思春期だけではない? 子どもがイライラしがちな3つの時期

ストレスでイライラする子ども

子どもがストレスでイライラしているとき、親はどう接すればよいのでしょうか?

「子どものイライラ」と聞くと、反抗期が思い浮かぶかもしれませんが、代表的な時期は次の3つです。
 
1. 第一反抗期(3歳前後)
子どもの自律性が育つ時期。この時期には「自分の思うとおりにやってみたい。でも思うようにできない」という葛藤が生じ、イライラしやすくなります。

2. 第二反抗期(思春期)
子どもから大人へと生まれ変わる時期。大人の言うことに何かと反発し、かかわりを避けようとするため、親に対するイライラがたまります。

3. 受験期
子ども同士の競争に突入し、心はとても不安定に。模試の結果や成績を見て一喜一憂します。親が不意に勉強の仕方や成績、生活態度について注意すると、強く反発します。
 
そして、上記の時期に当てはまらなくても、次のような課題を抱えているときにも、子どもはイライラしやすくなります。
 
・子ども同士の人間関係の問題
気の合う友達がいない、友達とのけんか、仲間関係がうまくいっていない、など。
 
・学校が合わない、行きたくない
学校のカラーが個性と合わない、学校が遠すぎる、先生とそりが合わない、など。
 
・家庭の居心地が悪い
パーソナルスペースを保てない、家族の干渉が多い、家族と気が合わない、など。
 

子のイライラには逆効果! 親が言ってはいけないNGワード

親の何気ない一言が、イライラしている子どもを混乱させ、怒りをあおってしまうことがあります。以下のような言葉を親が発してしまったとき、子どもはどう感じるのかを理解しておきましょう。
 
「イライラしないで!」
イライラは自然に発生してしまう感情であり、発生を止めることはできません。無理に止めさせようとすることで、本人は混乱し、逆にイライラが増してしまいます。
 
「親に向かってその態度は何?」

親が上から目線で子どもの感情を否定しているように感じられ、反発心をあおってしまいます。
 
「それなら今後一切口をききません」

親の権勢を振りかざしているように感じられ、理不尽さから怒りが生じてしまいます。「ご飯を作らないよ」「ここに置いていくよ」「先生に言うよ」などの言葉も同様です。
 
「自分が悪いんでしょ」
その通りであっても、自分のせいだと頭ごなしに言われるとつらくなり、突き放されたように感じてしまいます。
 
「文句を言う前に、やるべきことをやりなさい」
「感情に取り合ってもくれないの?」という落胆の気持ちや一方的に命令されることへの不満が募り、怒りが生じてしまいます。
 

イライラ・反発は「向き合いたい気持ち」の表れ? 悪化すると会話拒否や嘘も…

本来、子どもは親を無条件に信用しています。しかし、上記のようなことを言われると、理不尽だという思いが募って、親を信用できなくなってしまいます。
 
親に反発しているうちは、多少なりとも「話し合うことで善処したい」という気持ちが残っているものと思われます。一方、親とのかかわりに希望を失うと、反発もせず、聞く耳ももたなくなってしまいます。無駄な叱責を受けないように嘘をついたり、ごまかしたりするようになるかもしれません。
 
子どもに反発されたときには、親の理解や接し方について、何か言いたいことがあるのだろうと受け止める必要があります。
 

NGワードを言ってしまったら「素直に謝ること」が最善の対処法

うっかりNGワードを言ってしまったときは、素直に謝りましょう。曖昧にせず、「ごめんなさい」「今の言葉は言いすぎだった」などと、きちんと伝えることです。失言は誰にでもあることです。それに気づいたときには、相手が子どもであっても謝罪し、訂正すること。人としての正しい行動を示す上でも、重要なことです。
 
また、イライラすることは誰にでもあります。子どもは親の前だからこそ、イライラという素直な感情を出せたのはないでしょうか。したがって、子どもが素直な感情を出してくれたことに感謝し、まずは受け止めましょう。感情を受け止めずに一方的にアドバイスしたり、叱責したり、命令したりしても、子どもは納得しません。

無理やり黙らせたり、言うことをきかせたりすると、子どもは表面的には従いながらも、心の中では親に対する憎しみをもってしまいます。こうなると、子ども時代は素直な子に見えても、成長するにつれて距離を置かれてしまうでしょう。
 

イライラは自然な感情……親子とも「お互い様」の気持ちで受け止めて

親自身もイライラすることは、あるはずです。そのときに、子どもは子どもなりに親の様子をうかがって心配したり、刺激しないように近寄らないようにしたりしているものです。つまり、子どもも親のイライラを否定せず、受け止めているのです。
 
感情の受け止め合いは、お互い様です。そこから支え合いや深い理解が生まれるよう、上手に導いていきましょう。
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