リヨンの観光

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ソーヌ川とローヌ川の2本の美しい川が市内を流れるリヨン

パリからTGVで2時間で行けるリヨンは、フランス第2の都市であり、美食の都としても知られています。またそれだけでなく、美しい景色や街並が広がる、見どころが多い観光都市となっています。ちなみに、旧市街から高台のクロワ・ルースにかけての一帯は「リヨン歴史地区」として世界遺産登録されています。

リヨン観光に必要な日数ですが、余裕を持って観光するなら2日は欲しいところですが、日帰りも不可能ではありません。ただその場合は、ゆっくり見るというよりは弾丸になると思います。

<目次>  

リヨンの観光モデルルート

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ヴュースポットが点在するクロワ・ルース

1泊2日のモデルコースを紹介します。

■1日目
フルヴィエールの丘に登って街全体を見下ろし、近くのローマ劇場を散策した後、午後は旧市街でトラブール巡りやショッピングをして、夜はそのままブション料理やガストロノミーを楽しむ。

■2日目
午前中に市場に行き、朝ごはんもしくはランチは市場で。午後からクロワ・ルースに行き、壁画を見つつフルヴィエールの丘とはまた違った角度から街を見下ろし、夕方は川の景色を楽しみつつ街中へ。飲食街でリヨン料理を堪能してパリへ帰るというスケジュールが理想的です。
 

リヨンの治安と観光の注意点

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まずは観光の中心地ベルクール広場にあるリヨン観光局で情報収集を

リヨンに着いたら、まずはベルクール広場にある観光局へ行き、市内マップとレストラン&ショッピングリストの本「COLLECTOR(英/仏)」をゲットしましょう。ボリューム大ですが、かなり使えます。

トラブールと壁画に興味があり、ポケットWi-Fiなどのなどネット環境がある人は、専用アプリをダウンロードするのがおすすめ。この2つは市内に点在しており、地図で現在地と照らし合わせながら探すのはなかなか大変なので、アプリを見ながら回れれば便利です。
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フルヴィエールの丘へと登るフニキュレール

公共の市内交通機関はメトロ、バス、トラムがあります。フルヴィエールの丘へ登れるフニキュレール(ケーブルカー)にも使える10枚の共通チケット「カルネ」を買うと便利です。
 
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夜はパリに比べると大人しめ

リヨンの治安はパリに比べて良い印象です。ただし夜は全体的に早めで、夜中まで賑わっている所は少なく、22、23時ぐらいには閉店する所が多いです。

どこに泊まるかも重要ですね。ベルクール広場周辺には安宿から高級ホテルまで幅広く点在しており、観光の拠点として便利です。

<DATA>
リヨン観光局
住所:Place Bellecour - BP 2254 69214 Lyon cedex 02 - France
営業時間:9:00~18:00
無休

【参考サイト】
COLLECTOR ダウンロードページ(英語/仏語)
TRABOURS APP(英語)
リヨンの市内交通「TCL」(英語/仏語)
 

リヨンの観光名所・スポット

世界遺産を有し、観光都市でもあるリヨン。旧市街やビューポイント、アート、グルメなどとにかく見どころがたくさんあります。限られた日数で行くべきマストスポットをご紹介します。
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昔ながらの街並が残る旧市街(ヴュー・リヨン)

 

旧市街(ヴュー・リヨン)

ソーヌ川の西に位置する旧市街「Vieux Lyon(ヴュー・リヨン)」は、イタリア・ルネッサンス様式で建てられた建物や、凹凸のある石畳など、15世紀から絹織物で発展した古い街並がそのまま残っています。
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リヨンのトラブールは必見

ここのもう一つの見どころといえば、絹織物を運ぶための古い建築スタイルである「トラブール」。内部に存在する中庭のような場所。旧市街には約10ものトラブールがあるので、個性豊かなトラブールを是非見て回って下さい。

