そして番組では、白いんげん豆の食べ方を紹介。(真似していただきたくないので、ここではその食べ方の説明を省略します)
先の明治薬科大学の本橋登先生も再び登場。一日摂取量の目安や、食べ方のポイントなどについてコメントしました。
途中、番組では、「豆にアレルギーのある方やお腹をこわす状態が続いた方は食べないでください」などの注意喚起をおこないましたが、全体として白いんげんを夢のダイエット食材として取り扱ったといっても過言ではない状況でした。
結果、先の下痢・嘔吐を訴える視聴者を出してしまったというわけです。
TBS側の分析およびコメントは、TBS内のホームページに掲載されていますのでそちらをご参考ください。
■番組で紹介した「白いんげん豆ダイエット法」に関するお知らせ(TBS)
最後に、ダイエットガイドが番組を見た感想としては、テレビ局の番組制作能力の高さに脱帽でございます。
ファセオラミンが要は消化不良を起させる成分であるので、それをとり過ぎると下剤の乱用をする人と似たような弊害が出ることは容易に想像がつきます。
おそらく明治薬科大学の本橋登先生は当然その程度のことは頭にあったはずなのに、スポットで登場させられることで完全なファセオラミンの信奉者のごとく紹介されていました。
ファセオラミン自体には今後の研究に私も大いに期待はしておりますが、にしても今の段階でファセオラミンに”究極””夢のような食材”と枕詞をつけるのは正直やりすぎだと思います。
また、以前も記事に書きましたが、究極を謳う番組に踊らされてダイエットをしているようでは、なかなか幸せになれないと思いますよ…。
<<参考:そのダイエットでは幸せになれない!>>
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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。