年収1000万円以上の男性と、結婚したい女性たちに必要な覚悟って?
最近は男性の所得が減少し、「年収600万円希望」という方も増えつつありますが、「玉の輿」の夢を捨てきれない女性はいるものです。給料が上がりにくい、格差社会……などと言われる今こそ、自分の人生を一発逆転するためにも、「玉の輿に乗りたい」と思っている方はたくさんいるでしょう。結婚相談所にいらっしゃる女性には、いまだに漠然と「年収1000万円以上」を希望する方が多いものです。実際に年収1000万円以上の男性がどのくらいいるかを平成28年分 民間給与実態統計調査(P.20より)で調べてみました。年収1000万~1500万円の男性は4.8%、年収1500万~2000万円の男性は1.1%、年収2000万円以上は0.7%でもはや1%を切る数字となっています。年収1000万円以上を合計すると6.6%でした。
3 給与階級別分布
1年を通じて勤務した給与所得者4869万人について、給与階級別分布をみると、300万円超 400 万円以下の者が 854 万人(構成比 17.5%)で最も多く、次いで 200 万円超。300 万円以下の者が 796 万人(同 16.3%)となっている。
男性では、年間給与額 300 万円超 400 万円以下の者が 522 万人(同 18.2%)と最も多く、次いで 400 万円超 500 万円以下の者の 501 万人(同 17.5%)となっている。
出典:平成28年分 民間給与実態統計調査(P.20より)
通勤電車の定員は150人前後(140~160人ほど)なので、その中にだいたい10人程(=6.6%
なので、150人で9.9人となる)いらっしゃる計算になります。そう思うと、案外たくさんいるのでは?と思ってしまうかもしれませんが、すでに結婚している既婚者やかなり年上のおじいさんも含まれる調査なので、あなた自身の結婚対象になりうる男性に絞ると、かなり少なくなります。30~40代の婚活女性と同世代で、1000万円以上となると、数少ない好条件の男性を狙っているということをまず自覚しないといけません。
そこに、年収だけでなく人柄・職業・学歴のフィルターをかけ、かつ、あなた好みの身長や顔・趣味趣向・ファッションセンスなどの条件をプラスしていくと、残る男性は何%でしょうか。しかもその相手に、あなた自身も選ばれて、両想いにならなければいけません。
選りすぐりすればするほど条件に合う人は100人に1人から、1000人に1人、2000人に1人となっていきます。マメに合コンや婚活をしていると言っても、月に数人に会うのが限度。もはや天文学的数字に近いことがわかると思います。
もちろん、確率は低くても望むのは自由です。わかった上で、覚悟して挑んでほしいのです。何も考えず体当たりしても無駄な労力となるのでいくつかのことを心得て挑みましょう!
1.お金を稼ぐ苦労を労えるかを見られる
まず、覚悟したいのが、年収1000万円超える男性と結婚しても、結婚後すべて自分のものなると思わないでください。前述の数字からわかるように、平均的な働き方をしていて1000万円を超える年収を獲得できる30~40代は滅多にいません。稼いでいる人ほど、稼ぐことの苦労を知っています。そんな彼らはお金目当てで近づいてくるような女性を嫌い、軽蔑しています。ただの遊びならお金目当てのキレイどころを相手にすることはあるでしょうが、結婚相手は別、ということが多いものです。交際中にブランドバッグを持っていたり、デートで高級なお店ばかりねだろうものなら、「また散財女か……」とうんざりし、すぐに逃げて行きますよ。
また、彼らはお金の使い方は堅実的です。億単位のお金を動かすような人ほど、ただ散財することを嫌い、投資などに活用しています。ですから、財産=使っていい現金ではないですし、結婚したからと言ってお給料をまるまる奥さんに渡して終了……なんてことはありません。
ですから、パートナーになりたいなら稼ぐ男性ならではの苦労を理解し、労うようにしましょう。「お金があるんだから使っていいでしょ?」ではなく、「きっとこんな苦労をしているんだろうな」「たまの休日にデートをしているんだから癒してあげたいな」「こんなサポートだったら私にもできるかな」そんな風に考えられるようになれば、一歩前進と言えるでしょう。
2.社会的にも経済的にも精神的にも、自立が求められる
若くてかわいければ1000万円オトコを狙えるでしょ⁉ 正社員より家事手伝いの箱入り娘のほうがモテるでしょ⁉ と思っているかもしれませんが、残念……それは、すでに昭和の感覚です。
昭和の時代は専業主婦の割合が多かったので、家に置いておくだけなら「なにも知らない若い女」&「家庭的な女」がいいだろう、と思われていました。