また旧市街には、お土産屋やブションも点在しているので、グルメやショッピングも楽しめます。
 

フルヴィエールの丘

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ますはフルヴィエールの丘に登ってリヨンの街を眺めよう

旧市街の西の「Vieux Lyon Cathedrale St Jean(ヴュー・リヨン・カテドラル・サンジャン)」から発着するフニキュレール(ケーブルカー、F1)で行けるフルヴィエールの丘は、リヨン随一のヴューポイントです。着いたらまずここに行って、街全体を眺めるのと良いですよ。
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美しい内部の壁画は必見


また、フニキュレールで丘に着いたら目の前に広がっているのが、フルヴィエール大聖堂。内装の壁画は息を飲む美しさなので、必見です。

<DATA>
Notre-Dame de Fourvière(ノートルダム・ド・フルヴィエール/フルヴィエール大聖堂)
住所:place de Fourvière 69005 Lyon
開館時間:7:00~19:00
無休
 

古代ローマ劇場

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ヴュースポットにもなっている古代ローマ劇場でしばし休憩を

フルヴィエールの丘からの眺めを楽しんだ後は、是非ローマ劇場にも立ち寄ってください。紀元前15年の遺跡が残る貴重な場所です。小学生の遠足や学生たちのたまり場にもなっており、リヨネ―ズ・ライフが垣間見られます。

<DATA>
Théâtres Romains de Lyon(テアトル・ロマン・ド・リヨン/リヨンの古代ローマ劇場)
住所:6 rue de l'Antiquaille 69005 Lyon
開園時間:4月15日~9月15日:7:00~21:00 9月16日~4月14日:7:00~19:00
無休
 

リヨン中央市場

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フランスの美食文化の父とも称されるポール・ボキューズの名を冠し

フランスの美食文化の父とも称されるポール・ボキューズの名を冠した屋内市場。生鮮食品はもちろんのこと、チーズやバターといった乳製品、ハムやソーセージなどのシャルキュトリ―、パンやスイーツなど、フランスならではのグルメの店が集結しています。フランス市場のイメージを覆す、洗練されたグルメセンターで、レストランを併設している所が多いので、こちらで食事を頂くこともできます。

<DATA>
Les Halles de Lyon(レアール・ド・リヨン)
住所:102 Cours Lafayette 69003 LYON
営業時間:(市場)7:00~19:00 (レストラン)7:00~22:30
日曜・祝日:(市場)7:00~13:00 (レストラン)7:00~16:30
 

クロワ・ルース地区

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有名なだまし絵の壁画「Mur des Canuts」

個人的におすすめの場所がここ「Croix Rousse(クロワ・ルース)」です。綿織物が盛んだった時代にアトリエ街として発展した地域で、今でもギャラリーやデザイン会社などクリエイティブな雰囲気がところどころに残っています。旧市街とはまた違った、特徴的なトラブールが点在し、また高台ならではのヴューポイントも多数。ゆっくりと時間をかけて散策したい場所です。

クロワ・ルース地区に行く際に使うメトロC線HENON(エノン)駅で降り、南下すると、有名な壁画「Mur des Canuts(ミュー・デ・カニュ)」に出会えます。

この地区には、他にも複数の壁画があります。有名な2つの壁画も併せて紹介しておきます。
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Mur peint des lyonnais célèbres の壁画


■Mur peint des lyonnais célèbres(ミュー・パン・デ・リヨネ・セレブル/リヨンの有名人の壁画)
住所:2, rue de la Martinière 69001 Lyon

■Mur peint des écrivains(ミュー・パン・デゼクリヴァン/作家たちの壁画)
住所:6, Rue de la Platière 69001 Lyon

リヨンの壁画スポット(英語/仏語)
 

トラブール

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トラブールは主にクロワ・ルースや旧市街に集中している

絹織物が盛んだった当時のリヨンで、雨に織物を濡らさないように運べるようにと造られた様式がこのトラブールです。小さな入口から建物の内部に移動すると、中庭にスペースがあり、そこを経由して建物に入っていけるという仕組み。トラブールには様々なスタイルがあり、リヨンではそれぞれ違った個性豊かなトラブールが発見できます。

Les Traboules du Vieux Lyon(英語/仏語)
 

リヨンのグルメ

リヨンといえば、美食の都として知られており、星付きのガストロノミーから大衆食堂ブションまで、様々なタイプのグルメが楽しめます。リヨンには食を求めて訪問する人も多く、期待を裏切らない街です。そこでリヨンの主なグルメスポットをご紹介します。
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リヨンのグルメといえば、やはりブション

 

ブション

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メインの羊の煮込みもこのボリューム!


