そんなおうち時間の楽しみのひとつが「食べること」ですが、実はチーズは便利な食材です。そのまま食べて美味しく、料理に使ったり、他の食材と合わせてアレンジしてもまた美味しく、たんぱく質やカルシウム等の栄養も豊かな万能食材です。
今回はスーパーでも手に入るチーズを使って、ちょっとB級っぽくて、簡単に作れるおつまみをご紹介します。
1. モッツァレラの冷ややっこ
すっかりお馴染みのフレッシュタイプチーズ、モッツァレラ。つるんとした見た目や色、クセの無い味、そして柔らかな食感も豆腐に似たところのあるチーズなので、豆腐と同様に使っても美味しくいただけます。その代表格が冷ややっこ。■作り方
モッツァレラを一口サイズにカットして(手でちぎっても)、冷ややっこと同じようにトッピングをのせてお醤油をかけていただきます。
トッピングで私が好きなのが、オニオンスライス+鰹節+あさつきの組み合わせ。特にオニオンスライスが良い仕事をしてくれますよ。あとは、醤油を出汁醤油にしたり、オリーブオイルをかけたりしても美味です。
おつまみとしてはもちろん、夕飯の一品としても重宝します。
2. レンジで簡単! チーズパリパリ
ピザやグラタンに……と使用頻度の高い、細かく柵状に切られている「シュレッド」タイプのチーズ。今、冷蔵庫にある!という方も多いのではないでしょうか。そんなシュレッドチーズだけを使って作るのが、ご紹介するチーズパリパリ! 我が家で勝手にこう呼んでいるだけではありますが、その名の通り、チーズをパリパリのおせんべいかスナック菓子のように仕上げたおつまみです。
■作り方
オーブンペーパーの上にシュレッドチーズを好きなだけのせて薄く広げます。あとは電子レンジに入れ、パリパリになるまでチンするだけ!
加熱するとチーズはとろりととけますが、それを更に加熱していくと、パリパリッと乾いた状態になります。加熱時間はチーズの量によっても変わるので、加熱途中で時々パリパリ具合をチェックしましょう。
なお、オーブンペーパーの下にキッチンペーパーを1枚敷いておくと余分な水分を吸ってくれるので、早くきれいにパリパリになります。
食べる時は食べやすいサイズに割り、黒胡椒を挽きかけるのがおすすめです。
3. チェダーチーズとポテチのナチョスチーズ風
ドリトス等のトルティーヤチップスの上に、サルサとチーズソースをかけたメキシカンなおつまみ、ナチョスチーズ。トルティーヤをポテトチップスに変え、サルサは省いてよりシンプルに作りやすくしてみました。
使うチーズは黄色いチェダーチーズがおすすめ。まったりとコクのある味わいと黄色い色が、ちょっとジャンキーな感じを演出してくれます。
約100gのチェダーチーズをとけやすいようにカットしてテフロンのフライパンに入れ、牛乳大さじ1~2杯と共に火にかけてチーズをとかします(その間にポテトチップスをお皿に盛っておきましょう)。
チーズがとけて牛乳とムラなく混ざり、どろりとしたアツアツのソース状になったらポテトチップスの上からかけてでき上がり(やけどには気を付けて)。チーズソースの絡んだポテトチップスの濃厚な味を堪能しましょう。あぁ、想像しただけでビールが飲みたくなりますね!
ちなみに小さな鍋やテフロンのフライパンじゃなくても大丈夫です。ただ、テフロンはチーズがくっつかないのでおすすめです。
4. クリームチーズの味噌漬け
どこのスーパーにも置いてあるクリームチーズ。濃厚でクリーミーな味が後を引きますね。チーズケーキにしたり、クラッカーに塗ったりして使う方も多いかと思いますが、そのこっくりとした味はコクのある味噌の味ともぴったり。味噌に漬けたクリームチーズは、日本酒との相性も抜群です! ■作り方材料は、クリームチーズと好みの味噌と日本酒のみ。ビニール袋やジップロックに、味噌と、味噌の重さの1割程度の日本酒を入れて揉んで混ぜ、その中にクリームチーズを丸のまま入れて漬け込みます。1晩~1週間ほど経ったら、いただきましょう。
甘めの味が好きな方は、米味噌を使ったり日本酒の代わりにみりんを使用してもいいですね。食べる時は、私はまわりの味噌は拭うか、軽く洗いますが、味噌が付いたまま炊き立てごはんにのせても美味しいですよ。
5. カチョカヴァッロのたこ焼き風
家族に大人気なのが、カチョカヴァッロのたこ焼き風。都内のチーズ工房の方に教えてもらった食べ方なのですが、これが簡単で美味しくて盛り上がるので、是非試していただきたい!
ただ、カチョカヴァッロはスーパーに置いていないことも多いので、そんな時は「さけるチーズ」等のストリングチーズ(パスタフィラータタイプ)がおすすめ。生地が繊維状なので、とけてもまとまりがあって切れにくく、竹串で刺して食べられますし、よ~く伸びる姿はいかにも美味しそう!
他のタイプのチーズは、加熱すると、ただどろりととけてコシやまとまりが無く、竹串で刺して持ち上げることができないので要注意です。とろ~りチーズをハフハフしながら食べるのは最高! ホームパーティーにもおすすめです。
基本材料はカチョカヴァッロだけ。究極にシンプルです。作り方は、ひと口大にカットしたカチョカヴァッロをタコ焼き器に入れて焼く、以上。ストリングチーズの場合も同様に3cm幅位の一口サイズにカットして焼き、とろ~りととろけたところを竹串で刺していただきます。
食べる時は、黒胡椒をかけたり、醤油をほんの少し垂らしたり、海苔でくるりと巻いても美味。また、焼く時に餅やウインナー、茹でたじゃがいも等も加えてアレンジしても楽しめます。
以上、チーズを使ったおつまみを5品ご紹介しましたが、どれも簡単で作りやすいものばかり。美味しいチーズを食べて、家で過ごす時間が少しでも楽しく心豊かなものになれば嬉しいです。
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