例えばオーディオCDは、PCにセットされているCDドライブでCD-TEXTが利用出来る場合、そのデータを利用する機能が付いています。プリンタにセットする前、PCのCDドライブにCDを入れ、ソフトを起動してオーディオCDを選択すると、タイトルの入力選択になります。その時、CD-TEXTが選択出来るようになっています。これを選択してあげるとタイトル印刷ソフトに曲タイトルやアーティストが流し込みされるようになっています。
問題はそこにありました。なんと行数や文字数が不足してしまいます。文字の大きさも数字で1から5を選択するだけ、つまり、一番小さい文字が1ですが、それでも曲数が不足です。また、ディスクの上下にタイトルを割り振るのですが、自由度が少なくて最初いらいらしました。
●フリー編集ならOKか?
フリー編集機能も付いています。というか、それがないとあまりにレイアウトに苦労してしまいます。これはワープロ感覚で文字や図を印刷可能範囲に並べていくというもの。文字の大きさ、書体など色々いじる事が出来ます。OLE機能、つまり、ワードやエクセルに装飾した文字タイトルなどを入れる機能ですが、このソフトにはありません。ただ、オブジェクトを図として扱う事が出来ますので、ワードなどで作った加工文字を、そこから再度貼り付け直す、という具合に、2度手間ですが行えば貼り付け可能です。多少やりにくさ、面倒くささを感じましたが、出来ないという事ではない、ということです。
また、写真などの印刷ですが、こちらもモノクロディザがかかった形に自動的に変換されます。ただ、印刷すると結構見にくいので、他のソフトなどで線画状態にしておくと見やすい結果が得られるでしょう。
筆者が最も注目した難点、それは印刷面積の少なさです。レイアウトに苦労するのも、写真などの品質が落ちるのも、それらすべて、印刷出来る面積が狭いが故にやりにくさに繋がってしまっています。丸いディスクに四角く印刷する事は大変面倒なのですが、それでも、もう少し広い範囲を選択出来ればなぁと、残念に思いました。