注目を集めた「Clubhouse(クラブハウス)」とは?
Clubhouse(クラブハウス)とは、音声版Twitterとも呼ばれる、音声によってコミュニケーションを行うSNSです。「世界中の人が気軽に話し合える場所を提供する」をコンセプトにしており、友人や見知らぬ人同士の会話をラジオのように楽しんだり、その会話に気軽に参加することが可能です。招待制を採用しており(今後廃止予定)、会話の記録は録音だけでなく書き起こしやメモも禁止であることが特徴です。Clubhouseの人気拡大は、SNS市場がまだまだ発展可能であることを示しています。多様化する、既存のSNSでカバーしきれていないユーザーのニーズは何なのか、それを満たすのはどのようなSNSなのか、そのような視点から今後人気拡大が予想される海外発のSNSを5つ紹介します。
1. Dispo(ディスポ)
Dispo(ディスポ)
一見すると不便、面倒と思えるこのSNSがなぜ注目を集めているのでしょうか。使い捨てカメラの写真は現像するまでどのように撮れているかわかりません。しかしワクワクしながら現像されるまで待ち、写真を仲間と一緒に見て感動や笑いを共有することができます。このような体験は初めからSNSを利用している世代にとっては新鮮なものであり、そこがDispoが注目される理由であると考えられます。
SNSは利便性を追求するだけのものではなく、感動や思い出を共有することで人とのつながりを大切にするという、エモーショナルな側面を追求するものでもあることをDispoは示しています。
2. Mix(ミックス)
Mix(ミックス)
3. Nextdoor(ネクストドア)
Nextdoor(ネクストドア)
地域コミュニティのつながりが薄れている現代では、地域社会における孤立や犯罪増加が懸念されています。また、災害時には地域社会のつながりが何より重要です。Nextdoorはそのような社会問題への助けとなる可能性を持っています。
4. We Heart It(ウィー ハート イット)
「We Heart It(ウィー ハート イット)」
個人的な写真が上げられることが多い既存のSNSの中では上げにくい画像や動画を、We Heart Itでは遠慮なく上げることができます。現実的な生活とSNSを切り離して使いたい人のニーズに応えるSNSであるといえます。
5. ReverbNation(リバーブネーション)
「ReverbNation(リバーブネーション)」
業界の関係者同士をつなぐというプラットフォームは、音楽に限らずあらゆるジャンルに適用されていくと考えられ、ReverbNationはこれらからのビジネスにおけるSNSの可能性を示すものであるといえます。
多様化するSNSのニーズ
これらのSNSが今後実際に日本に参入するか、日本のユーザーに受け入れられるかどうかは未知数ですが、SNSのニーズが多様化していることがこれらのSNSから読み取ることができます。利便性よりも感動を追求したい、ビジネスや趣味、社会貢献といったより具体的なジャンルで人とつながりたい、地域コミュニティを形成したい、といった個別のニーズを満たすことをこれからのSNSは目指していくと予想されます。【おすすめ記事】
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