毎日のタイ料理

マニアックなタイ料理が満載の「暮らして恋したバンコクごはん」

日本でもタイ料理は人気がありますが、実際にタイで食べられている家庭料理には、私たちが知らないものがまだまだたくさんあります。そんなマニアックなタイ料理を紹介している本、『暮らして恋したバンコクごはん』を、毎日のタイ料理ガイドの下関さんが教えてくれました。タイ好き必見!

下関 崇子

執筆者:下関 崇子

毎日のタイ料理ガイド

 
thai

下関さんが実際にタイに暮らして知った現地の家庭の味を紹介


タイ料理というと、トムヤムクンやガパオライスなどが有名ですが、日本人には知られていない料理もたくさんあります。

たとえば、日本料理だとお寿司やてんぷらなどが代表的ですが、普段はピーマンの肉詰めや明太パスタなど、純粋な和食とはちょっと違ったものを食べることもありますよね。タイ料理も同じなんです。

そんな日常のタイ料理を集めたのが 「暮らして恋したバンコクごはん」です。

   

タイ人なら誰でも知っている170料理

ピンクの炒め麺

子どもがよく食べる惣菜屋台の軽食。ビーフンの赤ソース炒め

 
月餅

タイのスターバックスでも売られている塩卵入り月餅。塩卵も自家製。

 

空心菜カレー、イワシ缶のサラダといった、総菜屋台でおなじみのものから、揚げソムタムやライスコロッケなど、約170種類の料理を紹介したのがこの本です。
 
タイのスタバでも売られている塩卵入り月餅、買い食いおやつの定番メレンゲクリームサンドなど、スイーツ&ドリンクだけで50品以上紹介しています。

タイ人配偶者のいる私も、6年間のタイ生活で食べていた料理ばかりで懐かしいものばかり。

 

日本で買える材料で、家庭で再現

料理本のエッセイ部分

現地の食文化が伝わるエッセイ本としても楽しめる

 
レシピ部分

レシピは巻末にまとめて紹介
 

料理はすべて日本で買える材料で、日本の台所で再現しています。本場の食材と代用食材を併記し、一部を除いてほとんどの材料は近所のスーパーやカルディなどで入手可能です。

また、クンチアン(中華風ソーセージ)や塩卵など、食材そのものの作り方も紹介。

食べられる場所や味、再現のポイントなどをエピソードで紹介しているので、料理を作るのが苦手な人も楽しめます。

 

マニアすぎて、リトルプレスで発売

「暮らして恋したバンコクごはん」は、「バンコク思い出ごはん」の第2弾。第1弾で有名料理は載せてしまったので、第2弾はマニアックなラインナップになっています。マニアすぎて出版社では企画が通らず、友人のデザイナーとリトルプレスで出版しました。

写真も私が撮影しているため他の料理本には見劣りしますが、圧倒的内容量と唯一無二のラインナップで、発売以来支持がじわじわと増え、現在ではタイ料理のネタ本になっているとの声も。タイ料理の新しい扉を開けたい人にはおすすめの本です。

 

DATA
ダコトウキョウ |『暮らして恋したバンコクごはん』
サイズ:A5 160ページ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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