31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は藤本シゲユキさん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、藤本シゲユキさんです
■藤本シゲユキさんプロフィール
今回の回答者:藤本シゲユキさん
ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。2014年からアドバイザー業に専念。男性心理を知りつくした立場から、人生と恋愛の成功率を上げるための的確なアドバイスを行う。累計相談件数5000件以上、HPは月間100万PV超。
HP:だまされない女のつくり方
twitter:@hamshigesan
お悩み:結婚したい、ときめく恋もしたい。何を諦めたらいいですか?
お悩み:結婚したい、ときめく恋もしたい。何を諦めたらいいですか?
私はもう4年ほど、ちゃんとした彼氏がいません。先日、久々に好きな人ができたものの、7回ほど遊びに行ったあとに告白したら、「君のことは良い友達だと思っている」と言われました。
その後、別の人から猛烈にアプローチされ、ちょっといいなと思って一夜を共にしたら、その瞬間から連絡が来なくなりました。
私はどうも、好きになった人からは好かれにくいようです。好きになるのは、ちょっと遊んでいそうだったり、自由な思考の持ち主だったり、職業でいうと経営者やクリエイターなどのタイプです。
結婚相談所に入って、真面目な婚活もしていますが、こちらで会う人にはまったくときめきません。誠実で優しく、結婚向きの方は多いなと思うのですが……。
結婚したい、早く子供がほしいという気持ちはすごくあります。でも、ときめく相手と恋愛がしたいという気持ちも、同じくらいあるんです。ときめく相手と結婚して子供が持てたら一番ですが、なかなかうまくいかず、焦っています。私はいったい、何を諦めたらいいのでしょうか。
アドバイス1:「好きになる相手=自分に合う相手」とは限らない
アドバイス1:「好きになる相手=自分に合う相手」とは限らない
1つ目が、「好きになる相手=自分に合う相手」とは限らないということ。この事実を見落としている女性がものすごく多いんです。
というのも、ひどく夢がない話ではありますが、恋愛感情は「ないものねだり」と「性欲」の掛け合わせでしかないんですよ。
もう少し詳しく説明すると、自分にないものを持っていて、性的魅力を感じる異性に対し、「わー、この人に承認された自分は完全体になれるだろうから、さぞ気持ちいいだろうなあ」というのが恋愛感情です。
そして、「自分にないもの」というのは、もっと詳しく言うと「自分が足りないと決めつけているコンプレックスや劣等感のようなもの」になります。なので、必ずその人にとって必要なものというわけではないんです。
それに、いくら相手が自分にないものを持っているからといって、補ってくれるかどうかは話が別です。
また、恋愛も人間関係の1つである以上、「合う・合わない」が確実に存在します。いくらいいなと思った相手であっても、相性が悪ければ、いい関係を築くことはできません。サイズの合わない服を、「どうしても着たいから」という理由で着ることはできないように、相手が自分を受け入れてくれなかったら、どうすることもできないわけです。
ちなみに、モテる男女は基本的に、自分を受け入れてくれる人の中から恋人を探しています。負け戦をしないから、モテるんですよ。逆にモテない男女は、ニーズがまったくないところに自分を無理やり当てはめようとしがちです。
アドバイス2:性欲だけで相手を追いかけると失敗しやすい
次に理解しておいていただきたいのが、性欲だけで相手を追いかけると失敗しやすいということ。恋愛感情が生まれる要素の1つである「性欲」について詳しくお話ししますと、ルックスや雰囲気に惹かれるのも実は性欲なんです。理屈ではなく、本能で感じている部分になりますからね。
青いキリンさんが、結婚相談所で出会った男性にときめかないのは、彼らに性的魅力を感じないことが大きな理由としてあるのではないでしょうか。
ただ、男性のルックスや雰囲気から入るのは別にかまわないのですが、性格や相性の合致までちゃんと見ないと、その恋は失敗しやすいです。
一夜を共にした途端に連絡が途絶えた男性は、最初から身体目当てだったかどうかはさておき、人間性に問題があった可能性は高いですね。「都合が悪いことから逃げた」という事実がありますから。
アドバイス3:結婚=ゲームの「1面クリア」しただけの状態
アドバイス3:結婚=ゲームの「1面クリア」しただけの状態
結婚すれば幸せになれると思っている女性が多いですが、結婚しただけで幸せになれるわけがありません。しいて言えば、「結婚できた」という安心感が得られるだけ。ゲームでたとえるなら、ただ「1面クリア」しただけの状態なんです。
実際、結婚して幸せになるよりも、1人で幸せになる方が圧倒的に簡単だと思います。なぜなら、結婚して幸せになるためには、「家庭という会社を、夫という共同経営者と共にうまく運営していく」ことが必要だからです。
もし、きちんと向き合ってくれないような相手を結婚相手に選んだら、その家庭がうまくいくことは難しいでしょう。ここで言う「向き合う」というのは、「都合の悪いことでも逃げずに立ち向かう」ということです。
「子供がほしい」という理由だけで結婚を急いでいる女性がいますが、これは周りが次々に出産していることで生まれた「焦り」が原因になっていることが多いですね。たとえるなら、「みんなゲームボーイ持ってるから私もほしい」と言っているのと同じなんですよ。
そんな大人の勝手な都合だけで出産したがるなんて、先進国であるにもかかわらず幸福度が低いこの日本に生まれてくる子供の身にもなってやれよと言いたいです。
以上、3つのことをちゃんと理解されているのであれば、ときめきも、結婚も、子供も、どれも諦める必要はないと思います。
アドバイス4:自分に合う相手=友達になれる相手
ちなみに、自分に合う相手とは「友達になれる人」のことを指します。友達になれないような相手とうまくいくことはありません。友達になれる人で、なおかつその相手に性的魅力を感じるのであれば、ときめきはクリアできますし、お互いがしっかりと向き合って困難を乗り越えることができるのであれば、結婚して子供ができても幸せになれるのではないでしょうか。
逆に、お互いがしっかり向き合って進むという状況でない限り、結婚生活は「絶対に」うまくいかないので、そこのところはお忘れなく。
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