でも、今は時代が違うのです。稼ぐ男は、がんばってきました。だから結婚する相手も、ちゃらんぽらんな考え方で、後先考えずに生きてきた女性では話も合いません。業種や仕事、給料が違っても、自分の人生に責任を持てる計画性や信念を持つことはパートナーとして必須事項でしょう。
今は、女性も出世する時代。業種にもよりますが、バリバリ仕事をする女性が稼ぐ男性の周りにもたくさんいて、日々、魅力的な女性たちを職場で見ています。稼ぐ、自立している、自分の意見や生き方を持っている……男女問わずそれが当たり前であり、それが男女平等です。だから、妻にも求めるのも当然なのです。
自身の条件が高いほど容姿や年齢も当然求めるでしょうが、その上で、仕事の話が対等にできたり、今後の生き方について対等に話し合えるような存在を求められると心得ましょう。
3.一般常識レベルが高いので、妻にも同様の知識や教養が求める
夫がエリートであれば、教養が求められます。それが彼が生きてきた世界の常識だからです。単に、家庭で話が合う・合わないではありません。将来生まれてくる子どものIQに影響する? 子どもの教育できるのか?ということを気にする人もいます。
また、結婚後に上司や同僚、パーティーなどで取引先やクライアントと話すような機会もあるでしょう。そういった場所では、男性同士でワイフ自慢が始まることもあります。トロフィーワイフという言葉もあるくらい、エリート男性やお金持ちの男性は、自分の成功の証として妻を誇るのです。だからこそ、どこに出しても恥ずかしくない女性を妻にします。そんなときに、一般常識レベルの知識もなければ、いくら愛想がよくても対応できません。
家柄や学歴は今さらどうにもならなくても、銀座のお店のママさんのように、成人してから自身で勉強して知識を得ることもできるはず。望む相手に合わせた知識や教養を身に着けてみてください。
4.外食男子が喜ぶ家庭料理をサッ!と作れる料理スキルを見られる
女性の社会進出や男女平等について話しておいて矛盾するようですが、やっぱり今の時代も、女性の手料理を好む男性は多く、それは稼ぐ男性も同様です。むしろ、収入などが好条件の男性の場合、妻にはそれを求めて当然だと思っているところがあります。
業種によっても異なりますが、接待や打ち合わせで外食続きだったり、会議続きで食事は社内でコンビニ食をつまむしかなかったり、いつ帰れるか分からないような激務なら冷蔵庫は空っぽで、帰り際にさっと立ち食いするだけ……そんなタイム・イズ・マネーな人ほど、食事を優雅に楽しむ時間はそうそうないもの。だからこそ、(ロクに連絡もせず深夜帰宅しても)サッ!と短時間で食事の支度ができる……など、気が利いた家事ができる女性がいいと考えるのです。
逆に、遅くまで働く夫を尻目に、食事どころか、労いもせず遊びまわったり、ガーガー寝ているようなら、「こんなはずじゃなかった、自分は働いて稼いでいるのに……こんなことなら独身でよかった」となりかねません。今の時代、「妻を女中や家政婦扱い?」と思ってしまいますが、それくらいの覚悟がないと務まらないのが、アラサー以上で玉の輿を狙うということなのです。
求めるだけじゃダメ! 自分に足りないものを見つめなおすのが第一歩
逆に、兼ね備えていなかったあなた! 「妻となる女性になんでもかんでも求めすぎだ、ヒドイ!」などと思ったでしょうか? でしたら、冒頭の話を読み直してください。玉の輿と言えるような年収1000万円超で、同世代の独身男性はそもそも少ないのです。それでも、自分の力では手に入れられないような財産が欲しい、エリートと結婚して人生を一発逆転して幸せになりたい、と思っているのなら、並大抵の努力では選ばれません。そもそも「今までの自分を水に流して、結婚すれば一発逆転できる、人生を変えよう!」などと思っているとしたら、それは大きな間違いです。過去は消せませんし、努力や信念、育ち、教養などすべてを見て、結婚相手を選ぶのは当たり前です。それは、努力してきた稼ぐ男性ほど顕著でしょう。
とはいえ、希望は捨てないでください。私の結婚相談所では、10人に1人の女性が年収1000万円超えのエリート男性とマッチングして結婚しています。彼女たちは、美しく教養がある上、努力を惜しまず、婚活でも血のにじむような努力をし、めでたく妻の座を獲得しています。
まずは自分に足りないものはないか、必要な努力はなにか知ることから始めてみてはいかがでしょうか。4つの覚悟が決まったら、ぜひ応援します!
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