今回はこんな質問が届きました
「ハイライトでメイクをしたのに、疲れて見えると言われてしまった……一体どうして?」
Q. ハイライトを入れてもパっとしません。むしろ、入れていると夫に「疲れてる?」と聞かれ、何がいけなかったんだろうか?思ってしまいました。(30代・会社員)
ハイライトを入れてもパッとしないのはなぜ?正しい使い方は?
A.ハイライトは効果を知って上手く使わなきゃ損しちゃう。使う部位と入れ具合を知れば小顔&美肌に!
旦那様に「疲れてる?」と言われちゃったんですねぇ。これ、もしかしたら、やみくもにハイライトを使って、逆効果になってしまったのかな? 入れ方や、入れたところが悪かったですね~。ハイライトは高く見せたり、広く見せたり、膨らませたり、奥行きを出すためのアイテム。上手に使えば目鼻立ちが際だち、美人度がアップ。肌が輝いているように若々しく、華やかにも見えます。でも、使い方を間違えると膨張して顔が大きく見えたり、悪目立ちして疲れて見えたり、老けて見えたりもしますので、役割を知って効果的に使いましょう。
ハイライトは入れる部位と量が大事なの。あと、クマのように元が影になっているところは、まずクマの影をカバーしてからハイライトを入れましょう。明るくしたいからとカバーしないままハイライトを入れると、逆にグレーっぽく悪目立ちして逆効果です。
ハイライトは顔の中で“高さを出したい” ところに入れるのが基本
じゃあどう使えばいいのか? 難しく考えなくて大丈夫。顔の中で高くしたいところ、明るくしたいところに入れればいい。具体的には、Tゾーン(額や鼻筋)、上唇の山の輪郭(M字の部分)、下唇の中央、あご先、そして頬骨。要は、顔を手で触ってみて「出っ張っているな」ってところにつければいいのですね。ハイライトの使い方にはコツがあって、たくさん入れれば効くってわけじゃありませんよ。高く見せたいところには、入れる面積を小さくします。
例えば、Tゾーンって言っても、額から鼻筋にまっすぐ長く入れるのではなく、顔立ちに合わせて入れ具合を変えましょう。額なら、真っ直ぐTの字ではなく、少し丸みをつけた扇型、もしくは東京都のシンボルマークのようなイチョウの葉型をイメージして入れると丸く女性らしい額になるの。
そして、鼻筋の縦のラインは、基本は目頭まで。そこから先、どれぐらい入れるかは顔立ちによりますが、例えば顔が長い人がハイライトを鼻筋から鼻先まで入れると顔がより長く見えるので、基本の目頭まででOKです。でも、「鼻先はつんとしたいの……」というのであれば、そういうときは鼻先だけに“ちょん”と1cmくらい細く入れればOK。ハイライトって本当に “ちょん”が効くんですよ。
唇の山谷の輪郭、あご先にはアクセントっぽく入れます。さらに横顔、黒目の下からこめかみに向けての頬骨ライン。ここに入れると、光のラインが矢印効果で顔を引きあげて見せてくれます。
失敗メイクにご用心!老けて見えないハイライトの入れ方のコツ
で、お気づきかもしれませんが、さっきまでハイライトを入れたところは骨の上。つまり、骨の上はくすまないんです。一方、目の下は……? 触るとわかるけれど凹んでますよね。ここ、年を重ねると痩せてくぼんで、しかもクマで影が出てしまう部位なんです。なので、明るく膨らませるといい。だからこそハイライト! なんですが、直接つけるのではなく、まず下ごしらえとして、コンシーラーでくすみや不要な影を必ずカバーしてからハイライトを入れると効果的ですよ。
ハイライトメイクのコツは、 1)高さを出したいときはポイント使い、2)ボリュームを出したいときは面使い、3)引き上げ効果を出したいときはライン使いです。色はシルバー、ゴールドなどありますが、すっきり見せるならシルバー系、健康的に見せるならゴールド系がおすすめです。ってことで試してみてね!
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山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。