筋トレ・筋肉トレーニング/ストレッチ・エクササイズ

股関節の可動域を広げるストレッチ!身体を健康に保つ方法

股関節の可動域が狭くなると、ひざや腰、足首など他の部位に負担がかかりやすくなります。いくら筋トレを一生懸命やっても、体に負担がかかっては意味がありません。股関節の可動域を広げるストレッチを通じて股関節を気持ちよくほぐしていきましょう。

森 俊憲

執筆者:森 俊憲

筋トレ・筋肉トレーニングガイド

股関節が硬くなるとどうなる? ストレッチのメリットは?

体が持っている力を正しく発揮するために、股関節の可動域を広くしよう!

体が持っている力を正しく発揮するために、股関節を柔らかくしておこう!


股関節周辺が硬くなり、筋力が弱っている人が多く見受けられます。畳からフローリングに、和式のトイレから様式のトイレへと日本人のライフスタイルが変化し、股関節を動かす機会が減りつつあるのもその一因です。

股関節の動きが悪くなると、腰やひざの動きによってカバーすることになり、腰痛やひざ関節痛の遠因になることがあります。体を強くしようとトレーニングを一生懸命行っても、体が硬いままでは逆に体に負担をかけてしまうことも起こり得るのです。股関節の柔軟性を高めるためには
 
  • ストレッチで可動域を広げる
  • トレーニングで股関節周りを鍛える

という2ステップが必要になります。体が持っている力を正しく発揮できるよう、股関節の周辺をほぐし、鍛えておくことはとても大切です。今回は、初心者にも取り組みやすい股関節のストレッチをご紹介します。お風呂あがりや、トレーニング前に取り組んでみて下さい。
   
<目次>
 

左右の可動域を広げる「股関節のストレッチ」

代表的な股関節ストレッチといえば、やはり開脚。その際、お尻の下にクッションなどを敷いて少し高さを出すことで、腰への負担を軽減し、自分にとっての「気持ちが良い」加減を見極めながらストレッチをすることができます。ゆっくりと呼吸をしながら、ほぐしていきましょう。
 
ストレッチの際、クッションなどをお尻の下に敷いて、高さを出すとよい

ストレッチの際、クッションなどをお尻の下に敷いて、高さを出すとよい

 
STEP1

STEP1

1.少し高さのあるもの(クッション、タオル、本など)の上に座る。

 
STEP2

STEP2

2.無理のない範囲で開脚する。
 
STEP3

STEP3

3.息を吐きながら、ゆっくりとおへそを床に近づけるように上体を倒して、15秒間キープ。勢いや反動をつけないように注意する。

■ポイント
  • 1日3回実施が目安。
  • ひざが曲がらないように注意する。
 

前後の可動域を広げる「ストライド」

続いて、足を前後に開いて、股関節の可動域を広げていきましょう。
 
STEP1

STEP1

1.右足を一歩前に出し、両手を前の足の横に置き、股関節をゆるめる。
 
STEP2

STEP2

2.左足を後ろに伸ばし、ひざは自然に曲げる。息を吐きながら、重心を前方にスライドさせ、肩を下げ、胸を張って股関節を床に押し付けるようなイメージで5秒~10秒キープする。反対側も同様に動作する。

■ポイント
  • 左右各5回を目安に実践する。
  • ひざが外に広がらないように注意しながら、「ゆっくり伸ばす→ゆるめる」という動作を繰り返す。

ストレッチと合わせて、スクワットなどを通じて股関節周りの筋肉を鍛えることで、股関節の柔軟性アップにつながります。怠りがちな股関節ケアを、意識的に実践してみて下さい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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