タイで気を付ける病気
タイの私立病院は最新設備が導入され、医療レベルも非常に高い |
■下痢
辛い食事でお腹を壊す人も多いのですが、そのほとんどは数日間で治まるので深刻ではありません。屋台や食堂で食べる場合は、衛生的に問題がありそうな場所は避けましょう。しかし、発熱や嘔吐などの症状もみられるようでしたらすぐ病院へ行って診察を受けてください。
■風邪
意外とタイで風邪をひいてしまう人も多いのです。その理由は強すぎるエアコン。特に汗をかいたあとにエアコンのきいている場所に入ると、体温が急激に下がるので風邪をひきやすくなります。必ず上から羽織れるものを1枚持参しましょう。
■デング熱
ヒトスジシマカなどの蚊で媒介する病気です。高熱が出て体にあざのような斑点が現れることもあります。タイでは比較的多い病気で、治療方法も確立されているので、発症したらすぐに病院へ行きましょう。虫除けスプレーを持参して、蚊に刺されないことが一番の予防策です。
■HIVエイズ
性交渉が主な感染源となる病気です。普通に生活している限り感染することはありません。
■狂犬病
犬に限らず動物に噛まれることで感染するウィルス性の病気です。発病すれば致死率が100%と言われています。予防接種を受けていない場合は、噛まれたあとすぐに病院に行き免疫注射を打ってください。
日本語の通じる私立病院の病室は、まるでホテルのように豪華で快適 |
<関連リンク>
日本語の通じる医療機関(外務省ウェブサイト)
タイはチップの習慣がある
タイ古式マッサージやスパのセラピストの給料は、チップをもらえることが前提となっている |
ホテルで荷物を運んでくればベルボーイには20バーツ(約54円)、ベッドメイキングのスタッフにはベッドに20バーツ(約54円)置いて出かけます。マッサージやスパでは100バーツ(約270円)から200バーツ(約540円)を施術の後に渡します。レストランなら食事にかかった合計金額の10%くらいが相場。最初はチップという習慣に慣れないかもしれませんが、少しのチップで気持ちのよいサービスを受けられるなら、お得ですよ。
喫煙者にはつらいタイの禁煙法
タイでは2008年2月から本格的に喫煙に関する法的取締まりがスタートし、エアコン付きの飲食店やパブ、民間のオフィスが全面禁煙となりました。法律ができても各店舗が喫煙所を設置するための「猶予期間」として2009年1月までは取り締まりは実質行われていませんでしたが、今は罰金を課すなどと厳しくなってきています。禁煙区域で違反をして吸った場合、喫煙者は2,000バーツ(約5,400円)、お店側は20,000バーツ(約54,000円)の罰金が課せられてしまいます。タイはもともとマクドナルドなどのファストフードのレストランや、デパート内のレストランは禁煙という場所が多かったのですが、この法律ができてお酒を出すバーやクラブ、ディスコまで禁煙となりました。喫煙者は日本だけでもなくタイでもますます肩身が狭くなっているようです。