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草彅剛や水川あさみ…2020年度日本の映画賞受賞作・俳優をまとめてみた!(3ページ目)

2020年度の優秀作品を発表する日本の映画賞。2020年も素晴らしい日本映画がコロナ禍にも負けず公開されました。そこで、2020年日本の映画賞をまとめてみました! DVDや動画配信などで映画鑑賞する際の参考にしてくださいね。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

5:第94回キネマ旬報ベストテン

なんと94年も続いている歴史ある映画賞。2020年度の授賞式はライブ配信で行われました。選考は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、映画評論家、日本映画記者クラブ員など、選出者の数も多い。ゆえに、最も中立的で信頼に足る映画賞と業界では高い評価があります。

その年を代表する「日本映画」「外国映画」をベスト・テンとして10本、ほか、13部門ありますが、そのうち、ここでは日本映画、外国映画のベスト3の作品と日本映画・外国映画監督賞、日本映画主演男女優、助演男女優の受賞作と受賞者をご紹介します。
パサイライト 半地下の家族

(c)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

■日本映画:1位『スパイの妻<劇場版>』
      2位『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』
      3位『朝が来る』
■外国映画:1位『パラサイト 半地下の家族』
      2位『はちどり』
      3位『燃える女の肖像』
■日本映画監督賞:大林宣彦監督『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』
■外国映画監督賞:ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』
■主演男優賞:森山未來(『アンダードッグ 前編』『アンダードッグ 後編』)
■主演女優賞:水川あさみ(『喜劇 愛妻物語』『滑走路』)
■助演男優賞:宇野祥平(『罪の声』『本気のしるし<劇場版>』『恋するけだもの』『37セカンズ』『星の子』)
■助演女優賞:蒔田彩珠(『朝が来る』) 
 
 
ここでも大林宜彦監督作は強かった! 映画人の尊敬の証でもありますね。主演男優賞に飛び込んできたのは実力派の森山未來さん。そして、水川さん、蒔田さん、宇野さんは受賞ラッシュで、2020年、大飛躍の年でしたね。

キネマ旬報ベスト・テン公式サイト
 

6:第75回毎日映画コンクール

毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。前年の1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品の中から選びます。いくつかの部門に分かれていますが、作品、俳優、スタッフの部門の選考は、全作品を対象に2回の選考を実施。

1次選考は、映画評論家、映画記者の投票による選考。それぞれの上位得票作品と俳優が2次選考に進みます。2次選考では、作品部門は5人、俳優部門は7人、スタッフ部門は11人の2次選考委員による討議で決定。作品部門の「外国映画ベストワン賞」のみ、1次選考委員による2回の投票で決定します。
アンダードッグ

(c)2020「アンダードッグ」製作委員会

■日本映画大賞:『MOTEHR マザー』
■日本映画優秀賞:『アンダードッグ』
■監督賞:河瀨直美『朝が来る』
■男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』
■女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
■男優助演賞:宇野祥平『罪の声』
■女優助演賞:蒔田彩珠『朝が来る』
■外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』

 
大賞は、実話ベースの壮絶な母と子どもの物語『MOTEHR マザー』に決定。俳優部門は、キネマ旬報ベスト・テンとまったく一緒ですね。それだけこの4名は素晴らしかったということです。

毎日映画コンクール受賞作受賞一覧
 
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