頭のいい子の幼児期の習慣
1.親が余裕を持って子どもに接している
幼児期の子どもは、とにかく注意したいことの連続です。「○○しちゃダメ!」「はやく○○して!」「何度言えばわかるの!」などと、つい声を荒げてしまうことも度々でしょう。一方、子どもを褒めたり、認めたりすることは、親に余裕がないとできるものではありません。頭がいいとされている子は、幼児期から親が余裕を持って接し、何かの行為を禁じる言葉よりも、「すごいね!」「大丈夫だよ」「ちゃんとできたね」というような、子どもを認める言葉を多くかけているようです。子どもはそんな親の前向きな声がけを自信にして、物事を主体的に考えられるようになっていくのかもしれません。
2.子どもにやらせる、言わせる
幼児に接するにあたって、親が問われるさまざまな力のなかで、おそらく「忍耐力」が上位に挙がることでしょう。子どもの言動をもどかしく思うあまり、どうしても、代わりにやりたくなるし、代弁してしまいたくなるものです。しかし、そこは忍耐。成績が飛び抜けていい子どもの親に、どのように育ててきたかを聞くと、「特別なことはしてないです。ただ、失敗してもいいから、できるだけ子どもに自分でやらせてきました」という回答が共通して返ってきます。成長するためには多くの失敗が必要です。たとえうまくいかなくても、やらせてみて、言わせ続けるように育てられた子どもは、それだけ成長する傾向にあるようです。
3.親子のコミュニケーションが多い
中学受験進学塾の難関校志望クラスの保護者面談では、親子で本当によくコミュニケーションをとっていると、感心させられることが多いです。親子のコミュニケーションが多いことも、「頭のいい子」に共通する幼児期の特徴といえるでしょう。幼児は親の話し方、使う言葉を大人が驚く吸収力で身につけます。幼児にとって、親とのコミュニケーションが大きな学習機会になることは、数々の研究結果から明らかになっています。幼児との日常は、親の体力、精神力が要求される日々ですが、幼児期の親子コミュニケーションは子どもの将来への大きなギフトとなります。
子どもを「待つ」余裕を持って接する
何をもって「頭のいい子」とするかは、価値観によってさまざまです。しかし、「自身の特性を発揮して主体的に人生を歩んでいく子」になってほしいというのは、すべての親の願いではないでしょうか。そうだとしたら、今回紹介した3つを改めて意識してみるといいかもしれません。【関連記事】
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