検索:指定した文字が含まれるセルを見つける
Googleスプレッドシートでは、特定のキーワードが含まれるセルを検索することができます。たとえば、顧客名簿で「東京都」の人だけを調べたい。あるいは、部品リストで「A10-」という部品番号を含む部品だけを調べたい、といったときに活用できます。手順は次のとおりです。▼1.[Ctrl]+[F]キーを押します。すると、右上に検索用のウィンドウが表示されます。 ▼2.検索したいキーワードを入力します。入力すると、そのキーワードを含むセルがすぐに色付きで表示されます。 ▼3.上下の矢印ボタンをクリックすると、検索されたセルが上方向/下方向に向かって順番に選択できます。キーワード入力欄にカーソルがあれば、[Enter]キーで下方向、[Shift]+[Enter]キーで上方向に選択することもできます。 ▼4.キーワード入力欄には、「7/8」のような数字が表示されます。この場合は、検索されたセルが全部で8個あり、そのうちの7番目のセルが選択されていることを示します。検索が終了したら、[×]をクリックします。 ▼5.検索用のウィンドウが閉じて、検索が終了します。
置換:指定した文字を別の文字に置き換える
「置換機能」は、特定の文字を別の文字に置き換える機能です。数文字を置き換える程度なら手作業でも問題ありませんが、大量のデータを置き換えるときは置換機能が欠かせません。しかも、手作業のようなミスもありません。手順は次のとおりです。▼1.[編集]の[検索と置換]を選択します。または、[Ctrl]+[H]キーを押します。 ▼2.[検索と置換]画面が表示されます。 ▼3.[検索]に置換前の文字、[置換後の文字列]に置換後の文字を入力します。ここでは[検索]に「Document」、[置換後の文字列]に「ドキュメント」と入力しました。入力したら[すべて置換]をクリックします。なお、1つずつ置換する場合は[置換]をクリックします。 ▼4.置換が実行されて、置換された個数が表示されます。なお、[検索と置換]画面は表示されたままなので、続けて別の置換を実行することもできます。 ▼5.なお、[検索と置換]画面は、「検索と置換」のタイトル部分をドラッグして場所を移動できます。シートの文字が隠れて作業しづらい場合は、位置を移動してください。置換を終了するには、右上の[閉じる]または[完了]をクリックします。 ▼6.[検索と置換]画面が閉じて置換が終了します。 以上が基本的な手順ですが、[検索と置換]画面には、いくつかのオプション設定も用意されています。
まず、[検索]では「すべてのシート」「このシート」「特定の範囲」の3つを指定できます。すべてのシートを指定すると、複数のシートがある場合、すべてのシートで置換が実行されます。「このシート」だと現在のシートだけになり、「特定の範囲」だと置換する範囲を指定することができます。
その下にある4つのチェックボックスの意味は次のとおりです。
- 大文字と小文字の区別……置換する際に大文字と小文字を区別します。チェックすると、たとえば「Dog」と「dog」は異なる文字として扱われます。
- 完全に一致するセルを検索……セル内の文字が完全に一致する場合だけ置換を実行します。
- 正規表現を使用した検索……「正規表現」という特殊な表記方法で検索条件を設定できます。複雑な指定が可能になりますが、説明が複雑になるので本記事では扱っていません。関心がある方は、チェックボックス右側の「ヘルプ」をクリックすると詳細を調べられます。
- 数式内も検索……検索対象に数式も含めます。
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