卒園で伝える、親から先生へのメッセージ……書き方・文例
卒園メッセージは、園生活を振り返る良い機会
その場合、子どもの卒園を祝う保護者の集まりである卒対委員さんが中心になり、クラスごとに
寄せ書きやポケットアルバムなどにファリングするなどの方法で贈ることが多いでしょう。
クラスごとに手紙を書く場合は、各家庭にカードや台紙などが配布され、書き方や締め切りなど、指定があることが多いもの。その内容をチェックし、ルールに従って書きましょう。
「子どもがお世話になり、ありがとうございました」という感謝の言葉に加え、どんなことを書けば良いのか、書き方のポイントや文例を紹介します。
卒園メッセージ! 親から園の先生に手紙を書くときのポイント4つ
園の先生に手紙を書く時のポイントは、以下の4つです。- 感謝の気持ちが伝わればOK
ふだん手紙を書きなれていないと、どんなことを書いたらよいか悩んでしまいますが、子どもがお世話になった感謝の気持ちが伝わればOKです。気負わず、自然体で。 - 子どもに「取材」しながら書く
子どもに「〇〇先生のどんなところが好き?」「〇〇先生と、どんなことをしたのが楽しかった?」など、わが子にさりげなく、先生との思い出を聞いてみると、文面のヒントが浮かぶことが多いです。 - 子どもに、絵や文字を描いてもらう
子どもに、先生の似顔絵や、「せんせいありがとう」「せんせいだいすき」などの文字を書いてもらうと、手作り感が増します。うまく字がかけなくても、その子らしさが伝われば、先生は喜びます。 - 思い出の写真をはる
遠足や運動会など、子どもと先生がいっしょにうつっている写真があれば、プリントして貼るのもよいでしょう。
以下、先生に送る手紙の文例を3つ、紹介します。
卒園メッセージ文例1:どんな場面でお世話になったのかを伝える
卒園メッセージに先生と一緒に撮った思い出の写真を貼っても
〇〇先生、□年間、親子ともども大変お世話になりました。
〇〇先生は、△△(子どもの名前)にとって、初めての担任の先生。
人見知りの性格で園生活になかなか慣れず、
ぐずぐず泣いてばかりの△△をいつもやさしく
受け止めてくださって、とても感謝しています。
先生のおかげで、△△は「園大好きっ子」になりました。
年長クラスで、また〇〇先生にお世話になることがわかった時は、
親子で大喜びしたことを思い出します。
毎日楽しく元気に園に通うことができたのも、先生のおかげです。
本当にありがとうございました。
卒園メッセージ文例2:先生から教えてもらったことを伝える手紙
園生活だけでなく、子育てについてもアドバイスをもらい、心に残っていることがあれば、その思い出について書きましょう。〇〇先生、1年間お世話になり、ありがとうございました。
下の子が生まれ、赤ちゃん返りしてしまった△△は、周りのお友達に手を出したりなど、いろいろご迷惑をおかけしました。
そんな時、先生から「△△くん、ママを赤ちゃんにとられたようで、
寂しいのかもしれませんね。家に帰ったら、
5分でいいから△△くんをぎゅっと抱っこして、遊んであげてくださいね」と
言われた言葉が、今でも心に残っています。
それを機に、気持ちを切り替えるようにしたら、△△も少しずつ落ち着き、
今ではすっかり頼れるお兄ちゃんになりました。
あの言葉を、これからもずっと大切にしていきたいと思っています。
本当にありがとうございました。
卒園メッセージ文例3:子どもが、先生が大好きだったことを伝える
子どもが、先生のことを大好きだった場合は、家庭でのエピソードを書くとよいでしょう。〇〇先生、□年間、本当にお世話になりました。
△△は、笑顔でやさしい〇〇先生が、大好きでした。園から帰ってくると、
最初に教えてくれるのは、いつも〇〇先生のこと。
「今日は、〇〇先生と積み木でお城つくったんだ!」
「今日は、〇〇先生隣の席でお弁当食べたんだ!」など、
嬉しそうに話してくれるので、その内容を聞くのが楽しみでした。
卒園で、先生とのやりとりをもう聞けないと思うと
とても寂しい気持ちでいっぱいです。たくさんの思い出を
ありがとうございました。これからも、皆に愛される先生でいてください。
子どもの成長のなかで、大きな節目のひとつである卒園。先生に手紙を書くことは、子どもといっしょに園生活を振り返る、良い機会となることと思います。
あまり構えず、素直な気持ちで感謝の気持ちを伝えることができたらいいですね。
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