顔のうぶ毛・ムダ毛剃りで重要な「カミソリ選び」

顔のムダ毛を剃る際のポイントは?

顔のムダ毛を剃る際のポイントは?

口や眉まわりのムダ毛や顔全体のうぶ毛を剃るときに、もっとも大切にしたいのが「カミソリの選び方」。これを間違えると、思っていた以上に肌を傷つけてしまい、繰り返しているとシミの原因にも。

そこで、肌をできるだけ守りながら行う顔のうぶ毛・ムダ毛剃りの方法とカミソリの選び方を、専門家とカミソリメーカーの方にお聞きしました。

顔を剃るときには、ガードつきL型カミソリを選ぶべし

さて、みなさん。ここにあるのは何か知っていますか?
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顔用カミソリ。このヘッドをアップにすると……(プリティー 敏感肌用フェイスL /貝印)




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上の写真のカミソリのヘッドをアップにした写真。星印の先にあるものは何?


これは「ガード」です。

「カミソリには、ガードがあるタイプとないタイプがあります」とは、貝印の高多杏子さん。

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上がガードなし。下がガードあり。


では、このガード、何のためにあるのでしょうか?

「刃だけで剃ると、毛を深く剃ることができます。しかし、その分、力加減によっては肌を傷つけてしまうリスクが高くなります。そこで、肌あたりをソフトにするために、フェイス用カミソリは刃にガードをつけているものが主流となっています」(高多さん)

刃を当てたときに肌が凹みますが、この凹みが大きいと深く剃ることになるのですが、ガードがあることで凹みをやわらげることができ(下のイラスト参照)、肌あたりがソフトなります。

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ガードには、刃を当てたときに起こる肌表面の凹凸を軽減する働きがあります。

「ガードのない刃で剃ることに慣れている方は、上手に顔の毛を剃っていくことができます。しかし、どうしても力を入れてしまいがちな人が顔の毛を剃るときは、ガードつきのL型カミソリをおすすめします」(高多さん)

さらに、ガードとガードの間隔が狭いほうがより肌あたりはやさしくなるそうです。

「買うときはガードとガードの間隔の確認も忘れずに。とくに、敏感肌の人は間隔が狭いタイプをおすすめします。また、剃る部分に合わせて、カミソリの刃の長さを選ぶと、より剃りやすくなります。たとえば、眉毛の形を整えたいときは、刃の長さが短めでコンパクトなタイプを使うと、少しずつ形をていねいに作っていくことができます」(高多さん)
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カミソリの刃の長さ、ガードとガードの間隔もいろいろ。用途に合わせて、選びましょう。上から刃の長さ32mm、22mm、20mm、7mm(プリティー フェイスL、アイブロー、スリムL。プチアイブローレザー/貝印)。

顔の毛を剃るときは、皮膚を引っ張りながら上から下へ

顔の毛を剃るときに気を付けるべきことは?

顔の毛を剃るときに気を付けるべきことは?

では、実際に顔の毛を剃るときは、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。老舗理容サロン「銀座マツナガ」の浅野茂喜さんは、以下の3つが大切だと言います。

 1 先に保湿用のクリームや乳液を塗っておく
肌とカミソリの間のクッションとなるような、保湿用のクリームや乳液を先に肌に塗っておくようにします。何も塗らず、乾燥している肌の上からカミソリで毛を剃っていると、角質を落としすぎてしまい、肌を傷つけたり、より乾燥を招いてしまったりする可能性が高くなります。

2 手で皮膚を引っ張りながら剃る
皮膚に凹凸があると、カミソリが強く当たる部分が出てきて、皮膚を傷つけてしまうことがあります。そこで、カミソリを持っていないほうの手で、皮膚を軽く引っ張って、できるだけ凹凸がない状態にしながら毛を剃っていくようにします。

3 上から下へ剃る

ほとんどの毛は上から下に生えているので、生えている方向へ向かって毛を剃っていきます。「逆剃り」といって、毛が生えている方向と反対の方向から剃る方法もあります。なかには深剃りができるからといって好んで逆剃りをする人もいますが、肌への負担は大きくなります。

顔のうぶ毛の剃り方

顔のうぶ毛については、理容室で剃る人が増えているようです。

「うぶ毛を剃ると、肌色が明るくなると喜ばれるお客様が多いです。実際に透明感がでてきます。うぶ毛を剃るときに、古い角質も一緒に取り除くことができるからだと思います」と浅野さん。

「結果が目に見えるので、1~2ヶ月後リピートされる方がたくさんいらっしゃいます。細かい毛まで剃るため、うぶ毛にファンデーションが溜まってムラになることを防ぎ、より肌をきれいに見せることができるようです」(浅野さん)

顔のうぶ毛剃りは、自分でもできるのでしょうか?

「ガードつきのL字型カミソリの、できるだけガード部分の間隔が狭いタイプを選び、少し時間をかけてていねいに剃っていくことができれば、自分でもきれいに仕上げることができます」(浅野さん)

そこで、浅野さんがおすすめする、顔のうぶ毛剃りの手順は以下です。

ポイントは、同じ場所を何度も剃ると肌へのダメージが大きくなるため、一回で剃り終えるようにすることです。剃る前は保湿クリームや乳液を塗り、カミソリは持ちやすい持ち方にします。終わったあとは、必ずクリームや乳液で保湿することを忘れずに。

1 額

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自然な仕上がりにするため、髪の生え際を1cmほど残して、額の輪郭を剃ります。次に、眉に向かって上から下に剃ります。このとき、眉の上は1cmほど残します。

2 眉の下

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眉の下を上から下に向かって剃ります。

3 頬

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目の下の頬骨あたりを、内側から外側に向かって1回剃ります。あとは、上から下に向かって剃ります。こめかみ部分は、髪の生え際を1cmほど残して、上から下に向かって剃ります。

4 鼻・口

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鼻筋は上から下へ向かって剃ります。小鼻は横に倒しながら、鼻の丸みに沿って上から下に向かって剃ります。鼻の下は唇に向かって上から下へ剃ります。口角のあたりは、外側から内側に向かって剃ります。

5 フェイスライン

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フェイスラインも上から下に向かって剃ります。あごやあごの裏側も、上から下に向かって剃ります。


「昔は女性のしつけの一つとして顔剃りをしていたということが、大正時代の本に書かれていました。江戸時代の浮世絵にも眉の下にカミソリを当てている女性の絵があります。顔の毛を剃ることは、昔から女性の関心事であったのかもしれません」と高多さん。

カミソリも進化しています。カミソリの選び方次第でも肌への負担が変わってくることを忘れずに、顔の毛を剃るときは、上手にカミソリを選び、プロのテクニックを参考にしながら、行うようにしましょう。


取材協力/貝印、銀座マツナガ

貝印  http://www.kai-group.com
銀座マツナガ http://www.ginzamatsunaga.com


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。