小型デスクトップの時代が到来?
20型モニタ付属モデルやOffice2007の用意されたLM-M100S |
Atomは、通常のデスクトップ向けCPUである Core2 Duo などと比べると、非常に発熱が小さく、電力を消費しないのが特徴です。例えば、デスクトップPC向けCore2 Duo の最大放熱量が 65W 前後、ノートPC向けが 10W~35Wであるのに対し、Atom は 2.5~4W しかありません。
電力を消費しないため、バッテリ駆動のノートPCでは長時間使用できますし、電気料金の節約や静音性の実現も可能になります。PCの機体も小型化が容易で、総じて「地球にやさしい」「エコPC」ができるわけです。
本来はノートPC向けの Atomですが、省スペース機に人気のある日本市場ですから、デスクトップPCで採用しない手はありません。Atom 搭載のノートPCは、「ネットPC」「ミニノート」などと呼ばれますが、デスクトップPCの場合は「ネットトップ」と言います。
当然、ネットトップは省スペースの小型PCということになります。Atom 登場以前も、エプソンダイレクトや Acer(エイサー)が小型PCを投入してきましたが、いずれも通常のデスクトップPC向けCPUを採用、排気などに独自の工夫をこらした製品でした。
Atomの登場で、小型デスクトップPCが爆発的に増える可能性が出ています。ネットトップは、これからが「旬」(しゅん)と言えます。
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CONTENTS
Page1:新CPUのAtomとは
Page2:マウスコンピューターのネットトップ
Page3:FRONTIERのネットトップ
Page4:ネットトップ購入の注意点