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この「音」はスゴイ! オンキヨーのPC(2ページ目)

オンキヨーから、Intel社の提唱するデジタルプラットフォーム、Viiv対応PCが発売されました。音響機器メーカーならではのこだわりがうかがえる、まさに「Best Viiv PC」と言える仕上がりです。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

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HDC-7の内部
HDC-7の内部はPCだが、独自の工夫がたくさん(クリックすると画像が拡大)

内部にも振動防止の工夫

音響機器の大敵は、機器が発するノイズ。とくに、高性能なデジタル機器では振動によるノイズが避けられません。

HDC-7の内部を見ると、「ノイズ発生源」である光学ドライブやCPUファンに防振材やテープなどが貼られていることがわかります(拡大画像の黄色で囲んだ部分。サンプル製品のものであり、実際の製品と異なる場合があります)。電源アダプタの部分も、受け皿が設けられています(拡大画像の緑色で囲んだ部分、同)。

このように、HDC-7は、音響メーカーとしてのノウハウに基づいたつくり込みが施されています。このため、騒音レベルはDVD再生時でも25dB程度。筆者が使った実感でも、DVD再生ボタンをクリックした直後は排気口が音を立てるものの、すぐにファンの回転数が落ち、静寂さを取り戻しました。

高性能サウンドカードを搭載

HDC-7の「目玉」は、高性能な専用サウンドカードを採用していること。同社のフラッグシップ製品「SE-150PCI」をカスタマイズしたもので、量子化ビット数24bit、サンプリング周波数96kHzでの出力に対応、同軸・光のデジタル出力、7.1ch対応アナログ出力、ノイズ除去回路「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」なども備えています(姉妹品の「SE-90PCI」については、サウンドカードでPCの音質を良くしよう へ)。

このほか、ドルビーヘッドホンにも対応、FMチューナーを内蔵するなど、音楽ファンにも満足できるものです。もちろん、TV機能も持っており、アナログ地上波にダブルチューナーで対応します(地上デジタル放送には未対応)。

PCとしてのスペックですが、デュアルコアのPentium D(2.80GHz)を搭載しています。HDDもDVDレコーダー並みの400GB、メモリ1GBと、各種メディアを楽しむには十分な性能です。オンキヨーは、Intel社との密接な協力関係の下、製品開発を進めていくそうです。次回製品では、CPUへのCore2 Duoの採用、高性能ビデオカードの搭載が期待されます。

<HDC-7の仕様>


製品名HDC-7
価格250,000円前後(モニタ別売り)
CPUPentium D 920(デュアルコア2.80GHz)
メモリ1GB(DDR2 533)
HDD400GB(SATA)
光学ドライブDVD±RW DL対応
グラフィックスIntel 945G Express
TV機能アナログ放送・ダブルチューナー
HDC-7で高音質を楽しむ……>>NEXT


Page1:AV機器感覚のHDC-7
Page2:高性能で振動も防止
Page3:HDC-7の楽しみ方
Page4:音楽配信サービスで楽しもう
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