<目次>
・カバーオールとは?オーバーオールとは違う?
・デニム・ヒッコリー・ダック、カバーオールは生地がタフ
・カバーオールの着こなしは? 大人メンズにおすすめのコーデ
・カーハート・ポインター…カバーオールの定番ブランドはコレ!
・古着でカバーオールを探すのもあり!
・カバーオールとは?オーバーオールとは違う?
・デニム・ヒッコリー・ダック、カバーオールは生地がタフ
・カバーオールの着こなしは? 大人メンズにおすすめのコーデ
・カーハート・ポインター…カバーオールの定番ブランドはコレ!
・古着でカバーオールを探すのもあり!
カバーオールとは?オーバーオールとは違う?
カバーオールとは本来、シャツジャケット型のアウターの総称。日本のファッションシーンではとりわけ、ジャケット丈のワークウエアのことを指します。もともと作業用として使われていたため、タフな生地で仕立てられているものがほとんど。ゆとりあるシルエットに多くのポケットが付いたその見た目から、男らしい印象を醸し出せます。
似た名前でオーバーオールがあり、こちらも作業着を指しますが、ことファッションではオーバーオールは上下つながった「つなぎ」、カバーオールはジャケット型と分けて考えるのが一般的です。
デニム・ヒッコリー・ダック、カバーオールは生地がタフ
カバーオールは前述のとおり、作業用の服が出自のため、タフな生地を使っているのが特徴。実際にどんな生地のものがあるのか見てみましょう。■カバーオールの生地その1「デニム」
デニムはカバーオールの代表的な生地【出典:楽天市場】
アメリカの開拓者たちが当時愛用したことがルーツの、ワークウエア基本の生地。着こむことで生まれる経年変化によって、見た目にも着心地にもいい風合いとなるのが魅力です。
■カバーオールの生地その2「ヒッコリー」
ストライプ柄が爽やかなヒッコリーは、実は柄のことを指し、生地自体はデニムと同じ厚手の綾織り。作業時に付着する汚れを目立たなくするために考えられたとされる柄で、ワークウエアに多く用いられます。
■カバーオールの生地その3「ダック」
一般的にはキャンバス生地と言われるものの別称。オランダ語でキャンバス布地の呼称が転訛したものとされています。日本でいう「ズック」もこれに当たります。ダウン素材に使われる鳥のことではないので、ご注意を。
カバーオールの着こなしは?大人メンズにおすすめのコーデ
どんなアイテムかがわかったところで、参考にできる着こなし方をチェックしていきましょう。■ワークテイストに振る
ワークな着こなしはカバーオールコーデの基本【出典:WEAR kawanishiさんのカバーオール「Schott/ショット/OLD DENIM WORK JACKET/オールド デニム ワークジャケット カバーオール」を使ったコーディネート】
デニムカバーオールのタフでラギッドな印象をうまく生かしたコーディネート。袖をたくし上げて男らしさを強調すると、より男らしい印象に着こなせます。
■上品アイテムと合わせる
ワークウエアなのに、シャツにクリース入りスラックスといった、品のいいアイテムとも相性がいいのもカバーオールの魅力。シンプルで今っぽいスタイルです。
■ミリタリーとミックスする
もちろんミリタリーパンツのような、たくましい印象のアイテムとも好相性。ただし、なるべくスマートなシルエットのものを合わせた方がお洒落に見えます。
カーハート・ポインター…カバーオールの定番ブランドはコレ!
次に、着てみたいけどどんなものを選べばいいかわからない!という人におすすめしたいカバーオールの定番ブランドを5つご紹介します。歴史あるワークウエアブランドのものなら、作り、デザイン、ともに文句なし。お気に入りの1着がきっと見つかるはずです。CARHARTT カーハート
カバーオールといえばココ!といっても過言ではないほどに、定番のブランドは1889年、アメリカ・デトロイトで誕生。特にダックキャンバスを使ったこのモデルは、ブランドの代名詞と言えるほど。フロントポケットやリベット使いなど、ワークのディテールが忠実にデザインされています。羽織るだけでアメカジの雰囲気を存分に演出できます。
POINTER BRAND ポインターブランド
1913年バージニア州ブリストルで狩猟の競技服メーカー、KING-LOCKWOOD mfg社として創業した老舗のワークウエアブランドです。作りも見た目もタフな印象たっぷりで、たくましさを存分に演出できます。胸ポケットにはペン差しも付くなど、ワーカーらしいディテールが満載の1着です。
DANTON ダントン
1935年、フランス・ロワレシャトールで創業したワークウエアブランド。パリの地下鉄会社やフランスの国鉄などの制服や作業服を納める、由緒正しきブランドです。最近ではファッション性に富んだデザインに力を入れ、多くのブランドとのコラボモデルも展開。モールスキンを使ったこちらは風合いよく着心地も満点。
BEN DAVIS ベンデイビス
ゴリラのピスネームでお馴染みの「ベンデイビス」は、1935年にアメリカ・サンフランシスコで誕生したワークウエアブランド。やや武骨な印象の、ワークウエア然としたデザインながら、リブ袖仕様や中綿入りといった機能性に富んだ作りも魅力です。ちなみに創業者の祖父は、ジーンズの生みの親のひとり、ヤコブ・デイビス。
GUNG HO ガンホー
GUNG HO×URBAN RESEARCH 別注カバーオール【出典:楽天市場】
1972年アメリカ・テキサス州で、ワークからミリタリーと幅広く展開するアメリカの老舗アパレルブランド「アールズアパレル」。ここが手がけるワークウエアに特化した別ラインブランドが「ガンホー」です。今も伝統的なアメリカ製を守り続け、良質で手頃な値段のワークウエアを多数生みだしています。
古着でカバーオールを探すのもあり!
カバーオールはアメリカの古きよき時代から愛用されてきた、ワークウエア。それゆえ、古着でも多く残っています。ヴィンテージの良品を見つけて着るのもひとつの手。いくつかご紹介しましょう。■ラングラーの古着のカバーオール
ジーンズブランド「ラングラー」製の裏地付きカバーオールは、1970年代ごろのもの。やや大きめのシルエットでゆったり着れば、今っぽい着こなしになります。
■シュガーケーンの古着のカバーオール
SUGAR CANE カバーオールジャケット ヘリンボーン【出典:楽天市場】
在日アメリカ軍基地向けに衣料を納入していた日本企業が母体のブランド「シュガーケーン」のレプリカ。アメリカンデザインと日本の細やかな技術力が融合した、逸品です。
■リーバイスの古着のカバーオール
リーバイス コットンツイル カバーオール【出典:楽天市場】
サード型Gジャンのようなデザインが施された「リーバイス」のカバーオール。くったりとした風合いが、古着ならすぐに楽しめるのも魅力です。
時代はアメカジ!アウターならカバーオールを手に入れたい
グッチやサンローランなどの欧州メゾンブランドが火付け役となって、今のメンズファッション界はアメカジがブームのひとつになっています。例えばシャツならフランネルシャツだったり、アウターだったら今回のカバーオールと、秋冬はブームに乗ってアメカジ服を手に入れておきたいところです。もちろんアメカジ服は定番服でもあるので、ブームが終わっても長く愛用できるはずです。【関連記事】