クローゼット収納の基本アイデアを、収納のプロが伝授!
みなさんのクローゼットの収納は、どんな状態になっていますか? パンパンに詰まっているのに着たい服が見つからない、もしくは取り出しにくい!という方も多いかもしれません。クローゼットは物置ではなく、自分を装う大切な衣類が入ったお気に入りの収納スペースにしたいですよね。まずは、クローゼット収納の基本を押さえましょう。【INDEX】
- クローゼット収納の基本アイデア
- 「引き出し」の選び方・使い方
- 「引き出し」への収納方法
- 「ハンガー」の選び方
- 収納グッズおすすめ1:天馬のFit’s(フィッツ) ケース
- 収納グッズおすすめ2:無印良品のポリプロプレン収納ケース
- 収納グッズおすすめ3:アイリスオーヤマのHGチェスト
- 収納グッズおすすめ4:IKEAのSUKBBボックス
- 収納グッズおすすめ5:無印良品の横ブレしにくいフック
- 収納グッズおすすめ6:100均のブックエンド
- 収納グッズおすすめ7:100均の回転式フック
- 収納アイデア実例
- クローゼット収納術・まとめ
クローゼット収納の基本アイデア
■クローゼット収納の基本アイデア1:上の棚には使用頻度が低い・軽いものを収納する棚板(枕棚)の上など、上段部分には「使用頻度が低く比較的軽いもの」を入れましょう。無造作に詰め込むのではなく、ボックス毎にグルーピングをして、取っ手付きのケースなどに入れ、出し入れしやすくするのがおすすめです。
■クローゼット収納の基本アイデア2:使用頻度が高い衣類は吊るす収納でしまう
使用頻度が高い衣類(コートやスーツ)や、たたむとシワが気になるもの、レーヨン素材などでたたむと自立しづらいものなどは、ハンガーにかけて吊るす収納がおすすめです。ハンガーをそろえると、より美しくなり、やる気もアップしますよ。
■クローゼット収納の基本アイデア3:下の段には引き出し収納ケースを置く
下の段には、引き出し収納ケースを入れることが定番です。詳しくは次の項でご説明します。
クローゼット収納にぴったりの「引き出し」の選び方
■いろいろある!収納ケースの種類<ボックスタイプとチェストタイプ>
ボックスタイプとは、1段ずつ購入でき、お好みの高さに積み重ねて使用できる引き出しです。商品によって積み重ねられる最大数などもあります。チェストタイプは元から数段の引き出しが一体になっている引き出しです。
ボックスタイプの方が、使う場所に合わせてアレンジしやすく、クローゼット内では使いやすいかと思います。また、チェストタイプの物は見た目にスッキリして見えるので、クローゼット内よりも、お部屋の中でチェストとして使用する場合におすすめです。
<蓋つきの衣装ケース>
蓋つきの衣装ケースには、普段あまり出し入れしない物や、季節外の物など入れるとよいです。引き出し収納ケースの場合は、外寸よりも引き出しの内寸は小さくなりますが、蓋つきの衣装ケースはそのサイズのままが収納できる容量になります。
また、蓋つきのケースの場合は、少々多めに入れてもフタを閉めることができるので、たくさんの物を収納することができます。クローゼットの下よりも、枕棚上や納戸などの収納用におすすめです。
<レール付きとレールなし>
引き出しに金属レースがついている物は、たくさんの物を入れても軽い力で開け閉めがしやすいのでとても使いやすいです。引き出しが抜け落ちないようにストッパーがかかっていることが多く、1番奥の物は少し取り辛いです。
■収納ケースの選び方
<サイズは高さ・横幅・奥行きを要確認!>
【高さ(深さ)】中に入れたい物に合わせて購入しましょう。メーカーによってもさまざまですが、一般的には18cm、23cm、30cmとあります。
◎収納するものの例
18cm:靴下やハンカチ、インナー類、女性用Tシャツ、子ども服など
23cm:女性用ニット、パンツ、男性用Tシャツ、シャツ、トレーナーなど
30cm:男性用ニット、厚手のトレーナー、ジーンズなど
【横幅】収納ケースを入れたい場所をしっかりと計測して決めましょう。クローゼットが折れ戸の場合など、扉を開けた時の厚みがかなりあります。端から端まで計測してピッタリに購入したら収納ケースの引き出しが出せない…ということもよくありますのでご注意を!
