見直しが必要?35歳からのカジュアル服

「あれ?以前はこの服、似合っていたはずなんだけどな……」

クローゼットに保管していたカジュアル服を久しぶりに着たとき、急に違和感を覚えることはありませんか?その感覚、気のせいではないかもしれません。あどけなさが残る20代前半の頃に比べ、年齢とともに我々の顔つきは確実に変化しているからです!

30~40代を中心に、のべ4,000人近い男性の買い物に同行してきたガイドである私が、35歳から見直すべき痛いカジュアル服と、おすすめのカジュアル週末服について教えます。

 

無骨なワーク・ミリタリーテイストの服は大人には危険かも? 

■ワーク・ミリタリーテイストは似合う人が限られる
M-65タイプのミリタリーブルゾン。無骨カジュアルのテイストが強いデザインほど人を選びます。

M-65タイプのミリタリーブルゾン。無骨カジュアルのテイストが強いデザインほど人を選びます。

25歳の頃までは、顔つきに可愛さや幼さが残っているからこそ、無骨でカッコイイ印象が強いワーク・ミリタリーテイストとバランスがとれ、無条件で似合っていたはず。しかし35歳を過ぎると、カジュアル服ほど顔がくたびれて見えてしまう、という現象が起こります。

もちろん、デザイナーや古着屋のショップで働いている人など、職業上のキャラが立ちやすい場合は、この限りではありません。こだわって着ていれば、何歳になっても好みを貫くことがカッコよさにつながることもあります。

普段はスーツやオフィスカジュアルで働くビジネスマンが、なんとなく週末はカジュアルにと考えている場合、『カーゴパンツ』『M-65ブルゾン』のような、ミリタリーテイストが強いデザインは、35歳頃から似合う人が限定されがちです。『ネルシャツ』『チノパン』『ワークブーツ』のようなワーク系アイテムもくたびれて見えがちなので、正直、着こなしに注意が必要です。


■おすすめはスポーティテイスト
これらを回避するためには、同じカジュアル属性であってもスポーティーテイストを選ぶことをオススメしています。例えば、『ジョガーパンツ』や『白スニーカー』などのさわやかなテイストのスポーティテイストです。それらをポリウレタン・ナイロン・レーヨン・リヨセル・テンセルなどのストレッチ素材のジャケットなどに合わせると、簡単にカジュアルな好印象スタイルをつくれます。 
参考:インナーで9割決まる!カジュアルジャケットコーデ術


■大人っぽいデザインのアイテムならミリタリーテイストもクリア
ミリタリーを連想するカモフラ柄もジャケットタイプはカジュアル過ぎない印象に!

ミリタリーを連想するカモフラ柄もジャケットタイプはカジュアル過ぎない印象に!

また、どうしてもミリタリーなどのテイストを着たい場合、カモフラ柄の『テーラードジャケット』のように、ミリタリー要素を取り入れながらも、カタチは大人っぽい服を選ぶのもおすすめです。こういったハイブリットなアイテムならば、誰しも年齢の壁を越えやすいように、私には見えます。

普段スーツスタイルが似合うビジネスマンほど、35歳を過ぎたころから週末カジュアルの見直しが必要です。無骨でカッコいい、とエレガントで大人っぽい、両者のバランスを見直しましょう!


 

遊ぶなら、デザインより素材感で!

■スポーティテイストの定番服は要注意
比較的年齢を選ばないスポーティーテイストは、落ち着きやさわやかさは出やすくなります。しかし定番素材を無難に着てしまうと、どうしても遊び心やおしゃれ感が足りないケースも。例えばポロシャツを選ぶ場合、一般的な鹿の子素材のポロシャツでは、ゴルフをしているおじさんのようになってしまうかもしれません! かといって、派手で華美な服こそ痛い人になりがちなのも事実なので気が引けます。


■素材に遊びのあるアイテムで
カジュアル服にスポーティテイストを取り入れて遊ぶなら、素材感が重要になります!若いころは服の違いを識別するとき、わかりやすい3つの視点として、シルエット・色・デザインを考えていたと思います。35歳以上のカジュアルにおいては、素材感にも気を配りましょう。
タオルのようなパイル生地のポロシャツ。第一ボタンの素材も印象的!素材感を活かした1枚です。

タオルのようなパイル生地のポロシャツ。第一ボタンの素材も印象的!素材感を活かした1枚です。

そこで試してもらいたいのが、画像のようなタオル生地の素材やひとつだけ異なる第一ボタンなど、素材に遊びがあるアイテム。これによって生じたさりげない特徴で、無難過ぎず、おしゃれな印象に変えることができます。

また、ポロシャツの場合、ピタッとしたボディーラインで「第2の肉体」を強調することも重要なのでお忘れなく!細身であっても、恰幅がよくても、どちらの場合もある程度ボディーラインを強調する着こなしをお薦めしています。 
参考「女子ウケがいい!35歳からの好印象ファッション


 

寸足らずに見える七分袖はクシュッとたくし上げ

袖を折り返しているだけで、たくし上げていない7分袖シャツ。袖の寸が足らないという印象が強調されがちです。

袖を折り返しているだけで、たくし上げていない7分袖シャツ。袖の寸が足らないという印象が強調されがちです。

女性や若い男性の服には一般的でも、大人の男性には難しいのが七分袖シャツです。そもそも、袖がピンと伸びている七分袖ほど難易度が高い服はありません。あるべき袖がないことが強調されているようで、妙に手首が協調されたり、ただの「寸足らず」な印象に見えることもあるからです。

しかし、以前 予算1万円で手っ取り早くおしゃれになる5つの方法 でも示した通り、実際は男性も手首や腕を少し見せることでバランスよい着こなしになるのは確か。そこで試してもらいたいのが、七分袖シャツの袖をクシュクシュッとたくしあげる着こなしです。なんとなく感じていた違和感がなくなり、印象が180度変わるはずです!
 
たくし上げた7分袖がクシュクシュの5分袖に見える!着方ひとつで同じシャツも見え方が変わります。

たくし上げた7分袖がクシュクシュの5分袖に見える!着方ひとつで同じシャツも見え方が変わります。

寸足らずに見えていた7分袖がクシュクシュした5分袖になると、同じシャツもまったく見え方が変わります。シャツのエレガントさに、男らしく無骨ながらも、カジュアルで余裕のある雰囲気を醸し出すことができます。

この袖をたくし上げることで生まれるクシュクシュと波打った状態を「ドレープ感」があるといいます。このドレープ感などの着こなしテクニックが、シャツの素材感を引き出したり、上記のようにディテールをプラスしてくれたりと、痛くない大人カジュアルにおいて重要な要素になってきます。

35歳からは、どんなにシンプルな服であっても、着方の工夫で差をつけましょう!


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