旬の味をたっぷりと！春野菜をふんだんに使ったおかずレシピ4選

旬の美味しさを堪能！ 元気にしてくれる春野菜のレシピ

春に旬を迎える春野菜。キャベツ、アスパラガス、セロリ、スナップエンドウ、たけのこ、さやえんどうなど、柔らかくてみずみずしく、身体に元気を与えてくれる色鮮やかな野菜が揃います。旬の時期に栄養たっぷりの春野菜を堪能する、春野菜のレシピを集めました。
 

1：春野菜のグリルサラダ

春キャベツ、新玉ねぎ、新じゃが、アスパラガス……旬の春野菜にオリーブオイルをかけてオーブンで焼くグリルサラダ。焼きたて熱々の野菜にバルサミコ酢と粒マスタードを効かせた大人味のドレッシングを絡めて、素材そのままの甘さや食感が味わえる一品です。ハーブで下味を付けたサワラなどと一緒に焼けば、立派なワンプレート料理の完成です。

【作り方】2人分

1. 春キャベツ1/8個（約100g）と新玉ねぎ1個はくし切りに、新じゃがいも2個は皮付きのまま、くし切りにする。アスパラガス4本は根元のかたい皮をむいてから、3～4cm程度の長さに切る。ミニトマトは4個用意
2. 天板にオーブンシートを敷き、野菜を重ならないように並べる。オリーブオイル大さじ1を回しかけて、200℃のオーブンで15～20分程度焼く
3. 粒マスタード大さじ1、バルサミコ酢大さじ1、オリーブオイル大さじ1、塩少々、ブラックペッパー少々をボウルに合わせておき、焼き上がった野菜を入れて、さっと混ぜ合わせ、器に盛りつける

 

2：たけのこと山菜の天ぷら

ふきのとう、たらの芽、こごみなど、旬の山菜の香りやほろ苦さを味わうには、サクッと歯触りのいい天ぷらがおすすめ！ アク抜きが必要な山菜も、天ぷらならほとんどの種類がアク抜きなしで手軽に食べられます。抹茶塩や山椒塩など味が付いた塩よりも、天つゆや塩でシンプルにいただく方が山菜の風味を存分に味わえます。

【作り方】2人分

1. 茹でてアク抜きをしたたけのこ小さめ1本の根元は薄くスライスし、穂先はくし切りにする
2. ふきのとう3～6個の外側のガクを取り除き、特に苦い花蕾の部分は熱が通りやすくなるよう剥いておく。たらの芽3～6本は、株元のハカマを取り除き、大きいものは火が通りやすいよう株元に十文字の切り込みを入れる。こごみ3～6本は、くるんと巻いてある葉の汚れをよく洗い落とす
3. ボウルに卵1個を割りほぐし、冷水50mlを少しずつ加えて菜箸でよく混ぜ合わせる。小麦粉50gを加えて、粉っぽさがなくなるまで静かに混ぜる。カラッと揚がらなくなるので混ぜすぎないよう注意
4. 下ごしらえをしておいた野菜全体に茶こしで小麦粉適量を振りかけてから、【3】の天ぷら衣液に具材をサッとくぐらせる
5. 170度ぐらいの中温の油で少量ずつ、きつね色になる程度にサッと揚げる。小さめのものなら20秒ほど、大きかったり厚みがあるものは40～60秒が目安
6. 天つゆや塩でいただく

 

3：たけのこと春野菜のちらし寿司

おもてなし料理にぴったりの色鮮やかな春野菜のちらし寿司。スーパーでも手軽に手に入りやすい春野菜を漬け込んで、野菜だけで仕上げる上品な一品です。今回のレシピで使った春野菜のほかに、ふき、わらび、うるい、せりなど用意できるものを合わせ調味料に一緒に漬けて加えても美味しく仕上がります。色々な組み合わせで春満載のちらし寿司を楽しんでみてください。

【作り方】4人分

1. 下茹でしたたけのこ100gは、少し太めの5mmくらいの薄切りに、さやえんどう10枚は筋を取る。こごみ5～6本は硬い根元を1～2cm分切り落とし、渦を巻いた部分で茶色く色が変わった葉があれば手で取り除く。少し斜めにして長さを半分に切る
2. 鍋に湯を沸かし、塩を加えてまずこごみを入れ、1分後にさやえんどうを入れ、さらに1分茹でてからざるに上げて冷水に取る
3. ボウルにだし160ml、薄口醤油大さじ1と小さじ1、みりん大さじ1と小さじ1を混ぜ、【2】の野菜の水気をしっかりと切って漬け込む。漬け込む時間は短くて2時間、長くても6時間くらいまでにしておく。塩茹でしたさやえんどうだけ、盛り付ける1～2時間前からつけ込むようにすると色合いがきれいに仕上がる
4. ご飯を2合炊き、その間に米酢カップ1/4（50ml）、砂糖大さじ1と小さじ1、塩小さじ1をボウルで混ぜ合わせ、寿司酢を作っておく
5. ご飯が炊けたら炊き立てをボウルや寿司桶などに移し、寿司酢を回しかけてしゃもじで切るように全体を混ぜ合わせて寿司飯を作る。かたしぼりにした布巾などを上にかけて、乾燥しないように常温においておく
6. 卵2個、酒小さじ2、砂糖小さじ2、塩ひとつまみを混ぜ合わせてフライパンなどで薄く焼き、冷めたら細切りにして錦糸卵を作る
7. 寿司飯を器に盛り付けたら、その上にきざみ海苔といりごま適量を振りかけ、錦糸卵をふんわりと盛り付ける
8. 漬け込んでおいたたけのこと春野菜を取り出し、キッチンペーパーなどでしっかりと汁気を拭き取る。さやえんどうは斜めに細い千切りにする。錦糸卵の上に彩りよくたけのこ、こごみ、さやえんどう、木の芽を盛り付けて完成

 

4：春野菜の蒸しもの 塩麹ヨーグルトソース

美味しさをギュッと閉じ込める蒸し煮で、春野菜の甘みやほんのりと感じる苦みなど、旬の美味しさを堪能できる一皿です。塩麹とヨーグルトの組み合わせは、ダブル発酵パワーが期待できる旨みたっぷりのソース。レモンの香りと酸味も爽やかなアクセントになっています。蒸し煮の時間はたったの5分程なので、あと一品足りない時に便利！ 目にも鮮やかな色合いで食卓をあっという間に華やかにしてくれます。

【作り方】2人分

1. 菜の花6～8本、アスパラガス2～3本、スナップえんどう4個は、5分ほど冷水につけてパリッとさせる。菜の花は半分に切り、アスパラガスは根元の硬い部分を折り、皮の硬い部分がある場合は剥く。スナップえんどうは筋を取る。
2. 厚手の鍋に水気がついたままの野菜を入れ、塩を軽く振る。蓋をして中火にかけ、沸騰したら2～3分蒸し煮にする
3. ボウルに塩麹小さじ1と1/2、ヨーグルト大さじ1、レモン汁1/8個分を入れて混ぜ合わせる。レモン（ノーワックス）の皮をせん切りにする。皮の白い部分が残ると苦味がたってしまうので、残らないようにそぎ落とす
4. 器に野菜を盛り付け、塩麹ヨーグルトソースをかけ、レモンのせん切りを散らして、完成