犬と暮らす。それが決まったのならば、次は「どんな犬にしようか?」ということになります。すでに希望の犬種が決まっている場合でも、その前に考えていただきたいこともあります。あなたが希望している犬種は、果たしてあなたに合っているのか? 子犬を選ぶ際、気をつけたいことについてお話しましょう。

犬種特性を知っておくことが大事

ミニチュア・シュナウザーの子犬
犬種や同系列のグループによって、性格や特性が少しずつ違ってくる。自分に合った犬種を。
一口に犬と言っても、そのすべてが同じような性格・気質・特性をもっているわけではありません。公認・未公認犬種を合わせれば、650以上とも、800以上とも言われる犬の種類。各犬種によって、また同系列のグループによって、気質や特性というものは少しずつ変わってきます。

しつけについて相談を受けるトレーナーさんの間でよく言われるのが、「自分が飼っている子の犬種特性などを知らずに飼っている人が意外に多い」という言葉。それらを知らないがために、しつけにてこずったり、世話に手をやくということもあるのです。

犬種特性を知る大きなヒントは、その犬種の歴史。多くの犬種が人間にとって利点となるところ、都合のいい部分を強調、または消すように繁殖が繰り返されてきました。だからこそ、一つの動物種でありながら、これほどの種類が存在するわけです。

たとえば、愛玩目的であれば小型で扱いやすく、性格も穏やかであるように。猟師が打ち落とした鳥を回収させたいのであれば、スタミナもありながら、鳥を襲うことなく傷つけずに持ち帰れるだけのソフトマウスの犬を望んだように。その犬種が、どんな歴史をもち、なんのために作出、または改良されたのか、どんな仕事をしていたのかを知ると、おのずと基本的な気質や特性が浮かび上がってくるものです。