犬にじゃがいもを与えて大丈夫?

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犬にじゃがいもを食べさせる時に注意したいことがあります


じゃがいもは犬に食べさせることができる食材ですが、毒が含まれることがあるので調理には注意が必要です。犬の健康に期待できるじゃがいもの栄養素のこと、犬の病気や薬との相性など具体的にお伝えします。


<INDEX>
  1. 加熱したじゃがいもは犬に食べさせて大丈夫!生で食べさせることは避けて
  2. じゃがいもは体にとって大切なエネルギー源になる
  3. じゃがいもの芽を食べると胃腸障害が出ることも。食物アレルギーが起きないわけではない
  4. 犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安
  5. じゃがいもの加工品は犬の健康に良くない食材が含まれることが多いので与えないこと


加熱したじゃがいもは犬に食べさせて大丈夫!生で食べさせることは避けて

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生のじゃがいもを食べさせることは避けましょう


じゃがいもは犬に食べさせることができる食材のひとつです。犬は基本的に甘味を好むので、素材の甘みを感じるいも類は犬の食いつきが良い傾向があります。

生のいも類・穀類は消化しにくい性質のため、必ず柔らかくなるまで加熱してから犬に与えるようにしてください。男爵いも、メークイン、新じゃがいもなど、一般的な品種であれば犬に与えても大丈夫です。

ただし、じゃがいもの芽、緑色の部分、傷のついた部分には天然毒素のソラニンやチャコニンが含まれています。中毒を起こす可能性があるので、その周りもしっかりと取り除いてから調理するようにしましょう。加熱しても毒性に変化はないので注意してください。

じゃがいもの皮は、多少混ざり込むぶんにはあまり気にしないでも大丈夫ですが、ソラニンやチャコニンは、特に皮の近くに多いとされています。皮をむくと緑色になっていることもあるので、よく確認してから判断するようにしてください。


じゃがいもは体にとって大切なエネルギー源になる

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じゃがいもを食べると健康に期待できることは?


犬がじゃがいもを食べた時の健康への働きについて、具体的な研究結果は存在していないようですがじゃがいもに含まれる栄養素をもとに、健康に期待できることを2つご紹介します。

1:脳や体の大切なエネルギー源
じゃがいもには糖質が含まれています。糖質は脳や赤血球に必要なエネルギー源です。糖質が不足すると体を構成しているタンパク質や脂肪が分解されてエネルギーとして使われるため、筋肉量の減少や免疫機能の低下といったことが起こることがあります。

ただし、糖質は摂りすぎると脂肪になって蓄えられていくので、犬が食べたがるだけ与えるといったことはしないようにしてください。

2:ダイエット中の犬のおやつに

太りやすいイメージが持たれることの多いじゃがいもですが、100gあたりのエネルギー(カロリー)と糖質の量は、同じいも類のさつまいもの約1/2の量なので、同じ分量を食べても低カロリーにおさえることができます。

食後の血糖値の上昇レベルをあらわす”GI値”(※)において、茹でたじゃがいもは低GI食品のため、こちらの視点からもダイエット中の犬におすすめの食材です。”太りにくい特徴のある食材”ではありますが、”痩せる食材”ではないので混同しないようにしてください。

(※GI値:グリセミック・インデックス値。食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までの血液中の糖濃度を計った値のこと。人間に対する調査結果ではありますが、低GI値の食品が肥満や2型糖尿病の発症リスクを減らすといわれている。)


じゃがいもの芽を食べると胃腸障害が出ることも。食物アレルギーが起きないわけではない

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じゃがいもと犬の病気や薬、アレルギーとの関連性は?


どのような食材でも、良い面と良くない面を持ち合わせています。じゃがいもを避けた方がいい犬はいるのか、じゃがいもと相性の悪い薬はあるのか、飼い主としては気になるところ。犬の食生活・健康管理の講座も開催している獣医師の丸田香緒里先生(Animal Life Partner代表)にお伺いしました。

「犬は肉食動物から雑食動物へと食性が変わったため、炭水化物(糖質と食物繊維)の消化があまり得意ではありません。ですが、じゃがいもは野菜の中でも食物繊維の含有量が比較的少なく、その量はさつまいもの約1/2のため、犬にとって消化がしやすい食材のひとつです。胃腸が弱っている時にじゃがいもと肉類を茹でてスープ状にしたものを与えてみることもおすすめです。

じゃがいもの芽や緑色になった部分に含まれるソラニンやチャコニンといった毒素は、どれくらいの量を摂取すると中毒を起こすといったデータはありません。ですが、胃腸障害を起こす可能性があるので、与えないようにしましょう。

万が一、犬が食べてしまった場合に緊急の処置が必要とまではいきませんが、下痢や吐き気といった胃腸症状が出た場合には動物病院を受診するようにしましょう。

じゃがいもはドッグフードにあまり使われていないため、アレルギーを起こしにくい食材と言われることがありますが、アレルギーを起こさないわけではありません。初めて与える場合は、犬の体調に変化がないか様子を見るようにしてください。

じゃがいもを控えたほうがいい犬の病気や、飲み合わせの悪い薬などの情報は現段階ではありません。」



犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安

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上記の表を参考にして、与えすぎないように注意してください。食物アレルギーはどのような食材でも反応する可能性があります。初めての食材を与える時は必ず少量ずつ与え、体調に変化がないか様子を見てくださいね。


じゃがいもの加工品は犬の健康に良くない食材が含まれることが多いので与えないこと

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味付けのされているポテトチップスやフライドポテトは犬には食べさせないで!


じゃがいもを加工した身近な食品を犬に食べさせることはおすすめできません。その理由を把握しておきましょう。

・フライドポテト、ハッシュドポテト、ポテトチップス
過剰な油、塩分や香辛料が犬の健康を害す可能性があります。添えられたケチャップやソースにはネギ類やニンニクなど、犬の命にかかわる食材が隠れていることがあるので絶対に与えないようにしてください。
冷凍食品やファストフード店のフライドポテトやハッシュドポテト、じゃがいもを主原料にしたスナック菓子も犬に与えないように注意しましょう。

・お惣菜のポテトサラダ
人間が食べるために作られたポテトサラダには、玉ねぎや香辛料など、犬の健康に悪影響のある食材が含まれている可能性が高いので、絶対に食べさせないでください。


犬にじゃがいもを食べさせても大丈夫?まとめ

  • じゃがいもを犬に与えるときは必ず加熱する
  • 芽や緑色の部分は胃腸症状を起こす可能性があるので必ず取り除く
  • エネルギー源やダイエットのサポート食材として期待できる
  • ポテトチップス、ポテトサラダなどの加工品は犬に食べさせないようにする


【執筆協力】
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丸田香緒里 獣医師

丸田香緒里 獣医師(Animal Life Partner 代表)
日本大学卒。動物病院勤務後、飼い主様にもっと近い存在になりたいと思い「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士など様々な資格を取得し、病院での診療や往診の他、セミナー講師やカウンセリング、企業との製品開発など活動は多岐にわたる。
ホームページ:http://animallifepartner.com/


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