれど、綺麗になれれば気分も上がる(40代 熊本県)
「毎日化粧をする」のは約2割
次に示したのは「週に何回化粧をしますか」のアンケート結果を集計したもの。週に何回化粧をしますか?
「すっぴん=肌にいい」は間違い!?
肌老化で気を付けるべき最たるものは紫外線です。次に、たばこをはじめとする化学物質です。1月になるとスギ花粉が飛び始めます。乾燥は10月ごろから増えるので、注意して保湿するように話しています。「すっぴん=肌にいい」とイメージしている人も多いですが、実はファンデーションなどのベースメイクにはそれらの老化リスクから肌を保護する効果もあることが分かっています。
メイクをする際には、基本的に素肌にファンデーションをのせるのではなく下地をしっかりしてからに。それが、結果的に肌を外的刺激から守ってくれることにつながります。
すっぴんでマスクは肌に最悪!
素肌にマスクを着けることで、肌に刺激が加わっていることがあり、特にマスク周りの頬やフェイスラインにあたり、かぶれやニキビの原因になっている方をよく見かけます。刺激に対して肌を守るためには保湿によりバリア機能を高めておく必要があります。メイクをする際にもその前の下地が大切。肌が荒れやすいところには、低刺激のアイテムをしっかり使用し、保湿を心がけてください。
外出しない日も紫外線対策は必須
美肌を保つためには、紫外線を避けることと、余計な油分を付けないことが大切です。外出せずノーメイクで過ごす際にも日焼け止めは必須。外出する場合には、日焼け止めクリームに花粉やほこりが付着しやすいので、フェイスパウダーなどをはたいてから外出することをお勧めします。※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:女性 500名
・年齢比:10代 1名/20代 139名/30代 190名/40代 109名/50代 52名/60代 7名/70代 1名/不明 1名
・アンケート実施期間:2022年1月27日~2月3日