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外付けHDD、スペック表の見方(2ページ目)

音楽ファイルなどがPCに保存されるようになり、外付けHDDへの注目が集まっています。バックアップやデータ共有に欠かせない外付けハードディスクについて、スペック表の見方とおすすめの選び方を解説します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

HDC-UX
アイ・オー・データによるHDC-UXシリーズ

スペック項目の見方(1)

外付けHDDのパッケージに印刷されているスペック項目について、順次、解説していきます。

なお、外付けHDDは、HDのベアドライブを各メーカー独自のケースに収容したものであるため、スペック項目は外付式でも内蔵式でも基本的には同じです。以下は、内蔵HDDを購入する際にも参考にしてください。

  • HDDサイズ
    ……外付けHDDで使われるベアドライブには、3.5インチ型と2.5インチ型の2種類があります。3.5インチ型はデスクトップPCで、2.5インチ型はノートPCで使われているものです。「携帯性」「省スペース性」を売り物にした外付けHDDは、2.5インチ型を採用している場合が多くあります。

    しかし、3.5インチ型の方が容量が大きく回転数も速いため、性能が高いのがふつうです。

  • HDD容量
    ……HDDに記憶できる容量を示しており、「250GB」(ギガバイト)などと表記されているものです。この数字が大きいほど、多くのデータを保存できます。80GB~500GB程度まで、容量のバリエーションは非常に多くあります。

    HDDの記憶容量を上げるためには、記録板の密度を上げるという方法をとります。密度を上げると読み取り速度が向上するため、一般に「容量が大きいHDDほど速い」ということができます。

    ただし、400GB以上の製品では、同容量のHDD2基で構成されている場合があります(例えば、500GB=250GB×2)。こうなると、500GB(250GB×2基)のHDDの方が、400GB(400GB×1基)の製品よりも遅くなってしまう、ということがあり得ます。「こだわり派」のユーザーは注意しましょう。

  • ディスク回転速度
    ……「rpm」という単位であらわされ、数値が大きいほど回転速度が速くなります。3.5インチ型では5,400~15,000rpm(5,400~7,200rpmが一般的)、2.5インチ型では4,000~5,400rpmがあります。

    回転速度が速いほど高性能ではありますが、その分、回転音がうるさくなるというデメリットがあります。

    キャッシュ、シークタイム、インターフェース……>>NEXT


    Page1:需要が増える外付けHDD
    Page2:サイズ、容量、回転速度
    Page3:キャッシュ、シークタイム、インターフェース
    Page4:RAIDなどその他の機能
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