また、クローゼット内すべてに引き出し収納ケースを入れずに、空きスペースにはスーツケースを入れたり、ワゴンを入れてバッグ収納にしたりもできるので、必要な分だけをしっかりと考えてみてください。
【奥行き】奥行きもメーカーによってさまざまです。一般的には53cm(クローゼット用)、74cm(押し入れ用)などがあります。また、40cm前後の浅い奥行きのタイプの物はお部屋に出したまま使いたい場合などにおすすめです。奥行きも深い方が収納力は増しますが、大きくなる分、開け閉めはしにくくなってきます。
<実物を見て購入 or 定番人気の商品を選ぶのがおすすめ>
価格の安いものを購入すると、引き出しの出し入れがスムーズでなかったり、重い物を乗せるとたわみが起こったりすることも。実物を見てから購入するか、定番人気の物を選ぶとよいでしょう。
「引き出し」への収納方法
■引き出し収納ケース内での衣類の入れ方 引き出し収納の中での衣類収納は、1つずつを立てて収納するのがおすすめ。上から見て、すべての服を見渡せるからです。平置きして重ねてしまうと、下の服が見えなくなり、取り出すときに上の服をよけないと取り出せません。また上の衣類をよけるときも、せっかく畳んでいたものが崩れてしまい、引き出し内がぐちゃぐちゃになる原因になってしまいます。 並べ方は、奥行が浅めの場合は横1列でもいいですし、奥行が深い場合は前後2列に並べて手前にはよく着る物、奥には季節外やあまり着ない物を入れるのも使いやすいです。お使いの収納ケースや衣類の幅に合わせて工夫して入れてくださいね。クローゼットが美しく、使いやすくなるハンガーの選び方
クローゼット内のハンガーはどのように選んでいますか? ハンガーを同じ種類で揃えるだけで、見た目にも美しくなり、スッキリきれいな収納をキープしたいという気持ちがわいてきますよ。とはいえ、ハンガーの種類はたくさんあるので、選ぶのに悩みますよね。今回は、ガイドのおすすめハンガーをご紹介します。
■ニトリの滑りにくいアーチ型ハンガー・スラックスハンガー
写真のニトリのハンガーは、シリコンコーティングがされていて滑りにくくなっています。また、上のアーチ型ハンガーだと、ニット類の肩も出にくく、肩幅を気にせず使えます。下のハンガーはスラックスハンガー。スラックスを滑りにくく省スペースで吊るすことができます。限られた収納スペースにおいて、とても役立つ存在です。
■木製のハンガー
こちらは高級感のある、木製のハンガー。ジャケットやコートなど、厚みありが型崩れが心配な衣類には厚みのあるハンガーが適しています。ただ、厚みがある分スペースをとるので、収納力は少なくなってしまいます。
クローゼット収納おすすめグッズ1:天馬のFit’s(フィッツ) ケース
天馬のFit’s(フィッツ)ケース(画像はAmazonより:http://amzn.asia/d/7cwF8tF)
天馬のFit’s(フィッツ) ケースは、何と30年以上のロングセラー商品です。現在お使いの方も多いのではないのでしょうか?
人気の秘訣は、長年変わらないサイズ規格。お手持ちの物に組み合わせて、少しずつ買い足していけるところでしょう。また、とても頑丈にできているので、たわみにくく、積み重ねて使っても安心です。Fit’sは他の収納ケースよりも少しお値段が高めですが、長く快適に使うことを考えると、安心して使える商品です。
個人的には、Fit’sのロゴがシールではなくはがせないところが、少し残念。ロゴが大きく目立ちすぎるので、我が家では目隠しシートを張って、さらにはロゴが隠れるようにラベリングシールを貼っています。
クローゼット収納おすすめグッズ2:無印良品のポリプロプレン収納ケース
無印良品のポリプロプレン収納ケース(画像はAmazonより:http://amzn.asia/d/9KQZ2Ae)
レール付きではないのですが、スムーズに開け閉めができます。お値段もお手頃価格なので、気軽に購入できるのも魅力的です。
クローゼット収納おすすめグッズ3:アイリスオーヤマのHGチェスト
アイリスオーヤマのHGチェスト(画像はAmazonより:http://amzn.asia/d/dTQZunG)
またチェストタイプにしては珍しく1段ずつ分解することができ、アイリスオーヤマに連絡すれば追加部品も購入できるそうですよ。デザインも可愛らしい物もあるので、お子様の衣類収納にもぴったりです。
クローゼット収納おすすめグッズ4:IKEAのSUKBBボックス
クローゼット収納に欠かすことのできない、IKEAのSUKBBシリーズ。こちらの収納ボックスは、クローゼットの棚板の上で使うととても便利です。取っ手が付いていて軽いので、取り出す際もスムーズです。他にも布団を収納できる収納ケースなども揃っています。真っ白なカラーとシンプルでシャープなデザインが、クローゼット内を整然と整った雰囲気にしてくれます。クローゼット収納おすすめグッズ5:無印良品の横ブレしにくいフック
