BiSHの一員としてデビュー。振付も担当
アイナ・ジ・エンドは2015年に「楽器を持たないパンクバンド」、BiSHのメンバーとして活動を開始します。所属事務所WACKのアイドルで見られる過激な演出などから、当初は“異端”というイメージで語られることも多かったBiSHですが、ハイクオリティのパフォーマンスや、ダークサイドも含めた人間のリアルな感情を時に揺さぶり、時に寄り添う作品の世界観が支持を拡大。2018年に日本レコード大賞新人賞を受賞すると、翌2019年にはテレビ朝日系人気バラエティ『アメトーーク!』で「~クセがすごい女性グループ~ BiSHドハマり芸人」が放送されるなど、国民的支持を集めるまでに至りました。
BiSH
「ハスキーな歌声×リアルな詩」が彼女の魅力
アイナ・ジ・エンドの魅力を聞かれた際、そのハスキーな歌声を挙げる人も多いでしょう。BiSHの活動と並行してソロ活動も行うアイナ・ジ・エンド。ソロデビュー権をかけた所属事務所の「WACK総選挙」で2位を獲得すると、2018年にavexより「きえないで」でソロデビューを果たしました。シンガーだけでなく、ソングライターとしての顔も持つ彼女。多くの楽曲は自身で作詞・作曲を手掛けています。「きえないで」はBiSH加入前の18歳時に作り、路上弾き語りでも披露していた曲。
大切な人への「生きていてほしい」という気持ちが、「死ぬな、生きろ」と強いメッセージではなく願望系の表現でつづられ、エモーショナルなハスキーボイスで歌われることで優しく温かみのある曲になっています。
2020年よりソロ本格始動、コラボも多数
その後、2020年にドラマ『死にたい夜にかぎって』のエンディングテーマを担当し、BiSHの活動と並行してシンガー・ソングライターとしての活動も本格化。2021年には全曲を作詞・作曲したソロ1stアルバム『THE END』をリリース。プロデューサーには亀田誠治を迎え、ギターロックからピアノバラード曲まで、BiSHとは違った一面を見せています。さらに、その“アーティスト”としての魅力の証明になるのが、数多くの人気アーティストとのコラボレーションです。SUGIZO、MY FIRST STORY、DISH//、若旦那、東京スカパラダイスオーケストラ、ジェニーハイなど男性ボーカルグループを中心に数多くのゲストボーカル、コーラス参加なども行っています。
表にも裏にも立てる多才なアーティスト
「アイナ・ジ・エンドって何者?」というタイトルを付けた記事が作れてしまうほど、肩書だけでも「シンガー」「ソングライター」「ダンサー」など多彩なアイナ・ジ・エンド。振付に関しては「観客が真似しやすいように」「サビで必ず手を上げる」など、そのセオリーを生かしつつEMPiREや豆柴の大群のダンスの振付も担当しています。今後は表舞台での活躍はもちろん、作品提供やプロデュースなどの活動も期待できそうです!アイナ・ジ・エンド
アイナ・ジ・エンド 公式サイト
https://ainatheend.jp/
BiSH オフィシャルサイト
https://www.bish.tokyo/
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