「光老化」を正しく読めた人は半数以下

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光老化の脅威とは?

突然ですが「光老化」という言葉を知っていますか?なかには、初めて聞いたという人もいるかもしれませんね。昨年、光老化啓発プロジェクト委員会が行った調査によると「光老化(ひかりろうか)」と正しく読めた人は全体のたった40%程度だったという結果が出たそうです。

また、「光老化(ひかりろうか)」という言葉は知っていても、具体的にどのようなことなのかわかっているという人は、まだまだ少ないかもしれません。しかし、光老化は私たちと切っても切れない関係。そこで、今回は「まだまだ知らない……光老化の脅威」についてご紹介します。

そもそも「光老化(ひかりろうか)」ってなに?

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太陽光を無防備に浴びるのは危険

光老化とは、簡単に言えば、太陽光線を無防備に浴びることにより皮膚に現れるしみ、しわ、たるみなどの老化現象のことを言います。そして、症状が悪化すれば皮膚がんになることもあるそうです。

地表に届いている太陽光線は、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)の3種類。そのなかで、光老化に影響を及ぼすのは、紫外線がダントツですが、可視光線の一部であるブルーライトや近赤外線(NIR)も侮れません。
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地表に届く太陽光は3種類

また、太陽光線の中の紫外線には、UVAとUVBがあり、波長が長く肌の奥にまで届くと言われているのがUVA。そのため、シミやシワの原因は、UVAであると長い間言われてきました。

しかし、最近になって、可視光線の一部である“近赤外線”は、なんと肌の奥の真皮まで届くことがわかりました。

肌の奥まで届き、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうため、日焼けやシミはもちろん、しわやたるみまでも引き起してしまうのです。なかでも、たるみに強い影響をあたえるのでは?と考えられています。

確かに、シミやシワは年齢を重ねれば誰にでも出てくる症状。ゆえに、年齢だからとあきらめている女性も多いと思います。しかし、年齢に関係なく紫外線を浴びたことによっても肌老化は起こります。それが「光老化」です。

そして、自然の老化は全体の20%程度で、光老化が約80%。要するに、私たちが感じている老化の大部分は何からかの方法で防ぐことができる「光老化」なのです。

ということは、紫外線を防止すれば、老化を遅らせることができるのでは?年齢が同じなのに、老けて見える人と若く見える人の違いは、この光老化にあるのかもしれませんね。


たるみまでも引き起す「光老化」を防ぐには

光老化の対策で何より重要なのは、紫外線を防止するということ。紫外線の照射量は、真夏の7~8月がピーク。しかし、4~5月にかけて急激に増えます。

そのため5月の照射量は、ほぼピーク時と同じぐらい危険。ゆえに、紫外線対策はすでに必要不可欠なのです。

【5つの光老化対策】
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室内でも紫外線対策は必要

1、室内でも日焼け止めを塗る

昔からシミ、シワの原因と言われていたUVAは波長が長く、窓ガラスも透過するため室内にいても浴びてしまいます。また、近赤外線はさらに波長が長いので室内でも危険。外出する予定がなくて、日焼け止めは塗るようにしましょう。

2、シミ、シワだけでなくたるみの原因になる近赤外線も防止
一般的な日焼け止めは、UVA、UVBをカットしてくれますが、近赤外線はカットしてくれません。そのため、最近では近赤外線防止効果の日焼け止めも発売しています。紫外線が強くなるこれからの季節は、できればそちらを選ぶようにしましょう。

3、頬の高い部分は重ね塗り
日焼け止めの紫外線防止効果を十分に実感するには、たっぷり塗るのが大切。パッケージに書かれた適量のちょい多めを目安に塗るようにしましょう。ムラなく、顔全体に伸ばすことも大切。手のひらで少しなじませてから、顔全体に塗っていくとムラなく塗ることができます。伸びの良いクリームや乳液タイプがオススメ。できれば、頬の高い部分は最後に重ね塗りするのが良いでしょう。
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頬の高い部分は重ね塗り


4、こまめな塗り直しも必須
一般的に売られている日焼け止めは、朝塗ったら1日中紫外線をカットしてくれるものではありません。おそらく大半の商品の効果は2時間程度が限界。そのため、こまめな塗り直しが必須となります。メイクの上から使えるパウダーやスプレーを携帯するように心掛けましょう。ただし、これらのタイプはあくまでも塗り直しなどの補助的な使用に。

5、下地とファンデーションのSPF/PAは足すことはできない!

下地がSPF30/PA++、ファンデーションがSPF40/PA+++を塗っているのだから、合計してSPF70/PA+++++の効果があると思っている人もいるそうですが、これらの数値を足すことはできません。この場合であれば、あくまでファンデーションの数値の効果しか得られないということを覚えておきましょう。

ちなみに、紫外線量のピークを迎える真夏は、「SPF50+/PA++++」といった効果の高いものを、少し厚いかな?と感じるくらいに塗るようにしましょう。ただし、汗や水に強いウオータープルーフものは、落とす時に強くこすりがちなので注意が必要です。
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薄手の上着も上手に活用


日焼け止めは、もはや女性だけではなく、男性や子供たちにも必要不可欠。また、女性もしわやたるみをさらに防止するために、外出時には紫外線や近赤外線をカットする眼鏡やサングラス、帽子や日傘も忘れずに。

長袖の薄手の上着も効果的です。最近は、近赤外線を防止する衣類も発売していて、それらは皮膚の温度の上昇を抑えてくれるので清涼感というメリットもあり。色々なものを上手に活用して、光老化対策を行っていきましょう。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。