花粉や気温の上昇、加えてマスクが欠かせない生活で、乾燥や肌荒れが気になるという人も多いのではないでしょうか。もちろん、肌荒れがひどい時は皮膚科に行くことをおすすめしますが、いつものスキンケアで少しでも肌の状態を改善したいと思っている人のために、ちょっとした工夫でいつものスキンケアを効果的にする4つの方法をご紹介します。
 

ポイント1:洗顔では「メイクや皮脂汚れをしっかり落とすこと」に徹する

洗顔

「洗顔でしっかり汚れを落とすこと」はスキンケアの基本。汚れが残っていると、化粧水などの保湿成分が浸透しないことも……

花粉シーズンに関わらず、汚れをしっかり落とすことは大切です。とはいえ、ゴシゴシと強く擦るなど、刺激を与えてしまうのは逆効果。あくまで、メイクや毛穴に詰まった皮脂汚れをやさしく、かつしっかり落とし切ることが重要です。汚れが残っている肌では、化粧水などの保湿成分の浸透を妨げることもあります。しっかりお手入れしているのに改善しないという時は、洗顔やクレンジングを見直してみると良いでしょう。
 

ポイント2:アイテムを使ったケアは「肌に与える順番」に注意

保湿がされていないと、肌のバリア機能が低下し、花粉やマスクなどの刺激を受けやすくなってしまいます。トラブルに負けない肌を作るためには保湿が大切です。そのため、洗顔後のスキンケアは「肌に与える順番」を意識して保湿効果を高めましょう。油分が少ないものの方が肌に浸透しやすいので、洗顔後のまっさらな肌につけるのは化粧水から。その後、美容液や乳液、クリームなど、徐々に油分の多いものにしていくと保湿成分が肌に浸透しやすくなります。仕上げはクリームなど油分の多いもので蓋をする、油分を補うようにすると、水分も蒸発しにくくなり効果的です。
 

ポイント3:マスク刺激が起こりやすいパーツは入念にケアする

スキンケアは油分の少ないものから、油分の多いものに

目の下(下瞼)と頬骨が出ている部分はケアを念入りに

花粉やマスクの刺激を一番受けやすいのは、「目の下(下瞼)」と「頬骨が出ている部分」 です。この部分の乾燥が悪化すると、肌にヒリヒリとした痛みが起こることもある「花粉症皮膚炎」の状態になってしまいます。また、マスクなどによる刺激が加わって毛穴が詰まり皮脂がたまると、ニキビとなって現れてしまうなど、肌トラブルが悪化する恐れもあります。
 
ただし、「花粉症皮膚炎」と「ニキビ」は別物。治療方法も違うため、自分がどちらのタイプなのか見極める必要があります。わからない時は自己判断せず医師の診断を受けるように。なにはともあれ、潤っている肌はバリア機能が正常に働きトラブルが起きにくいといえます。そのため、目の下や頬のあたりはいつも以上に保湿をしっかりするようにしましょう。
 

ポイント4:入浴後のスキンケアは5~10分以内が勝負

早坂信哉,他:入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果.日本健康開発雑誌39:1-5, 2018.

出典:早坂信哉,他:入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果.日本健康開発雑誌39:1-5, 2018.(記事「お風呂上がりの保湿は○分以内!肌の乾燥予防リミット」より)

上記グラフにもあるように、お風呂から出た直後は、皮膚(角層)に水分が一番含まれている状態です。ただし、お風呂から出て1分後から乾燥が進み、10分後にはほぼお風呂に入る前の状態になってしまいます。入浴後は、5~10分以内に保湿をするようにしましょう。脱衣所に、化粧水などを置き、すぐに保湿できるようにしておくと慌てずに済みますよ。

いつも使用しているアイテムでも、刺激を感じることがあれば、一時的に使用を控えるように。肌トラブルを感じている時ほど、あれこれ使ってお手入れたくなりますが、むしろ使うアイテムを減らし、保湿を重点においたシンプルケアを心がけましょう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。