赤ちゃんの行事・お祝い/お食い初め

百日祝いとは?意味・今ドキお祝い・100日祝い写真映えアイテム

赤ちゃんの生後100日に行う百日祝い。その意味や行う時期から、お色直しやSNSで人気の100日アートまで、お食い初めとは別の100日祝いお祝い方法をご紹介します。ベビー服や寝相アート関連アイテムは、出産祝いにもおすすめです。

高橋 真生

執筆者:高橋 真生

子育て・教育ガイド

百日祝い(ももかいわい)とは? 今どき100日祝いの楽しみ方

百日祝い 100日祝い

赤ちゃんが生まれてから100日目のお祝い、百日祝い。お食い初めや色直し式の日でもあります。イマドキ100日祝いの楽しみ方とは?

赤ちゃんが生まれてから100日目に、赤ちゃんが無事に成長してくれたことを喜び、感謝するのが百日祝いです。一生食べることに困らないようにと願う「お食い初め(おくいぞめ)」「歯固め(はがため)」をする日で、「百日(ももか)の祝い」「箸初め」「真魚(まな)始め」とも呼ばれます。詳しくは「お食い初めにオススメ食器セット!」や「お食い初めの『歯固めの石』の由来・入手方法・代用品」もご覧ください。

<百日祝い 目次>  

百日祝いはいつするの? 遅くなってもいい?

百日祝いは、赤ちゃんの生後100日目に行います。地域によっては110目、120日目などにお祝いします。今では、この日を目安にその前後で体調や都合のいい日を選び、お祝いすることが増えています。

そもそも百日祝いは、100日よりも後に行う地域も多いもの。京都では「食い延ばし」と言って生後120日より少し遅らせて行うことがありますが、これは赤ちゃんの長寿を願ってのことです。

それぞれの地域の風習を確認し、無理のないスケジュールにするといいですね。

なお、目安を知りたい方はこちら、「keisan」(子どもの祝いの計算)が便利です。誕生日を入れると、主な赤ちゃんの行事から成人式までの日付を教えてくれます。
 

百日祝いの服装は、「お色直し」を意識して!

■古くから伝わる「色直し式」という風習 
百日祝いの服装は、色のついた服がおすすめです。
というのも、今ではあまり行われていませんが、昔は、生後100日までは「神さまの子ども」として白い産着を着ていた赤ちゃんが、101日目(もしくは100日目の夜)に色付きの小袖を着る「色直し式」という風習があったから。お宮参りのフォーマルである和装も、赤ちゃんが着る内着は白く、華やかなお祝い着はだっこしている大人の上からはおっているだけですね。
百日祝い・100日祝いのロンパース

100日という区切りにピッタリなフォーマル感と華やかさのあるロンパースです(Combimini)
(画像出典:Amazon

地域によっては、赤ちゃんだけでなく、お母さんやお世話を手伝う人も、100日間は白い着物で過ごしていたようです。
百日祝いでは記念撮影をすることも多いでしょうから、色のついたかわいらしい服なら、写真映えもしますね。
 
■お宮参りのときの服を着まわしてもOK
百日祝いは家庭で行う行事ですから、必ずしもフォーマルである必要はありませんが、お宮参りの服を着せてもいいでしょう。その場合、家族の服装もきれいめにしておくと、写真を撮ったときもバランスが取れます。

また、白いロンパースにカラフルなスタイを合わせたり、女の子ならヘアアクセサリーを付けたりしても華やかでおしゃれ。100日の特別感が伝わります。
百日祝い・100日祝い スタイ

大きくてかぶるだけでドレスのような雰囲気になる100日祝いにオススメのスタイ(chuckle)
(画像出典:Amazon

お宮参りについては「男の子のお宮参り服装!着物・セレモニードレスの選び方」や「女の子のお宮参り服装!着物やセレモニードレス選び・レンタル注意点」もご覧ください。
 

百日祝いの服装は、お食い初めと合わせて和風にするのもオススメ

お食い初めのお膳との相性のいい和をイメージした服装もいいですね。和装(着物)はハードルが高いかもしれませんが、袴ロンパースなどは気軽に取り入れられます。タイミングによっては、お正月や初節句などにも着回せます。
百日祝い・100日祝い 袴ロンパース

洗えて、着せやすく、赤ちゃんも楽なロンパースタイプの袴は100日祝いにオススメ。和風の百日祝い衣装は年賀状の写真にもぴったり(Puff 2 Kids)
(画像出典:Amazon

百日祝い・100日祝い 袴ロンパース

人気のSweet Mommyの袴ロンパースは100日祝いにオススメ。シックな色からさわやかな色まで、種類も豊富(Sweet Mommy)
(画像出典:Amazon

 

百日祝いのイマドキお祝い法「100日アート」に挑戦

今は、伝統的な百日祝いのほか、写真アートも大人気! 自宅で、自分で撮影することで、週末などではなく、赤ちゃんが生まれてから「ちょうど100日」を残すことができるのもポイントです。