クローゼットの壁の空きスペースにタオルバーなどを設置し、そこにフックをつけて使用頻度の高いベルトや小物などをかけておくと便利です。普通のS字フックだと、物を取ろうとするとフックごと落ちてしまったり、ずれたりとイライラしてしまいます。でも、この無印良品の「ステンレス横ブレしにくいフック」なら、その名の通りズレにくく、快適に使えます♪クローゼット収納おすすめグッズ6:100均のブックエンド
クローゼット引き出し収納ケースの中に服をたたんでしまう際に、倒れてこないように使用します。その時の衣類の分量に合わせて使用できるのでとても便利です。ブックエンドは本の整理以外にも、引き出し内の仕切りなど、いろいろな場面で活躍する収納アイテムですよ!クローゼット収納おすすめグッズ7:100均の回転式フック
クローゼットのバーにバッグをかけて収納する場合、普通のS字フックだと、バッグが横を向いてかさばります。この回転するフックを使い、フックを90度回転させて(写真下を参考)使用すると、バッグを縦向きに並べて収納することができます。クローゼットの収納アイデアを厳選!
素敵な収納アイデアがたくさんあるサイト「RoomClip」 の中から、マネしたくなるクローゼットの収納アイデアを厳選してご紹介します。■クローゼット収納実例1:押し入れをクローゼットとして活用
押し入れのふすまを外し使いやすいオープンスタイルに(出典:RoomClip 「収納アイデア/無印良品/インテリア/リフォーム/シンプリスト/整理収納部…などのインテリア実例 - kajiの部屋 -」 )
■クローゼット収納実例2:突っ張り棒でデッドスペースを活用
突っ張り棒にS字フックをつけてデッドスペースを活用(出典:RoomClip 「一人暮らし/100均/クローゼットの中/バック収納/つっぱり棒/ダイソー…などのインテリア実例 - mikaの部屋 - 」 )
■クローゼット収納実例3:クローゼット内に棚(ラック)を設置
クローゼット内に棚を入れディスプレイ感覚で収納(出典:RoomClip 「 建売住宅/シンプルな暮らし/ドライフラワー/ドライフラワーのある暮らし/戸建て…などのインテリア実例 - sayaka.の部屋 - 」 )
■クローゼット収納実例4:子どものおもちゃ収納スペースとして活用
クローゼットを子どもの遊び場に(出典:RoomClip 「セリア プレンティボックス/収納アイデア/雑貨/インテリア/整理収納アドバイザー/整理収納…などのインテリア実例 - miyako.の部屋 - 」 )
■クローゼット収納実例5:布団はIKEAのSKUBBで収納
かさばる布団はIKEAのSKUBB収納ケースでスッキリ収納(出典:Roomclip「マジメに家pic/イケア/脱しましま/クローゼット 収納/整理整頓/IKEA…などのインテリア実例 - Macaroniの部屋 -」)
■ハンガーブランコを使って収納力アップ
ハンガーブランコの活用でデッドスペースを作らない(出典:Roomclip「ラタンボックス/プレンティーボックス/スラックスハンガー/洋服/ブランコハンガー…などのインテリア実例 - 411.kaoriiiiの部屋 - 」)
■毎日使う物にはフタのないボックスを利用して簡単収納
每日使う小物は出し入れしやすく収納するのがベスト(出典:Roomclip「整理収納/ブリ材バスケット/賃貸/セリア/100均/クローゼット…などのインテリア実例 - sachi_homeの部屋 -」)
■靴下類は仕切りケースに入れて見た目もスッキリ
靴下の収納はごちゃごちゃしやすいもの。仕切りケースを使うとスッキリ見えて、かつ適正量もキープできる(出典:Roomclip「ニトリ/収納/おはようございます/マンション暮らし/無印良品/シンプルな暮らし…などのインテリア実例 - hiromin-626の部屋 - 」)
クローゼット収納術・まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はクローゼット収納の基本やアイデア、おすすめ収納グッズなどをご紹介しました。皆さんのご自宅に使えそうなアイデアはありましたか?クローゼットは物置ではなく、自分を装う大切な衣類や小物を収納する場所です。ぜひお気に入りのアイテムをキレイに使いやすく収納してみてくださいね。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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