「Bouchon(ブション)」とはリヨンにある庶民的な食堂のこと。その昔、レストランの女性料理人達が労働者が思い切り飲んで食べられるメニューを提供したのが始まりと言われています。「レ・ブション・リヨネ」と呼ばれる認定証を持つブションは、ソーヌ川とローヌ川に挟まれた繁華街2区に多く集まっており、旧市街にもいくつかあります。リヨンならではのボリュームたっぷりのメニューで、前菜、メイン、デザートのコースを取ったら、かなりお腹いっぱいになります。小食の人は2皿コースやメイン1皿にしておいた方が無難かもしれません。

Les Bouchons Lyonnais(英語/仏語)
 

星つきレストラン

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シチュエーションも素敵なLes Terrasses de Lyon © Studio Joss

リヨン市内と周辺には、3つ星のポール・ボキューズをはじめ、星つきレストランが点在しています。特に旧市街には「Les Terrasses de Lyon(レ・テラス・ド・リヨン)」など1つ星レストランが4軒集まっています。また2つ星を持つ日本人シェフのレストラン「TAKAO TAKANO」は、和食とフレンチの融合が味わえる店として評判となっています。せっかく美食の街に来たのだから、1度ぐらいはこういったガストロノミーを体験してみたいですね。

ミシュラン・リヨンと周辺の星つきレストランリスト(仏語)
 

リヨン中央市場

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リヨンの美食文化が体験できる


観光スポットで紹介したリヨン中央市場は、美食が楽しめるグルメスポットでもあります。人気のスープブランド「GIRAUDET(ジローデ)」や生ハム専門店の「BELLOTA BELLOTA(ベジョータ・ベジョータ)」など人気店が集まり、ショッピングを楽しみながら、気軽に食事することができます。
 

リヨンのイベント

フランス第2の都市リヨンは、イベントも充実。中でも国際的に注目される2大イベントをご紹介します。
 

光の祭典

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リヨン最大のイベント、光の祭典 © Brice Robert

リヨン最大のイベントと言えば、毎年12月頭の週末4日間にわたって行われる光の祭典です。各地でクリスマスのイルミネーションが華やかになる中、リヨンは街を挙げてあらゆる建物や広場などのスポットにインスタレーションが映し出されます。特に毎回注目されるのが、旧市街にあるサン・ジャン大聖堂のプロジェクション・マッピング。市役所とローヌ川に挟まれたルイ・プラデル広場(Place Louis Pradel)のプログラムも人気です。

【参考サイト】
リヨン 光の祭典(Fête des Lumières)
Fête des Lumières公式サイト(仏語/英語)
 

シラ国際外食産業見本市 SIRHA

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フランスを代表する食の見本市 SIRHA © Elisabeth Rull

2年毎の奇数年1月にリヨンのEUREXPO(ユーレクスポ)で行われる世界最大級の阿木食産業見本市「シラ(SIRHA)」。2019年は世界133カ国約20万人以上の関係者が集結。中でも「ポールボキューズ・ドール」を始めとしたコンクールは毎回注目を集めています。

【参考サイト】
シラ国際外食産業見本市(日本語)
SIRHA公式サイト(仏語、英語他)


【取材協力】
レイルヨーロッパ
フランスをはじめ、ヨーロッパの鉄道チケットが日本語で予約できるレイルヨーロッパ。フランス国内移動に速くて快適なTGVもこちらで取ることができま す。

周遊パスや割引の情報も充実しているので、自由にお得にフランス、ヨーロッパを回りたい人は是非とも活用したいサイトです。

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