オムツアート
オムツアートは、紙オムツを使って文字やイラストを作り、赤ちゃんと一緒に写真を撮ること。百日祝いのモチーフは、やはり「100」ですね。
百日祝い・100日祝い オムツアート

百日祝いのオムツアート。赤ちゃんが「1」を担当しています


寝相(お昼寝)アート
寝相アート・お昼寝アートは、赤ちゃんが寝ているときに、背景や小物を加えて赤ちゃんの寝相を生かした写真を撮ること。百日祝いでは、「のし(ご祝儀袋)」や「花束」風にするのも人気です。
百日祝い・100日祝い 寝相アート

赤ちゃんを「1」に見立てた100日祝いの寝相アート。シンプルですがおしゃれでかわいいですね


指輪アート
指輪アートは、赤ちゃんの手に、両親の結婚指輪を握らせて撮ること。2つの指輪を「100日」の「00」とし、赤ちゃんの指を「1」に見立てたり、アプリなどで「1」を追加したりします。手だけでなく、足の指を使ったり、顔やおなかにのせたりする使い方もあります。
百日祝い・100日祝い 指輪アート

赤ちゃんの手に、両親の結婚指輪を握らせて撮る「指輪アート」を100日祝いの記念写真に。おしゃれな雰囲気に仕上がりやすいのも魅力です(画像出典:RoomClip「hal_hk - 部屋全体/100日祝い/赤ちゃん/BABY のインテリア実例」)

 

百日祝い!100日アートに必要なアイテムは?

■大きな布
写真の背景に使います。ラグ・シーツ・ブランケットなど、家にあるものでかまいませんが、しわがない方ができ上がりはきれいです。フォトシーツやバスタオルなどは、出産祝いにも人気です。
百日祝い・100日祝い フォトマット

ほどよいかわいさが人気のサニーマット。シンプルなので100日祝いだけでなく、赤ちゃんの色々な成長タイミングでアレンジしやすいのがポイント(babyshower) 
(画像出典:
Amazon

 
■ガーランド・レターバナー・風船
ウォールデコでおなじみのアイテムですが、100日アートでは置いて使います。写真を撮った後は、もちろんお部屋を飾れます。ハンドメイドが苦手な方にも。
百日祝い・100日祝い デコレーション

こちらは、100日祝いの飾りつけセット。愛らしいピンクもあります。百日祝いだけでなく、誕生日のお祝いにも(Easy Joy) 
(画像出典:
Amazon


■画用紙・フェルト
お花や星、王冠の形などにカットして、パーツにします。なんとなく地味なときに、簡単に色を足すこともできます。

■置き物・造花
アルファベットや数字などのオブジェや造花を置いて飾りにします。100円均一などでも購入可能です。造花はお花紙で作っても。
百日祝い・100日祝い マンスリーフォトカード

月齢を表示するフォトカードセット。こちらは「100日」が入っていて、シンプルなデザインなので、長く飽きずに使えます。(Susabi) 
(画像出典:
Amazon

 
■おもちゃ・ぬいぐるみ
お気に入りのおもちゃやぬいぐるみと一緒に撮るのもおすすめです。100日だけでなく、毎月撮影すれば、赤ちゃんがそのとき好きなものを記録できますし、同じぬいぐるみと撮ることで成長も一目でわかります。
百日祝い・100日祝い ぬいぐるみ

イギリス王室・シャーロット王女のぬいぐるみということで有名になったJelly cat。いろいろな動物がいますが、みんなふわふわでとても愛らしく100日祝いの撮影で一緒に撮ると写真映え(ジェリーキャット)  
(画像出典:
Amazon

 
百日祝い・100日祝い ぬいぐるみ

100日祝いの写真撮影で一緒に!オーガニックコットン100%、環境にも配慮した、おしゃれでかわいいだけでなく、安心・安全なデンマークのぬいぐるみです(フランク&フィッシャー)
(画像出典:楽天

 

100日アートで気を付けたいこと

赤ちゃんの写真を撮影するときに一番大切なのは、赤ちゃんに無理をさせないこと。「もう少し!」と思うこともあるかもしれませんが、赤ちゃんが嫌がったときは、パッと切り替えて次の機会に見送りましょう。かわいらしい泣き顔も思い出になりますが、どうぞほどほどに。

特に、眠っているときは、大人も油断しがち。無理に動かしたり、おなかの上に物をのせたり、赤ちゃんの寝返りや睡眠の妨げになったりすることはやめましょう。衣装を着せるなら、赤ちゃんが不快でないものを選び、眠る前に着せてあげるといいですね。カメラやスマホのシャッター音にもご注意を。
 

百日祝い!大きな節目を幸せにお祝いしよう

生後100日というのは赤ちゃんにとって大きな節目。首が座ったり、表情が豊かになったりと成長も目覚ましい頃です。地域によっては、生後30日のお宮参りは鳥居までで、正式なお参りができるのは100日目という地域もあるほどです。

お食い初め、お色直しだけでなくさまざまなお祝いの仕方がありますが、目的は、赤ちゃんの健康を喜び、これからの成長を願うこと。幸せな一日をお過ごしくださいね。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます