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高速電脳の大変静かなパソコンを取材しました 静かなPCは如何?

パソコン自作派のカリスマ的な高速電脳が満を持して作成した、音の静かな高性能パソコンを取材しました。実物を見た筆者がこれをレポートします。

執筆者:中村 伸



先日から筆者サイトのリンクに加えさせて頂きました「高速電脳」さんは、パソコン自作派の人なら「知らなかったらモグリ」とまではいいませんが、非常に個性的な箱守社長の下、コンセプトも品揃えも場所も独特の「良さ」を醸し出しているパソコンショップとして有名です。ずばり、「高性能」と「怪しさ」が同居した、マニアの巣窟、総本山的なショップかと思います。(箱さん、取りようによってはひどい書き方でごめんね)

さて、筆者が以前書きました「Pentium-4マシンは遅い?」というクローズアップの中でちょっとだけ取り上げましたが、筆者の古い友人であるインターミクスの江川さんに紹介して頂いたのが3年前、当時は早稲田(早稲田大学のすぐ脇)に居を構えていらっしゃいました。昨年のゴールデンウィークに、満を持してパソコンのメッカ(?)秋葉原に引っ越しをされました。「怪しさ」を重要視したと思われる現在の店舗は、秋葉原でも神田明神に一番近い、「神田明神下」交差点に位置します。

ところで、筆者がAllAboutJapanのガイドをさせて頂く際に「パソコン」サイトと「パソコンの改造、自作」サイトのどちらをやらせて頂くかということがありましたが、結果としてパソコンサイトということになりました。高速電脳さんは自作パソコン向けの高性能パーツを得意としていらっしゃるので、筆者サイトでは扱えないなぁ、と内心がっかりしていました。

ところが、この夏から高速電脳さんでも、その得意とする分野、つまり高性能なホワイトボックスパソコンの販売に乗り出しました。十把一絡げではない、非常に手の込んだ高性能でかつ稀少なパソコンを完成品の形で販売開始したのです。ひょんな事からこの話題を聞きつけ、早速取材させて頂くべく、久しぶりに箱守社長に連絡を取りました。2つ返事で取材に応じていただけると言うことで、お邪魔してまいりました。

店舗は狭い・・・

来店されたことのある方ならご存じでしょうけれど、早稲田時代もここ神田明神下に移っても、高速電脳さんはこぢんまりとした店舗で営業されています。三角形の店舗は長辺部分に商品が並べられていて、今回の取材目的である「静」パソコンは店舗ほぼ中央の棚の上に見本機が、今まさに組み立て調整中のものがその奥に鎮座していました。


「静」パソコンのディスプレイ


最近はCPUの性能がうなぎ登りで(これを書いている最中にPentium-4/2GHzが発表、発売されたというニュースが飛び込んできました)それに伴い、消費電力も以前とは比較にならないほど上がってきています。消費電力が増えると当然それ相応に熱も発生するわけで、半導体は高熱に弱いと言うことから冷却の必要があります。筆者の以前のクローズアップ、「夏を涼しく」でも取り上げましたが、パソコンから発生する熱を効率よく排出するには、扇風機、つまり、ファンは必須となります。大量の空気を出し入れできればそれだけ効率が上がると言うことで、二通りのアプローチが出来ます。一つ目は高速に空気を出し入れする、二つ目は出し入れする出入り口を広げると言うことです。
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