マインドコントロールが原因で、トラブルや事件が発生することも……

マインドコントロールとは

「マインドコントロール」とは? 場合によっては、事件やトラブルにつながる問題として、その基本的な問題点を、私たちは一応理解しておいた方が良いと思います

「マインドコントロール」という言葉は日常生活の中では縁遠いものと思いますが、事件の報道などで時に耳にすることもあります。そのため、多くの方が何か危険な印象を持たれているかもしれません。

先日、幼児が食事を十分に与えられずに死亡した事件が報じられましたが、その幼児の母親が知人からマインドコントロールを受けていた可能性も、事件に関連する内容として指摘されていました。そうした事件に関しては、まずマインドコントロールが本当に関わっていたのか、その真偽をはっきりさせる必要がありますが、今回は心の健康を守るための基礎知識として、マインドコントロールという言葉が表わす、そうした問題に関わらないために、普段から気を付けたいポイントを詳しく解説します。
 

マインドコントロールとは何か……

マインドコントロールとは、「他人の心理状態を制御して特定の意思や目的へと誘導することを指す語。暴力や強い精神的圧力などの強制的手法を取らない点で洗脳とは異なるとされる。」といった内容です(『実用日本語表現辞典』より)。

そうしたマインドコントロールを実際に行なう人は、何か特別な人のように思われるかもしれませんが、そのような傾向自体は程度の差を除けば、私たちの心の内にもあります。

例えば、誰かに良く思われたい気持ちから、その相手にお世辞を言ったりすることも、そうです。 また場合によっては、自分の立場をよくするために、相手に望む言動をそれとなく伝えてしまっても、社会的には許容範囲でしょう。

マインドコントロールと見なしたい状況は、その内容が社会的な許容範囲を大きく逸脱している場合です。そうした状況は、周りから見れば、「あの人は洗脳されている」と思われるような状況かもしれません。

もし仮に誰かからマインドコントロールを受けていれば、その相手の欲求を満たすために、事態がかなり悪い方向に進む可能性もあります。場合によっては、大変な金額のダメージになるかもしれません。また、マインドコントロールを受けているがために、普通の状況ではあり得ない判断をしてしまう可能性もあります。
 

マインドコントロールのリスク要因

人のパーソナリティにはかなり多様性があり、そのパーソナリティのタイプごとに、マインドコントロールを受けるリスクにも違いが出てきます。

例えば、他人の言葉をあまり自分の耳に入れようとしない、いわゆる自己中心的な人ならば、誰かからマインドコントロールを受けるリスクは少ないでしょう。反対に、誰かに頼りたい気持ちが強い方もおられます。また、自分で全てを決めるよりも、誰かからすべき事を示してもらったほうが気持ちが楽な方もおられるかもしれません。

そうした、他の誰かが必要なパーソナリティの方や、自分の道を誰かに示してもらいたい方は、少し注意が必要でしょう。その相手にもし仮に何か悪意があった場合、マインドコントロールなどが始まる可能性もあります。

また、マインドコントロールを受けにくいパーソナリティの方でも油断は大敵です、何か辛い事があったときや、ストレスフルな状態が続いていれば、誰かの支えや言葉を求める気持ちが普段より高まるものです。

もちろん、そうした時の、その相手が善意の人ならば、何も問題はありません。問題は、すがった相手がたまたま悪い考えを持った人の場合で、さらにそのことに全く自分が気付いていない場合です。もっとも明らかな悪意は、第三者の目から見ればわかりやすいものでもあります。そうした時に、自分にそれを忠告してしてくれる人間が誰もいない孤独な生活環境は、マインドコントロールという問題が仮に発生した場合、危険な状況です。
 

マインドコントロールされないための3つのポイント

頻度自体はかなり少ないでしょうが、もし仮にマインドコントロールを受ける事態になれば、そこから抜け出すことは、かなりの難易度になる可能性もあります。未然にその発生をストップできれば、それに越した事はありません。そのためのポイントとして、以下の3つを是非参考にしてみて下さい。

■普段から周りの忠告を聞き流さない
誰かにマインドコントロールされている状況は、相手の悪意に全然気付いていない状況でもあります。相手に言われた事を全て受け入れる状況になっているかもしれません。

そうした状況でも、他人の目には、その問題が見えやすいものです。場合によっては、第三者が何か忠告してくれるかもしれません。そうした際、それを聞き逃さないためには、普段から「聞き流さない」癖をつけておくことも大事です。誰かの忠告をしっかり耳にいれて、危険な状況にいち早く気づけば、事態がそれ以上悪化していくことを未然に防ぐことにもなります。

■孤独な状況を避け、なるべく人の輪に入る
いざという時に、自分に忠告してくれる人間がいるか否かは、日常、人の輪にしっかり入っているか否かでかなり違ってきます。狭い人間関係にこだわらないで、普段から対人関係をできるだけ広くしておけば、いざという時に、自分にしっかり忠告してくれる、ありがたい人様が現れてくれるかもしれません。

■自分だけで問題を抱え込まず、助けを求める癖をつけておく
人に助けを求めるのが苦手という人も多いと思いますが、どうすればよいのか分からなくなっている場合、周りに助けを求めることは大切です。

もし仮に誰かからマインドコントロールを受けている場合、当人自身は何か違和感を覚えていても、実際に何をすべきか分からなくなっている可能性もあります。そうした場合にはまず、「この状態がこのまま続いたら、自分はどうなるのか?」といった視点から、問題の深刻さを検討すべきです。もし先々の自分の生活が危ない事に気付けば、至急誰かに助けを求めるべきですが、その誰に助けを求めたら良いかが分からず、結局誰にも助けを求めない、といった事態は避けたいものです。

一般的なアドバイスとしては、何か深刻な理由とは違う理由で疎遠になっている親や親族などはまず頼りたい相手です。また、一部の方の話になりますが、例えば教会の礼拝に行く習慣がある方は、教会の神父さんに相談してみるのも、ガイドは良いと思っています。
 

普段の心がけは大事です!

繰り返しになりますが、マインドコントロール的な問題はその程度の差をのぞけば、誰の日常にも発生する可能性はあります。その際、その問題をさらに問題化させないためには、日ごろから対人関係の少ない生活環境を避けること、そして、積極的に人の輪に入ること、また、他人の忠告にしっかり耳を傾けることも大事です。そして、自分ができないことには、しっかりNoと言えるように、ふだんから自分を訓練しておくことも、場合によっては必要かもしれません。

また、マインドコントロールの話を聞いて、それを警戒するあまり、他人に対して無闇に警戒心を高めてしまうのも問題です。世の中には、確かに人をマインドコントロールするような人も稀にいますが、本当に善意の方もいらっしゃいます。そして最後のポイントとして、困った状況に陥った時は「誰かに助けを求める!」に尽きることを改めて指摘しておきます。
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