ブリー・ド・モーの基本データ

白カビチーズ ブリー3兄弟のうちの1種類。原料となる牛乳は無殺菌乳を使っている

白カビチーズのブリー3兄弟のうちの1種類。原料となる牛乳は無殺菌乳を使っている

原産地:フランス
種類:白カビ
原料乳:牛
固形分中脂肪分:最低45%
重量:2.5~3kg(ホール)
季節:1年中


ブリー・ド・モーとは

モーとは村名(現在は都市名)で、パリから北東へ50kmのところにあります。ブリー・ド・モーはモー村のセーヌ川とマルヌ川にはさまれた平地の牧草地帯を中心に作られます。

直径37cmもあるのに、厚さはたったの3cm!! それでいて組織が柔らかいので輸送には不向き。なのになぜ、昔からとても有名で、かつ人気があるチーズ なのかというと……まずは、もちろんその素晴らしい味と美しい外観。

それと前述した2つの川が運搬ルートとなり、パリに容易に輸送できるようになったからです。故に、その美味と美しい姿はパリの食通に好まれフランス中に広まり、今や世界に認められるチーズとなりました。チーズを食べ尽くしたフランス人が、人生最後のチーズに選ぶのは「ブリー・ド・モー」と言われています。 味も香りも姿かたちも、「チーズの王様」と呼ばれるのにふさわしいチーズです。


ブリー・ド・モーの味わい

10週間熟成させたブリー・ド・モー

10週間熟成させたブリー・ド・モー

味わいを一言で言うならば、奥行きのある味わい。

私が最初にブリーを食べたときには「白カビチーズね、カマンベールみたい」という、食べやすいチーズの王道のような感想でした。

でも、たくさんのチー ズを食べ、いろんなチーズに出会った今、それだけではすまされない奥深いものを感じるように。どんなにクセの強いチーズよりも、いろいろな味、旨み、そして芳香があります。ミルキーなのに、藁やナッツのような香ばしい香り。まさに、チーズを食べつくした果てに食べたくなるチーズです。

食感は、冷蔵庫から出したばかりだったり、熟成が若いときは、もっちりとした弾力があります。冷蔵庫から出してしばらくおくと、熟成具合にもよりますが、 とろりとした食感になります。熟成が進むと、形を保てなくてだらりと崩れ、それをパンでぬぐうと、とろとろのチーズフォンデュのように口の中でとろけます。


ブリー・ド・モーのペアリング

飲み物:
比較的にどんなワインともあわせやすいですが、赤ワインならフルーティなボージョレ、まろやかなボーヌやポムロールなどとあわせると、ワインの持つエレガントさが引き立ちます。

食べ物:
パンはバゲットがベスト。
レタスと共に食べると、さっぱりとした味わいになります。

【選び方】
「ブリー」という名のチーズはスーパーなどでも販売されています。しかし「ブリー・ド・モー」は、ほとんどの場合がチーズ専門店でしか手に入りませんので気を付けてください。いろいろなブリーのお話、白カビチーズの選び方は、またの機会に詳しくお伝えしたいと思います。