【現地0泊】弾丸日帰りも！LCC「Peach」で行く台湾旅と注意点

LCCのピーチ・アビエーション（以下、Peach）は、国内線と国際線を運航し、日本と台湾を結ぶ路線にも就航しています。

現地0泊の弾丸日帰り台湾旅行は可能！

日本人旅行者に人気が高い台北をはじめ、台湾第2の都市・高雄への便も運航。また、東京（羽田）から台北へ現地0泊の弾丸日帰り旅行も、Peachなら可能です。

Peachに乗って台湾に行く方法、手荷物や搭乗時間などのルール、利用する空港のターミナル情報、有料オプション、キャンペーン情報をはじめ、実際に搭乗した体験レポートも合わせてご紹介します。

Peachが運航する「台湾」路線一覧

Peachは、日本各地の空港から台湾へ、台北の桃園国際空港と高雄国際空港の2都市に就航しています。首都圏からは、東京国際空港（羽田空港）と成田国際空港からの便があります。

■東京（羽田）－台北（桃園）
■東京（成田）ー台北（桃園）
■大阪（関西）ー台北（桃園）／高雄
■名古屋（中部）ー台北（桃園）
■沖縄（那覇）ー台北（桃園）

空港によって、利用ターミナルが、他のLCCと異なる場合があります。ターミナル同士が隣接していない空港もあり、事前に必ず確認してください。

■東京（羽田）・・・第3ターミナル
■東京（成田）・・・第1ターミナル
■大阪（関西）・・・第2ターミナル
■名古屋（中部）・・・第1ターミナル
■沖縄（那覇）・・・国際線ターミナル

搭乗手続き（チェックイン）時間は、Peach国際線は「出発120分前から50分前」までです。

Peach、日本～台湾の航空券価格は？

【2024年10月27日～2025年3月29日搭乗分】
※2024年8月29日現在

■東京（羽田）－台北（桃園）　13,590円～
■東京（成田）－台北（桃園）　9,080円～
■大阪（関西）－台北（桃園）　12,880円～
■大阪（関西）－高雄　16,480円～
■名古屋（中部）－台北（桃園）　14,480円～
■沖縄（那覇）－台北（桃園）　10,790円～

いずれも片道。上記の運賃に、空港施設利用料、発券手数料などが加算されます。燃油サーチャージはありません。

運賃は時期によって変動します。また、キャンペーンの時はさらに安くなることも。キャンペーンの情報はPeach公式サイトからメールマガジンへの登録、FacebookなどのSNSをぜひチェックしましょう。

Peachで予約から搭乗までの流れ

Peachで航空券を予約してから飛行機に乗るまでの流れは、以下の通りです。
 

1. 航空券予約。Web予約ほか、電話、空港カウンターも可（予約手数料必要）
2. 運賃タイプは3つ。手荷物の有無、座席指定などのオプションを選択
3. 支払い。クレジットカード、コンビニ払い、QRコード決済など
4. メールで送られてくる「予約確認書」印刷、または「予約番号」メモ
5. 空港で搭乗手続き。締切時間に注意
6. 受託手荷物がある場合はカウンターへ。なければ保安検査場へ
7. いざ搭乗。空港内は混み合う可能性あり、早めにゲートへ

Peachで航空券を予約する際の注意点

Peachでは、受託手荷物や座席指定、機内食などはすべて「有料」です。機内でブランケットや枕などの貸与もありません。

運賃プランは「ミニマム」「スタンダード」「スタンダードプラス」の3つ。空港のカウンターで預ける手荷物がある、事前座席指定したい場合などは、それらがあらかじめ含まれている運賃プランで先に買うほうがお得です。

また、帰国前に土産が増えそうなら、行きと帰りで違う運賃プランを買うのもおすすめ。受託手荷物は、空港で手続きすると割高になるので注意しましょう。

出発当日の空港で注意すべきことは？

出発当日は、空港へ早めに行くこと。チェックインや搭乗などの締切時間は大手航空会社より早く、少しでも遅れると飛行機に乗ることができません。

Peachでは「国際線チェックインは50分前まで」と決められています。空港での列が長いこともあり、いつでも「早め行動」が肝心です。

機内持ち込み手荷物は「手荷物と身の回り品を合わせて2個、合計7kgまで」と決められています。どの空港でも保安検査の前に量り（スケール）で計測されるなど厳しくチェックされます。いずれの運賃も追加不可です。

なお、Peachでは、台風や大雪などの気象条件、機材整備などによる大幅遅延や欠航の場合、自社便への振替、払い戻しが可能ですが、他社便への振替はできないので注意しましょう。

Peachで弾丸旅！ 現地0泊で台北を楽しめる

Peachでは、羽田、中部－台北線を対象に「弾丸往復運賃」を販売しています。 羽田発着の場合、羽田を早朝に出発して台北へ、そして深夜に帰国します。最大滞在時間は約12時間。往復2万円（※）です。※発券手数料、空港施設利用料など別途支払い

片道ずつ購入するよりお得なのに加え、休みがなかなか取りづらいけれど海外に行きたい人などに好評です。販売期間、搭乗期間、適用曜日、適用除外日など注意。

予約はPeach公式サイトの専用ページのみです。

【羽田－台北便の運航スケジュール】
東京（羽田）→台北（桃園）　MM859　5：45→8：55
台北（桃園）→東京（羽田）　MM858　20：55→0：55（＋1）
※2024年10月27日～2025年3月29日搭乗分

