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洗濯といえば「洗うこと」ですが、洗うだけで洗濯は終わりません。次の工程である「乾燥」にも、さまざまな疑問や悩みがつきまといます。衣類乾燥は、自然乾燥と乾燥機ならどちらがいいのか?悪いのか? それぞれのメリット・デメリットを交えながら、ご紹介します。
 

最初に知ってほしい、乾燥と温度と衣類の関係

乾燥で最も求められるのは「早く乾かす」ことではないでしょうか。早く乾かすためには、「温度」「湿度」「空気の流れ」の3つを最適な状態に保つ必要がありますが、そのなかでも「温度」は非常に重要。温度が高いほど衣類から水分が蒸発しやすくなるため、早く乾く条件に近づきます。

自然乾燥の場合、日々の天候や、室内の空調、機密性などに左右される上、季節によって大きく変化するため、夏場はよく乾くが、梅雨や冬の時期はなかなか乾かないなど歯がゆい思いをすることも少なからずあります。その点、乾燥機を使えば季節や室内環境に左右されることなく温度をかけて衣類を早く乾燥させる事ができます。

早く乾かすことができる乾燥機は使うべきなのか?というと、そうではありません。実は、強制的に温度をかけての乾燥は、洗濯以上に衣類を痛めます。

乾燥機の温度は、ヒートポンプ式の乾燥機能であれば、だいたい60度程度と衣類が傷みにくい温度ではありますが、60度であっても水分を奪い過ぎれば生地が傷みやすくなります。もしそれ以上の温度となると衣類に負担をかけすぎている状態ですから、常に乾燥機を使い続けていけば衣類の寿命を縮める可能性が高まります。

乾燥機でも自然乾燥でも、メリット・デメリットをちゃんと理解して、衣類はもとより、自身のライフスタイルに合わせて、よりよい乾燥環境を作ることが理想です。
 

自然乾燥と機械乾燥(乾燥機)のメリット・デメリット

簡単にではありますが、自然乾燥と乾燥機それぞれのメリット・デメリットを挙げてみました。

■自然乾燥の場合

(メリット)
  • 経済的な負担が少ない
  • 紫外線で菌やシミの除去に期待できる
  • 衣類の状態が確認しやすい
  • 乾燥による衣類の傷みはほぼ無い
  • 家事をした!という達成感が大きい
(デメリット)
  • 突然の雨など天候に左右される
  • 紫外線で洋服が傷む
  • 洗濯物の量に応じて干す場所が必要
  • 乾燥に時間がかかると臭くなりやすい
■機械乾燥の場合

(メリット)
  • 乾燥の時短ができる
  • 60度以上の高温乾燥でダニや菌をやっつける事ができる
  • 空気の膨張効果で枕やタオル、ダウン系がふわふわに
  • 匂いの除去が可能
  • シワになりにくい
(デメリット)
  • 電気代が高い
  • 衣類が傷みやすい
  • (洗濯乾燥機を含め)購入価格が高め
  • 衣類を素材ごとに分けたり槽に入れる量を調節する手間
  • シワになりやすい
こうして並べてみると、自然乾燥と機械乾燥のメリット・デメリットは対極に近いことがわかりますが、「乾燥機によるシワ」についてはどうでしょう?
 

衣類シワは乾燥機の使い方次第

衣類シワがとれやすいのは乾燥機を使うメリットのひとつに挙げられることが多いものですが、じつは槽内の衣類の量や柔軟剤の有無、乾燥時間でメリットにもデメリットになり得るのが機械乾燥の特徴といえます。条件が悪いと、アイロンでのリカバリーも大変になるほどひどいシワになる場合もあるので注意が必要です。
 

覚えておきたい、紫外線のシミ抜き効果

紫外線は衣類を劣化させる一方で、シミ抜き効果も知られています。代表的なシミは「カレー」の黄色いシミ。これはプロの染み抜きでもかなり難しい部類のシミですが、カレーのスパイスのひとつであるクミンなどの色素は、紫外線により色素が分解されやすいため、洗濯などでできる限りシミを薄くしてから天日干しすることで残った黄色いシミを打ち消す事が可能です。
 

自然乾燥と機械乾燥の上手な使い分け

洗濯のプロとしては、大切な服や、少しでも長く着用したい衣類は自然乾燥、体を拭くタオルや寝具のタオルケットは乾燥機という使い分けがおすすめです。また、子供の体操服など「明日持たせなきゃ!」というシーンにも、乾燥機はもってこいです。

天候や室内の環境に左右されやすい自然乾燥も、扇風機などを活用したり干し方を工夫することで劇的に乾燥時間を短縮させることができます。

なにより、それぞれのメリット・デメリットをふまえて自身のライフスタイルに合わせて無理のない洗濯スタイルを作り上げていくことが一番ですから、今回の洗濯機と自然乾燥の話をぜひ参考にしてみてくださいね。

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