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バツイチ男性の本気度の見極め方!結婚する気がないバツイチ彼氏とは

初婚でも再婚でも、なかなか今どきの男性は結婚を切り出してくれないこともあります。そうなると本当に結婚する気があるのか不安になってしまいます。そこで、今回の記事では、どういうバツイチ男性が結婚に対して真剣なのか、実例と共に紹介していきます。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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<目次>
 

初婚、またはバツイチ彼氏の「結婚本気度」を見極めたい女たち

バツイチ男性の本気度の見極め方!結婚する気がないバツイチ彼氏とは

バツイチの彼、本当に結婚する気はあるの?悩む女性たち

初婚でもバツイチでも、彼が本気で結婚したいと考えているのかどうかは、女性にとって重要な問題です。「もし彼が本気ならこのまま付き合うけれど、結婚する気がないなら別れる」という潔い考えの女性も少なくありません。理由としては、やはり「妊娠や出産」があります。平均出産年齢が上がっているとはいえ、一定以上の年齢になるとリスクが高まるもの。子どもが欲しいと考えている女性が結婚を急ぐのは当然のことかもしれません。

また、経済的な面でも結婚をしたいと思う女性は少なくありません。収入が少なく、今の生活が大変な場合、老後への不安は半端ではありません。そうなると、結婚をしてダブルインカムになれば、少しでも貯金を増やせます。記事『早婚のメリット......子どもと仕事、年齢について』でも申し上げたように、30歳までに子どもを持てば、子どもにお金がかかるのは50歳を少し超えるまで。その後は、自分たちの老後の資金を作る時間に充てられます。独身貴族という言葉もありますが、例え収入が安定していても、家庭を持たないと将来への備えについて真剣に考えていなかったりするものです。
 

男性の中でも「困っている」人は早い結婚を望んでいる

このように女性にとって結婚はいろいろな意味でメリットがあると考えます。一方、男性はどうでしょうか。

世の中、結婚を焦らない男性ばかりか、というとそうでもなく、早く結婚したがる男性もいます。それは簡単に言うと「今、困っている男性」です。実際のエピソードを見てみましょう。
 

バツイチの女性……再婚したら人生を楽しみたいと願うA子さん

50歳・会社員のA子さん(女性)は、50代の男性とお見合いをしました。

するとその場で男性から「いつから一緒に住めますか?」と言われたそうです。ひと目ボレ?と思いきや、「こっちは待ってるんですよね。親父が腰を傷めちゃって、おふくろも足が悪いから。一日も早く来てもらって、果樹園を手伝ってもらわないと……」と言うのです。

彼の実家は果樹園を営んでいました。プロフィールには必ずしも家業を継いでくれる人でなくてもいいと書いてあったのに、すでにA子さんが果樹園で働くことが決まっているような口ぶりです。A子さんも働いているので、結婚退職するにしても段取りが必要ですし、お手伝いさん欲しさに結婚するような彼の態度には納得がいきません。お見合いをさっさと切り上げて、結婚相談所に直行するなり「お断りします!」と叫んだほどでした……。

A子さんがここまで憤ったのには、彼女なりの事情もありました。子どもが小さい頃に離婚をし、女手ひとつで育てあげた今、「もう一度恋をして、甘い新婚生活を送りたい」と思って婚活を始めたのです。これから子どもを産む年齢でもないので、新しいパートナーとはショッピングに行ったり旅行に行ったりして、もっと人生を楽しみたいと思っていたのです。

本来、その男性も自分勝手なタイプではなかったのですが、あまりにも困ってしまって「つい自分の都合を優先しすぎてしまった」と反省していました。実際、果樹園の仕事だけではなく、親の面倒もひとりで見なければならない状況になって、とても困っていたとのこと。これが本質なのです。

破談になった例ではありますが、ひとりで困ってしまい、家庭のことを手伝ってほしいと思うと結婚を急ぐ男性は少なくないというひとつの例にはなるでしょう。
 

バツイチの男性……子どもがいると再婚を真剣に考える

続いて、奥さんが幼子を置いて出て行ってしまい、ひとりで子どもを育てることになったB男さんの例もお伝えしましょう。

元奥さんは家を出る前からネグレクト気味で、子供の世話をほとんどしてくれない人だったそうですが、まったくひとりで仕事と家事、子育てを全部こなすとなると、さらに大変な日々が待っていました。家政婦さんを雇って急場をしのいだものの、この状況を長く続けるのは子どものためにも良くないと気づき、離婚してすぐに婚活を始めます。B男さんは、子連れ再婚であることと一緒に子育てをしてくれる女性を条件に掲げ、「なるべく早く結婚したい」と本気で婚活を進めていき、無事に成婚されました。
 

