プリンターの寿命はどのくらい?

メーカーやモデル、使用頻度によっても異なりますが、家庭用プリンターの寿命は一般的に3年から5年が目安とされています。

事業用プリンター(複合機)は、レンタル・リースで利用している企業もあると思いますが、購入して使用している場合、コピー機・複合機の法定耐用年数が5年になりますので、こちらもやはり5年程度で買い替えるところが多いのではないでしょうか。ほとんどのメーカーのサポート期間も5年間となっています。

パソコンの買い替えサイクルが現状、個人使用で約7年(内閣府の2020年消費動向調査より)、法人使用で5年程度(マイクロソフトの2018年調査結果より)となっていますので、パソコンと同じタイミングで買い替えるケースもあるでしょう。

買い替え時に考えなければならないのが、不用プリンターの処分・廃棄。そこで、安全に、できるだけ手間とコストを抑えて処分する方法を検討したいと思います。
使わなくなった古いプリンターはどうやって捨てるべき?(写真はイメージです)

使わなくなった古いプリンターはどうやって捨てるべき?(写真はイメージです)

プリンターの廃棄パターン

さて。いざプリンターを処分しようとするときに大きな分岐点となるのが、個人使用なのか企業(法人)使用なのかの違いです。

なぜなら、法人がプリンターを廃棄する場合は、事業規模の大小にかかわらず、事業活動によって生じる廃棄物、すなわち産業廃棄物として扱う必要があるからです。

それでは、それぞれのパターンごとに廃棄方法を見ていきましょう。
 

1. 個人使用のプリンターを廃棄する場合

個人使用のプリンターを廃棄する場合

個人使用のプリンターを廃棄する場合

一番簡単かつ安全なのは、各自治体に粗大ごみ(自治体によっては「不燃物」ほか)として捨てる方法です。

概ね数百円から1000円程度で処分が可能で、インターネットか電話で申請した後、コンビニ等で粗大ごみシールや処理券を購入し、それをプリンターに貼りつけて指定日に収集場所へ捨てれば完了です(自治体によって申し込み方法や費用・分類が異なりますので、各自治体のホームページ等で確認しておきましょう)。確実に「ごみ」として処分されるため、回収されたプリンターが再利用される心配もありません。
自治体に申し込んで粗大ゴミとしてプリンターを廃棄する

自治体に申し込んで粗大ゴミとしてプリンターを廃棄する

また、メーカーによっては、一定の条件の下、あるいは期間限定で、旧プリンターの回収・下取りサービスを実施しているところもありますので、プリンターを買い替える際に、こうしたサービスを利用する方法もあります。

・例)キヤノンのインクジェットプリンター買い替えサービス
https://cweb.canon.jp/e-support/repair/special/kaikae.html

ほか、「プリンター 無料回収」といったキーワードで検索すると、条件や時期によっては、送料のみの負担で無料回収してくれる業者もありますので、コストをかけたくない場合は検討してみても良いでしょう。その際は、個人情報が漏えいしないよう、回収後の取り扱い(再販するかどうか)を忘れずに確認しておきます。

例えば、プリンターによってはFAX番号等を保存できる機能が付いているものがありますが、再販の可能性があるようでしたら、確実に初期化して消去しておきましょう。併せて、SDカードやUSBメモリーの抜き忘れがないかもチェックしておきます。

なお、強制ではありませんが、プリンターは小型家電リサイクル法の対象になっています。多少の手間とコストはかかりますが、資源としてリサイクルする場合は、回収を受け付けている家電量販店等で申し込むほか、下記サイトからも使用済み小型家電の回収情報が検索できます。

・小型家電リサイクル回収ポータルサイト
http://kogatakaden.env.go.jp/

※インクカートリッジやトナーカートリッジは、プリンター本体から取り外して別途処分しましょう
 

2. 個人使用以外(法人等で使用)のプリンターを廃棄する場合

法人等の使用プリンターを廃棄する場合

法人等の使用プリンターを廃棄する場合

先述の通り、法人使用の場合は、たとえ家庭用プリンターであっても産業廃棄物として処分しなければならないため、自治体に回収してもらうことができません。廃棄物として処理する場合は、産業廃棄物取扱業者に依頼し、適切に処分した証明書「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」を交付してもらう流れになります。

例えば東京都の場合、下記サイトにて産業廃棄物処理業者を検索できます。
https://www.kankyo-sanpai.jp/sanpaisearch/search_input.aspx

費用としては、概ね2000~3000円前後になりますが、大型のものになると数万円かかるケースもありますので、事前に問い合わせる、見積りを取るなどして確認しましょう。

ほか、各プリンターメーカーにて一定の条件の下、廃棄の対応をしているところもあります。

・エプソン:回収サービス/リサイクル
https://www.epson.jp/recycle/3r/

・リコー:使用済み製品 回収システム
https://jp.ricoh.com/environment/recycle/system/price.html

・キヤノン:グリーンリサイクルサービス
https://canon.jp/ja-JP/corporate/csr/environment/collect/cgrs

メーカー対応という安心感はありますが、費用はやや高めに設定されているケースも多いため、こちらも事前見積り等で確認しましょう。また、メーカーの回収サービスでも一部「リサイクル」と謳っている通り、使用済みプリンターを「廃棄物」ではなく有価物として扱い、リサイクルに回す方法もあります。

具体的には、下記のような使用済みパソコンや家電等の回収を受け付けているリサイクル業者に処分を依頼する形になります。

・リネットジャパンリサイクル
https://www.renet.jp/
※プリンターのみの回収依頼は1650円~、1回の申し込みにつきパソコン本体を含む場合は無料~(2021年1月現在)

・パソコンファーム
https://pc-farm.co.jp/
※プリンターのみでも無料処分(送料別途)

どこでどのように処分するにせよ、業務用プリンターは家庭用プリンターに比べて多くの機能を備えており、プリンター本体に取引先リストなどの機密情報が保存されていることがあります。処分前にハードディスクや内臓メモリーの情報をすべて初期化・消去しておきましょう。

また、業務用のプリンターではなく、家庭用プリンターを事業用として使用している場合、家電量販店で実施している下取りサービスを利用することもできます。

取り扱いのある店舗は限られますが、有料回収でも500~1500円ぐらいの設定が多く、廃棄時の手間もかなり省けますので、廃棄までを考えて新しいプリンターの購入店舗を選択するのもひとつの手です。

・例)ビックカメラの買い替え無料下取りサービス
https://www.biccamera.com/bc/c/super/after/kaitori/shitadori/

個人と法人による廃棄パターンの違いを理解し、適正にプリンターを処分しましょう!
 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。