「プロテイン」は、代謝を上げて効率よくダイエットを進めるために役立つ栄養素(たんぱく質)であり、サプリメントの意味もありますね。健康意識の高まりから、最近はプロテインを主成分とする食品市場が盛り上がっています。いわゆるパウダー状の「プロテイン」は、独特の味が強く感じられるものもあり、苦手とする人も少なくないようです。
そんなプロテイン初心者でも取り入れやすいのがお菓子タイプのプロテイン。おいしさはもちろん、自然な形で食べられるのも魅力です。「せっかくお菓子を食べるなら少しでも身体にいいものを摂りたい」と考える人は、お菓子タイプのプロテインを選んでみてはいかがでしょうか。
今回はダイエッターに人気が高く、プロテインを含有したイチオシのお菓子をご紹介します。食欲コントロールに悩んだときにはぜひ役立ててみてくださいね。
アサヒグループ食品┃一本満足バー プロテインヨーグルト
人気の「一本満足バー」シリーズのプロテインバーです。プロテインの味が感じにくいチョコ味に定評がありますが、さわやかな味わいを感じられるヨーグルトも人気。
ドライフルーツ入りなので甘酸っぱい味がします。これ1本で卵2.5個分に値する15gのたんぱく質の摂取が可能。また、必須アミノ酸9種類を全て配合しており、体内で効率的に利用されやすい組成になっています。気になるカロリーは1本あたり186kcal。間食としては適正範囲内に収まっています。
DATA
アサヒグループ食品┃一本満足バー プロテインヨーグルト
内容量:39g
エネルギー:186kcal
たんぱく質:15g
明治┃タンパクト チーズビスケットミルクチョコレート
健康系お菓子の先端をいく明治から販売されている「タンパクト」シリーズ。どのお菓子も人気がありますが、よりお菓子感が強いのはこちらのチョコビスケットです。
チョコビスケットといっても、乳たんぱく質を配合するために原料にチーズを使用しています。チョコの甘みだけではなくチーズ由来の程よい塩味を感じられるので、くどくなく飽きのこない味わいが特徴です。
ただ、注意したいのがカロリーが意外と高いという点。パッケージに書いてある栄養成分の表記は1袋あたりとなっています。1袋あたりのエネルギーは138kcal、たんぱく質は3.9g。4袋をすべて一度に食べると550kcalにもなってしまい、ダイエットには逆効果。1日1袋までとし、別日に分けてコツコツと食べるのがおすすめです。
DATA
明治┃タンパクト チーズビスケットミルクチョコレート
内容量:12枚(3枚×4袋)
エネルギー:138kcal(1袋/27gあたり)×4袋
たんぱく質:3.9g(1袋/27gあたり)×4袋
The Protein Ball Company ┃ヴィーガン プロテインボール ゴジココナッツ
勤め先の同僚からもらって知ったのが、「チャヤ マクロビオティクス」で取り扱いのある、The Protein Ball Company (ザ・プロテインボールカンパニー)のプロテインボール「ヴィーガン プロテインボール ゴジココナッツ」。砂糖を使用しておらず、注目のデーツやゴジベリーといったドライフルーツを甘味として使っています。自然の甘みを感じられるので、砂糖の甘さが苦手な人にもおすすめです。
さらに、食物繊維の量は1袋(45g)あたり約10gと多め。1日の摂取目安量の約半分をこのプロテインボールから摂れてしまうのです。食物繊維は便秘解消に働くだけではなく、糖質や脂質の吸収を抑えてくれる働きもあります。お菓子を食べているようで、身体に必要な栄養素をしっかり取れるのはうれしいですね。
気になるたんぱく質は、1袋に約6g含まれており、これは全卵1個分に値します。コーヒータイムのお茶菓子として、ランニングやサイクリングなどの途中の栄養補給としてもおすすめですよ。たんぱく質だけではなく他の栄養価も高い、砂糖を使用していないという点で高評価のお菓子です。
DATA
The Protein Ball Company (ザ・プロテインボールカンパニー)┃ヴィーガンプロテインボール:ゴジココナッツ
内容量:45g
栄養成分:エネルギー173kcaL、たんぱく質7g、脂質7.7g、炭水化物21.8g、食塩相当量0.02g(1個あたり)
原材料: デーツ、カシューナッツ、有機タピオカ繊維、ゴジベリー、乾燥ココナッツ、濃縮グレープジュース、ライススターチ、ライスプロテイン、エンドウ豆プロテイン、ココア(粉)、チアシード、香料
ますます賑わいを見せるプロテイン入りのお菓子。2020年は間違いなくプロテインブームの一年となるでしょう。健康志向が高まるなか、これからさらに健康嗜好のお菓子市場は熱くなること間違いなし! 「お菓子からも栄養」をテーマに、健康を意識した食生活をしていきましょう。
ただし、お菓子はあくまでもお菓子なので、食べすぎるとカロリーオーバーすることもあります。くれぐれも食べ過ぎには注意をしてくださいね。