バツイチの男性……親を安心させたいから結婚を考える

最後に40代の会社員、C介さんの例もお伝えします。彼は、お父さんが余命いくばくもないと知り、慌てて結婚相談所に入会した人でした。20代で一度結婚経験があったものの、若気の至りですぐに離婚をしてしまい、お父さんはそのことを気にかけ、息子の将来を心配していたと言います。ただ、本人はまだ40代だし、いずれ再婚すればいいと思っていたところがあったそうです。

と、マイペースに構えてたもののいざ親が倒れてみると、考えが変わります。「まだ子供を見せることができるできるかもしれない」「子どもは無理でも、お嫁さんを紹介できれば、少しは安心するだろう」と思ったのです。

誰しもずっと心配をかけてきた親に、少しでも親孝行をしたいと思うもの。しかも、それが死というタイムリミットであれば、結婚を急ぐのは当然かもしれません。家庭の事情が絡んでくると、結婚を真剣に考える男性も多くなります。
 

困っていない人は結婚する気がない、再婚を面倒だと思っている

逆に、今の生活に困っていない、現状維持でいいと思っている人は、いくら付き合っても結婚までに時間がかかる傾向にあります。「結婚したら、今のぬるま湯生活を奪われてしまう」と考えていて、それゆえに毛婚することに抵抗があるということでしょう。

よくある例では、親と同居をしていて何でもしてもらっている男性には注意が必要です。家に帰ればご飯は出てくるし、掃除、洗濯といった家事もしなくていいからです。初婚でも再婚でも同じ傾向が見られます。

口では婚活していると言っていても本気度が低く、親に頼まれてしかたなくというタイプもいるので注意が必要でしょう。
 

婚活の仕方で結婚本気度や真剣度がわかる

本気で結婚したいと思っている男性は、婚活にもお金をかける

本気で結婚したいと思っている男性は、婚活にもお金をかける

ただ、結婚相談所に入会をして結婚相手を見つけようとしている人は、前向きで結婚に対して本気度が高いことが多いもの。

結婚相談所はお金がかかるので、それを払ってでも結婚したいということは合コンや婚活パーティー、婚活アプリよりも本気度が高い傾向にあると思います。実際それらには既婚者でも登録ができるものも多々あり、プロフィールにも嘘がつけることがほとんどです。ですから、出会った男性にどういう婚活をしてきたのか聞いてみると、結婚への意識の高さがわかります。

結婚相談所に入って婚活をしている人は、結婚相談所以外で出会ったとしても本気度が高く、もしデートやお付き合いに発展した場合は脈ありである可能性が高い、とも言えるでしょう。

また、再婚希望者の場合は、結婚相談所を利用することで、自分の気持ちを切り替えたという人もいます。離婚の際に感じていた怒りや失望が薄れ、落ち着いた状態になった証拠です。

例えば、浮気をされた人は猜疑心のかたまりになっていて、信頼を勝ち得るまでは時間はかかります。相手から離婚を切り出された人は、基本的に怒っています。でも、結婚相談所に入会しようと思えたということは気持ちが静まり、自分なりに気持ちを切り替えて、学習した証拠です。過去の失敗を自分のものにして、より良い相手と出会いたいと願えるようになり、未来を見つめられるようになったということなのです。
 

婚活で大切なのは、結婚することに焦らないこと

とはいえA子さんの例もあり、結婚相談所に入会をしているからといってイコール結婚相手に最適かどうかはもちろん人それぞれ。そして、相手がどんなことに、どのくらい困っているのかを見極めてみるといいでしょう。

いくら相手が困っていても、それを解決するために自分が大きな犠牲をはらうことになるならば、結婚しない方がいいに決まっています。逆に、相手が困っている内容が、自分では承知できる内容であれば、失敗しない幸せな結婚ができます。

大切なのは、自分も結婚を焦らないということです。時間をかけるべきところには、ちゃんと時間をかけましょう。それが幸せな結婚をするための大切な条件なのです。

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