Webブラウザ「Brave(ブレイブ)」とは
Brave(読み方:ブレイブ)とは、Google ChromeやMicrosoft EdgeのようなWebブラウザです。月間アクティブユーザー数は、2020年11月時点で2050万人とされています。その大きな特徴は、広告ブロック機能を標準装備していること。ユーザーが広告の表示を選択すると、その収益をWebサイト、Brave、広告代理店、ユーザーに分配することです。つまり、ユーザーは広告に興味があれば自発的にそれを表示し、報酬として仮想通貨が付与されるというものです。
Braveの4つの魅力
Braveは他のブラウザと比べて以下4つのメリットを有するとしています。1. 高速ブラウジング
他ブラウザに比べてページ読み込みがPCで2倍、スマホで最大8倍速くなる
2. 省電力/通信容量の削減
・スマホのバッテリー消費量が35%減
・スマホのメモリ消費量が最大66%減
※公式サイトより
3. プライバシー
閲覧履歴やWebサイト訪問データがブラウザの外部に送られない
4. セキュリティ
安全な接続方式に自動的にアップグレードし、デバイスを不正に動作させるようなプログラムをブロックする
Braveを実際に使用してみた
Braveのインストールはこちらから Braveをダウンロードし、実際に使用してみました。比較対象のブラウザとしてGoogle Chromeを使用します。 ・Braveでは広告が表示されないYahoo! を表示してみると、以下のようにGoogle Chromeでは広告が表示されている部分が、Braveではブランク状態になっています。 ・YouTubeでも同じ
YouTubeでも同様に、Braveはバナー広告や動画広告を表示していません。 ・タブだけで再生/停止の操作ができる
また、BraveはGoogle Chromeと異なり、タブだけで再生/停止の操作ができる点も便利です。 Braveは特別な設定をすることなく広告を⾃動的にブロックするので、広告にストレスを感じている人におすすめのWebブラウザであるといえます。
広告を表示すると仮想通貨がもらえる
Braveはデフォルトで広告をブロックする機能を備えていますが、それとは別にBraveが提供するプライバシーを重視した広告(Brave Rewards)の表示を許可することで、その報酬として仮想通貨を受け取ることができます。日常的にBraveを使用する一般的なユーザーの場合、1カ月に約5ドル相当(約550円)の仮想通貨がもらえるとしています。
・広告の表示を許可するには?
画面右上のアイコンから広告の表示を許可できます。 ・広告はどこに表示される?
広告は画面右下にメッセージ通知として送信され、クリックすると別タブで広告が表示されます。広告の頻度はユーザ自身が設定できます(1時間あたり1~5回)。 広告を表示すると以下のように仮想通貨(BAT)が仮で付与されます。1回の広告表示で約1円の報酬がもらえました。
・報酬はどのように受け取る?
Braveブラウザ上で配信される広告を閲覧すると、翌月5日に報酬として仮想通貨(BAT)を bitFlyerアカウントで受け取ることができます。
bitFlyerとは、日本の仮想通貨取引所であり、ここで口座を開設して仮想通貨を売買できます。bitFlyerのアカウントを持っていない人は、新規口座を開設する必要があります。受け取った BATはbitFlyerで売却し、日本円に換金ができます。 ・応援するクリエイターに投げ銭(チッピング)ができる
ユーザーは、取得したBATを使ってサイトやコンテンツ製作者にチップを送ることができます。応援したいクリエイター、アーティスト、YouTuberがいる場合、自分のお金を使わずに金銭的に支援することが可能です。
チップは1回限り、または毎月定額を定期的に送ることができます。このシステムは匿名性を保つように設計されており、誰がどのコンテンツ制作者にチップを渡したかは、Braveやコンテンツ制作者によって特定されません。
ブラウジングに新たな楽しさを提供するBrave
以上、Braveの2つの機能を紹介しました。実際のところ、広告ブロックに関しては別のブラウザでも拡張機能を利用すれば可能です。広告表示による収益獲得は、Brave独自の新しい機能といえるでしょう。仮想通貨を貯める楽しさ、仮想通貨をクリエイターに還元する楽しさを実現しています。Braveでのブラウジングにより新たな楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。
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