Peachで定番人気「台北」に行こう

いざ、Peachに乗って台北へ。筆者が今回利用したのは、MM23便の大阪（関西）発台北（桃園）行きです。

朝7時台出発なので、関西空港到着は6時前がベスト。第2ターミナルに直接到着する空港リムジンバスが便利です。なお、鉄道利用の場合、隣接するエアロプラザから連絡バス（無料）で向かいます。バスは所要10分ほど、ただ時間がそれ以上かかることもあるので要注意。 関西空港の第2ターミナルは、国内線と国際線で建物が異なります。搭乗手続き後、保安検査と出国審査を通過して搭乗ゲートへ。

出国エリアには、ウォークスルー型の免税店や土産店、カフェなどあるものの、第1ターミナルよりかなり少なめ。搭乗ゲートを通り、飛行機へ徒歩で向かいます。 大阪から台北の飛行時間は約3時間。機内食などはすべて有料です。朝が早かったため、少し眠っていたら、あっという間に台湾へ近づいていました。なお、羽田／成田－台北は所要約4時間。 台湾の台北・桃園空港の第1ターミナルに到着。台北中心部へ向かうには「空港MRT」が便利で、台北駅まで各駅に止まる各停車のほか、直達車（快速）だと約30分強で着きます。郊外などへは以前からあるリムジンバスも利用できます。

台北は見どころ多々、MRTは交通系ICカードが便利

桃園空港から台北中心部は、以前はリムジンバスが主流でしたが、台北駅まで行くなら空港MRTが、もし台湾が初めてでも便利。なお、現在もリムジンバスはあり、台北駅以外の場所へ行く場合に利便性が高いです。 空港MRTは、途中に通る新北市、高鉄桃園駅とも直結しています。桃園空港に着くと、空港MRTの案内表示が至る所にあります。台北の交通系ICカード「悠遊カード」（EASY CARD）があれば、台北市内を地下鉄やバスで巡るのにとても便利なので、駅でまず手に入れましょう。

台北には、「台北101」や夜市、郊外の「故宮博物院」などの定番観光スポット、小籠包などの台北グルメ、茶芸館やおしゃれなカフェなど、見どころがたくさんあります。0泊の弾丸旅ではもったいなく、台北を存分に楽しむなら最低2泊は必要。 もし、台北0泊弾丸旅の場合、事前にしっかりリサーチし、とにかく行きたい場所をピンポイントで巡りましょう。数日滞在なら、現地で情報収集するのもおすすめです。

Peachで台湾第2の都市「高雄」と台湾新幹線

Peachは、台北便に加え、高雄便もあります。

高雄は台湾南部最大の国際港湾都市。冬でも温暖な熱帯気候、近代的な街並みなど、日本人に人気の旅行先です。台北と高雄、両方の都市を楽しめるのも、Peachならでは。

台北から高雄まで、台湾高速鐵路（以下、台湾新幹線）を利用すると、最短約1時間半で行くことができます。台湾新幹線の本数は多く、高雄のほか途中の台中や台南などに行くにも便利です。 筆者は、台北から高雄まで台北新幹線を利用。新幹線の切符は、駅の窓口や自動券売機のほか、インターネットでも可。予約から購入まで日本語ページもあり、買うのは簡単です。

台湾新幹線の車両「700T」は、日本の新幹線にもある700系をベースに開発され、その乗り心地は快適でした。高雄では市内北部の左営駅に到着。地下鉄KRT（高雄捷運）の駅が隣接しています。 高雄には、湖畔に極彩色の不思議な建造物が点在する「蓮池潭風景区」、台湾の西湖といわれる美しい「澄清湖」が有名。

その他、高雄の夜市といえば「西合路」、百貨店が集まるモダンな商業地区「三多商圏」、高雄の街並みが一望できる「74観景台」、イタリア人芸術家が制作した4500枚ものステンドガラスが見ものの「KRT美麗島駅」など、見どころが多くあります。 台北とは異なる食文化がある、高雄のグルメも人気です。

港町ならではの海鮮料理をはじめ、定番の名物「牛肉麺」、台湾の国民魚ともいわれる虱目魚を使ったサバヒー粥、フルーツ盛りだくさんのかき氷など。特に、気軽に楽しめる庶民的なグルメが多いのも、高雄ならでは。 高雄空港は、高雄中心部より南にあります。KTR高雄国際空港駅に隣接していて便利。国際線と国内線で、ターミナルの場所が異なるので注意。

到着階（1階）にコンビニエンスストアやカフェなどあり、国際線の出発エリアにはカウンターが並んでいます。出国後エリアには免税店なども。

台湾への旅行を、リーズナブルかつ気軽に。台北そして高雄と、台湾2都市に就航するLCCのPeachに乗って、ぜひ満喫してください。

※記事の情報は2024年12月現在

＜参考＞
Peach （ピーチ）

＜関連記事＞
台湾行きのLCC徹底比較＆賢い利用方法
台北の観光スポット・名所おすすめ10選

※バニラエア運航終了（2019年10月26日）を受け、Peachとバニラエアは統合しました。最新情報は公式サイトからご確認をお願いします
バニラエア公式サイト：https://www.vanilla-air.com/jp/
Peach公式サイト：https://www.flypeach.com/pc/jp